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杉原正浩 釣行記

長崎県五島でエギング&ルアーフィッシング (2008.10.12〜14)
 

秋の釣りシーズンの最中に長崎県五島へ10月12〜14日まで、釣友の重見さんと冨士川さんの3人でエギングメインに様々な魚釣りを楽しんで来た。深夜の高速を走って佐世保には5時に到着、給油をしてから飲み物は水、お茶、ビールに氷をクーラーに詰め込んで、朝食はいつものチャンポンを食べて腹ごしらえも完了。定刻通り佐世保港からフェリーで渡り、最初ポイントである漁港でエギングタックルをセットする。用意の早い重見さんの我先キャストの一投目、行き成りアオリイカの300gをヒットさせて幸先の良いスタートとなった。今回のだらだらイカ&魚釣りツアーに爆釣の予感が漂い始めた。

私は漁港横の地磯に降りて狙うことにする。シャローのポイントなので最初にセットしたのは、エギエスツー3.5Sピンク/イエローゴールドである。キャストして50cm程フォールさせてからダートさせてから水平ドリフトで誘い、少しカーブフォールさせてからダートと繰り返すが反応が無い。沖に見える岩の周辺、角度を変えて水深がある沖のボトムを攻めても反応が無い。爆釣劇はドコ?である。次に漁港内の堤防へ移動、20mのショートキャストをして底を取り3回ダートさせてフリーフォール、底を取ってポーズを入れてから水面まで一気に連続ダートでエギエスツーを浮かせると狙い通り3杯出て来た。どれも同じようなサイズのため全てにスイッチを入れて総取りを目論むが、余所見をしている間に抱かれてしまった。先ずは500gをヒットさせたが、残りの反応が無くポイントを休ませることにする。重見さんはメタルジグでカマスを連発させて手招きしているため、横で仲間入りをする。メタルジグをキャストして底を取り、小さなアクションを入れてのフォールでボトムから余り離さないように意識するが反応が無い。どうも群れが小さくヒットは単発である。
昼食後は別の漁港へ移動、実績場所なのだが全く気配も無く撃沈。

大きく場所を変えて漁港と地磯のポイントへ移動、ここでは重見さんはヒラスズキ狙いでタックルを変更している。私と冨士川さんはエギングタックルである。防波堤から攻めるが新子の反応しかないため地磯へ移動、しかしワンド内の磯では新子の反応しか無い。ワンドの外側から狙った重見さんは、ヒラスズキのバイトが有ったがフッキングには至らなかったと残念がっている。冨士川さんは向かい風にエギエスツー3.5Nオレンジゴールドをキャストして、200gを2杯ヒットさせて帰って来た。
次の地磯ポイントと漁港は反応が無く、最初の漁港へ夕方の地合には早いが行くことにした。少し高い足場からボトムの変化が多いポイントをチェック、重見さんの一気に浮かせるパターンに連続で反応があり、サイトで300gを連発させた。冨士川さんは私が朝にヒットさせたポイントへ入り、3.5Nピンクゴールドでボトムを丁寧に叩いて狙い通り500gをヒットさせた。青物の反応は無く、夕食に合わせて初日の釣りを終了した。

宿に行って荷物を置いてから汗を流してからは夕食、旅に行って最も楽しみな時間である。刺身はヒラス(ヒラマサ)、鯨の赤みと脂身、ヒラスのカマ焼き、イカフライ、サラダ、酢の物でビールを頂いた。
2日目は朝飯前に青物狙いで漁港へ走り、夜明けからヒラスの10kgクラスの回遊を狙ってルアーをキャスト。しかし私は様子を見るためカマス狙いでウルトラライトタックルを握った。漁港の外側はヒラス狙いの釣り人と沖には漁船、港内はカマス狙いの釣り人と漁船が走り回っていて、これを避けてルアーをキャストしなければならず厄介である。本命の大物は誰のロッドも曲げずに早朝の部は終了した。
宿に戻って朝しっかり食べて、水深がある港へ行く事にした。ここでは冨士川さんは投げ釣りでキス狙い、私と重見さんはエギングである。すぐに重見さんが小型のアオリイカをヒットさせた。横に並ぶとエギを追い掛けて活発な反応を見せるが、ノンキーサイズばかりである。広範囲にチェックして歩くと、砂地にある僅かな岩や捨石の際で反応があり、サイトでヒットさせた。そして沖からボトムを叩いて早目に水面まで浮かせるパターンで良い型が追い掛けて来た。一発で抱かなかったため打ち直すと、横に入った重見さんが素早くキャストして横取りヒット、500gのアオリイカである。

