トップメッセージ

CSRレポートの発刊にあたって

「暮らしと技術を結ぶことによって社会に貢献する」

「暮らしと技術を結ぶことによって社会に貢献する」は、私たちユニチカグループが掲げている経営理念です。

この「社会への貢献」は、経営理念が作られるずっと以前、当社の前身である尼崎紡績創業当時から、言葉として掲げずとも持ち続けてきた精神であり、現在に至るまで受け継がれ、ユニチカグループ事業活動の根幹をなしています。

尼崎紡績の創業は、廃藩置県に際して録を失った旧藩士の窮乏の救済と、尼崎の地において、新産業を興すことで町勢の活性化を図るためでもありました。

また、創業当初から、社会の要請にお応えしたいとの思いで、時代の流れに呼応した技術開発に努めてきました。

新しい製品やサービスを提供することにより、人々の生活と環境に貢献し、社会的責任を果たすという思想を持ち続けたことで、日本の近代産業誕生の時期には、その基盤を築く一翼を担い、現在では、祖業である繊維事業に加えて、フィルム、樹脂、不織布からなる高分子事業、そして活性炭繊維、ガラス繊維、ガラスビーズからなる機能材料などそれぞれに特長に富んだ業容に変化させ、機能素材メーカーとしてグローバルに事業展開するに至っています。

新中期経営計画

2014年度からスタートした中期経営計画に掲げる成長戦略の早期実現に向け、高分子事業を中心とする機能素材メーカーとしての基盤強化及び低採算事業の構造改革に努めて参りました。

計画していた施策を進め、2015年度には中期経営計画に基づく事業ポートフォリオ改革を概ね完了することができました。

今後は、成長戦略施策に軸足を移し、業績の拡大を目指します。

具体的には、成長事業である高分子事業を中心とした設備投資を更に推し進め、成長市場であるアジア地域での製品供給能力の増強を図るとともに、高付加価値品の開発を加速することで国内外の事業の拡大を目指します。

ユニチカグループは、中期経営計画を着実に実行することにより、企業価値の最大化に取り組み、「新生ユニチカ」として持続的成長を目指していきます。

「ユニチカ行動憲章」と「ユニチカ行動基準」

ユニチカグループでは1998年に役員およびユニチカで働く全ての従業員等が法令・定款・社会規範等を遵守した行動をとるための行動規範として「ユニチカ行動憲章」を制定しました。

「ユニチカ行動憲章」は、企業も社会を構成する一員として、法律や国際ルールを遵守し、社会的良識を持って行動することを宣言し、企業の基本的な在り方である行動姿勢を7項目のスローガンとして示しています。その最初の項目には「社会に有用な財、サービスを環境、安全に十分配慮して開発・提供します。」と、メーカーとして社会的使命を果たすためのもっとも基本となる姿勢を掲げています。

例年、昇格者研修などで取り上げていた「ユニチカ行動憲章」とそのガイドラインである「ユニチカ行動基準」について、2015年度には、改めてグループ全体で内容の再確認を実施するなど、全社を挙げてコンプライアンス徹底の活動を実施しました。

また、国内はもとより、海外における事業の拡大を目指していますが、コンプライアンスの徹底に関しましても、国内・海外を問わず、グループ全一丸となって活動を進めています。

そのため、2015年度中に、海外の全ての関連会社に向けユニチカ行動憲章を配付し、ほぼ全社へのユニチカ行動基準の配布と教育を実施するなど、コンプライアンス意識の向上についても国内・海外を問わずユニチカグループ全体の活動として実施しています。

今後も、コンプライアンスを徹底しながら「暮らしと技術を結ぶことによって社会に貢献する」企業として、皆様からより一層、信頼いただけるよう、全社をあげて活動に取り組んでまいります。

本年のCSRレポートが、ユニチカグループにおける企業の社会的責任に関する取り組みなどについて皆様のご理解を深めていただく一助となることを願っています。

注連 浩行代表取締役社長執行役員
注連 浩行

CSRに関するお問合せはこちら