トップメッセージ
『テラマック』は、植物由来のポリマーからなるバイオマス素材であり、最終的にはCO2と水に分解され、その後植物に吸収されて、再び『テラマック』になります。現在、『テラマック』はポリ乳酸(Nature Works社、Ingeo)を用いています。『テラマック』の用途は包装フィルム、食品容器、ティーバッグ、浴用タオル、土木資材、電子機器部品など、生活の全般をカバーしつつあります。なかでも、ポリ乳酸由来の製品として世界で初めてユニチカが開発した耐熱発泡容器・耐熱食品容器は、熱湯注入や電子レンジでの加熱にも耐えることから、世界的に注目されています。また、耐久性や耐熱性の点で厳しいスペックが要求される携帯電話の筐体や、難燃性も要求されるデジタル複合機のパーツにも採用されています。最近では耐熱グレードの射出成形用樹脂を開発し、ヘルスメーターの本体外装などに採用されています。
2011年5月より、ユニチカオンラインショップで、カーボンオフセット付のテラマック使用製品の販売を始めました。原料調達から製造、物流、廃棄までで発生するCO2の排出量を把握し、削減努力だけでは対応しきれないCO2を、森林吸収源プロジェクトから創出された排出権を用いて埋め合わせすることで相殺(オフセット)します。
ユニチカはオフセット事業に取り組むことによって温室効果ガス削減に貢献していきたいと考えており、ユーザーの皆さまには『テラマック』を使用したエコ商品にカーボンオフセットを行うことで、さらに環境にやさしい商品をお求めいただけます。
植物の恵みと人の技術から生まれた『テラマック』。地球と人に選ばれる理想の素材を目指しています。


100%植物由来の原料からなるナイロン11『キャストロン』。非食物であるヒマ(唐胡麻)の種子を原料としており、環境負荷の少ないナイロン繊維です。
特性面においても従来のナイロン繊維にはない、その分子構造に起因する優れた耐摩耗性、耐屈曲疲労特性、耐溶剤性、寸法安定性や低温柔軟性を有しています。
また軽量な素材ですので、これらの特徴を生かしてカバン用途など非衣料分野での展開で期待されている注目のバイオマス素材です。

ユニチカは、ポリ乳酸やナイロン11などのバイオマス由来樹脂を用いた製品開発を進める中、CO2を直接固定化できる『ポリ尿素』に注目しています。そして、2011年3月、独立行政法人 産業技術総合研究所コンパクト化学システム研究センターと共同で、CO2とバイオマス由来ジアミンから『ポリ尿素』を製造する技術を開発しました。
このポリ尿素は熱可塑性であり、耐熱性や機械物性、電気絶縁性などにも優れ、既存のポリアミドなどのエンジニアリングプラスチックが使用される用途・分野への利用が期待されます。また、従来の硬化型の尿素樹脂とは異なり、有害物質であるホルマリンを使用しません。100%バイオマス由来かつCO2の固定にも貢献できる、これまでにない究極の環境配慮型素材として、自動車用部品、電気・電子材料用部品、繊維、フィルムなど幅広い用途への展開が期待できます。
飲み終わったペットボトルは、いまや貴重な資源です。ユニチカでは環境保全の一環としてペットボトルのリサイクル化に取り組み、優れた紡糸技術を生かして、『ユニエコロ』を開発しました。従来のポリエステルと同等の風合いや機能性を有し、限りある資源の再利用と地球環境を考えた繊維です。

リサイクルシステム『エコラリー』は、ユニフォーム素材に求められる「原料から回収まで」をサポートする最適なソリューションです。使用後のユニフォームを回収して、反毛再生化し、フェルト素材として、カーペットや自動車の内装材などの新たな製品に生まれ変わらせるリサイクルシステムです。循環型社会の実現、またCO2排出削減に向けて、まさに環境に配慮したシステムといえます。『エコラリー』は環境省「産業廃棄物広域認定制度」の認定を取得しています。
『ユニビーズ』は数ミクロンから数ミリのガラスビーズです。なかでもロードマーキング用ユニビーズは「光の再帰反射効果」を利用して、各種ロードマーキングに使用され、夜間の視認性を上げることにより交通安全に役立っています。建築廃材等のガラスカレットを再資源化したリサイクル製品であり、環境負荷低減に寄与していることから、(財)日本環境協会からエコマークの認定(認定番号 05 131 001号)を受けています。また、地球にやさしいグリーン購入の対象製品として、大阪府知事が認定する「大阪府認定リサイクル製品」(認定番号20-126)にも登録されています。

『セグローバ』は自然環境や景観に配慮した侵食防止シートです。黒原着ポリエステルフィラメントを、一定の空隙と厚みが保持されるよう3D製編し、耐侵食性を高めることに成功しました。シートの表裏層は土砂充填性を考慮し、ハニカム構造としています。『セグローバ』を使用することにより、芝や茅(かや)など植物の耐侵食力を補強することが可能で、堤防法面や河岸の流水による侵食をくい止めます。
また従来のコンクリートブロックマットを使う場合と比較して、CO2排出量を約90%削減する効果が期待できます。『セグローバ』は(財)土木研究センター発行の「侵食防止シートの性能評価証明書 第0001号」を取得しています。

| ● 土壌調査 ● 大気・悪臭調査 |
● 水質・底質調査 ● ダイオキシン類分析 |
● 水道水の分析 ● 放射線量測定 など |
ユニチカ環境技術センターでは、最新の設備と技術力を基盤に、環境調査、測定分析をはじめ、各種産業の基盤となる様々な調査を行っています。放射能汚染問題への対応では有資格者(放射線取扱主任者)を中心に放射線量測定を行っています。土壌調査では、豊富な経験を持つ6名の土壌汚染調査技術管理者を有し、その調査技術に高い信頼を得ています。ダイオキシン類分析では、ISO/IEC17025認定、環境省受注資格審査認定を維持し、毎年3000検体以上の分析を行っています。その他、水質分析(水道水分析では水道GLP取得)、排気ガス分析、悪臭分析、騒音・振動測定、石綿分析、絶縁油中の微量PCB分析など生活環境を守るためのお手伝いをしています。
