ユニチカ株式会社 CSRレポート
トップメッセージ
ユニチカ株式会社
代表取締役社長
当社グループは、将来にわたり持続的に成長する企業を目指し、企業価値の維持・向上のための様々な活動に取り組んでおります。これらの基本は、事業の育成・強化や経営環境の変化に適応し得る事業体質を構築することにありますが、一方でこれら事業に係る活動において企業の社会的責任という側面を強く意識し、ステークホルダーの皆様方との信頼関係の構築を図ることも企業価値の向上のためには必要不可欠であると認識しております。このような考え方に基づき、当社グループは従来からCSRに関する取り組みを積極的に推進しております。
このCSR活動を推進するにあたっては、必要な機能である「環境対応」「コンプライアンス」「内部統制」「製品の安全管理」について、その定義、活動内容、仕組みづくり、運営体制などの整備を図ってきております。また2008年7月には、これら機能を統括し更なる強化を図るべく、新たに「CSR室」を設置、担当役員、専任担当者を選任し推進体制の充実を図っております。その中では、リスクマネジメントの機能も取り込み、様々なリスクに適切かつ迅速に対応できる仕組みを整備するなど、CSRの総合的な運営体制の構築を図っております。
当社グループのこれまでのCSR活動において中核的な位置づけとなるのは、「環境対応」に係る活動であります。21世紀は「環境の世紀」とも言われ、地球温暖化、環境汚染問題など地球環境に対する企業の社会的責任もますます重くなってきておりますが、当社グループにおきましても「暮らしと技術を結ぶことによって社会に貢献する」という経営理念に基づき、グループ事業活動との接点を持たせながら、かねてより「環境」に係る様々な取り組みを進めてまいりました。基本コンセプトとして「資源循環社会」の構築を念頭に置き、環境への負荷低減やリサイクルをテーマとしたゴミ処理・水処理における技術の展開、CO2排出量低減へ貢献し得るポリ乳酸を原料としたバイオプラスチック「テラマック」の素材提供、環境保全のための大気、水質、土壌などの調査・分析から環境アセスメントなどがその一例であります。また、環境マネジメントシステムの国際規格である「ISO14001」の認証取得を当社グループ規模で推進し、本体6事業所並びに主要なグループ会社において認証を取得するとともに、主力工場のユーティリティについては、重油から天然ガスへの燃料転換を継続的に進めており、事業としての活動、事業運営上の活動の両面から環境重視の姿勢を具体化しております。
2009年4月より新たな中期経営三ヵ年計画「改革'11」がスタートしておりますが、その中におきましても、環境配慮型ビジネスとして、「テラマック」事業、環境資材事業、リサイクル関連事業の育成強化を図るなど、経営 ビジョンに掲げる「人々の生活と環境に貢献し、社会的存在感のある企業」を目指しております。今後は、これら取り組みを更に強化・推進し、従前から取り組んでおります「地球環境に配慮した企業活動」をベースとしながら、事業活動全般にわたって、CSRで掲げる具体的な目標の実現に向けた取り組みを一層推進してまいる所存であります。
本レポートが、社会の一員として当社グループが取り組んでいるCSR活動の状況について、ご理解の一助となることを願っております。