次に少し先の堤防まで2人で行き、ここでも重見さんが即効で小型をヒットさせている。私はメタルジグでボトムから中層までをジャーク&フォールで狙った。そして3キャスト目、水深15mのボトムから中層までジャークさせて浮かせた時にゴンとアタリ。合わせると案外軽くて素直に寄って来る、しかし足元で下へ突っ込む引きを楽しませてシオ(小型のカンパチ)が上がった。その後は連発すると思ったが反応が無く、先にある地磯に入り重見さんが2杯ヒットさせて移動、次にまだ狙っていない漁港へ行った。私と重見さんは防波堤の先端まで目ぼしいポイントを叩きながら動いた。途中で重見さんが10杯近く浮いているのを発見、2人で並んでキャストして私は3.5Nピンク/イエローレッド300g、重見さんも同サイズをヒットさせた。他にも1杯ずつヒットさせて戻ると、冨士川さんは700gを頭に3杯ヒットさせていた。
昼食はお好み焼きと焼きそばで私と重見さんは生ビール、今回は冨士川さん(普段は飲まない人)が居るので強気である。島内での運転手ありがとうさんです。

昼食後は風向きが変わったため地磯を狙いに行くことにした。途中の漁港で私が小型をヒットさせて目的地に到着。重見さんはヒラスズキ狙いで磯を動き回ったが不発に終わった。私と冨士川さんはエギングで左右に分かれて磯に降りた。浅場からチェックして、ワンドの対岸に向けてキャスト。底を取りジャークを4回入れてドリフト気味にカーブフォールを繰り返すと、3度目のフォールでラインが弛むアタリでピンク/イエローレッド300gがヒット。同じポイントへ同じパターンで再度通しても反応が無い、これは群れでは無いようである。角度を変えて別のワンド状のシャローに見えている大きな岩の上にキャスト、水面直下でダートさせてシェードにフォール、次に水面まで連続ダートでエギエスツーを浮かせると2杯出て来た。同じサイズなので1杯抱かせて直ぐに打ち直すが残りは反応しなかった。更に角度を変えて多少水深があるボトムまでフォールさせ、今度はシャクリからカーブフォールに入ると引き込むアタリで500gがヒットした。更に水路状のポイントでは水面直下でエギエスツーをダートさせていると、水面が炸裂してヒラスズキに丸呑みにされてエギを引き千切って行かれた。狙っていると出ずに思いもよらない時に出るものである。

次の地磯では水深があるボトムを3.5Nオレンジマーブルで叩いて500g、その次の地磯ではシャローエリアを3.5Sオレンジシルバーで攻めて500gを獲った。そして最も反応の良い漁港へ夕方の地合狙いで移動。重見さんはファーストキャストで500g、次のキャストで300gと連発、他にも新子は足元の捨石周りからぞろぞろと出てくるが対象外である。冨士川さんはオレンジゴールド200gを獲って2日目の釣りを終了した。

夕食は刺身、酢の物、フライ等でビールを飲んでおやすみでは無く、何と街灯で明るいフェリー乗り場までチョイ夜釣りへ行く事にした。冨士川さんは投げ竿を2本並べて本気モード全開、重見さんはエギングで行き成り500gを捕獲。そして冨士川さんの置き竿にアタリが出てキスの23cmがヒットしてきた。私はエギを数キャストするが反応が無いので、エギを外して天秤を結び仕掛けをセットしてチョイ投げ(と言っても50m以上飛んでいる)。手持ちで引き釣りをすると数m引いた所でブルンブルンと明確なアタリが出た。懐かしいアタリを感じて合わせを入れると、エギングロッドのため結構な引きで上がって来たのは同サイズのキスである。気を良くして次のキャスト、そして同じポイントでアタリが出て連発と思ったがチャリコ、次はネンブツダイのダブルとキスは最初だけだった。重見さんもエギングロッドでのチョイ投げでチャリコとネンブツダイに遊んでもらっている。冨士川さんは同サイズのキス3匹、チャリコに大きくロッドを曲げて期待させたがムギメシとエソのダブルで打ち止めにした。

最終日も朝飯前に青物狙いに出撃、しかし今朝もナブラは遠く誰のロッドも絞り込まれる事は無く日が昇った。しかし港内でのカマスは表層でのチョコチョコアクションのメタルジグに好反応で、30〜35cmであるが重見さんと私は連発を楽しんだ。冨士川さんもキッチリ3.5Nオレンジゴールド500gのアオリイカを上げている。

朝食後の漁港では私と冨士川さんは広く探るが新子の反応のみに終わるが、重見さんは浅場でメタルジグをキャストし続けて、メッキ、マハタ、フエフキダイ、エソを上げて他にも時々ナブラが立ち3回も大物にラインを切られたと悔しいコメント。次のポイントでもシオをヒットさせて魚の種類を増やし、そして何とミノカサゴまで釣り上げてくれた。
移動した地磯では視認性を重視して3.5Sオレンジシルバーをセット、ブレイクの沖まで軽くキャストして底を取り、ショートジャーク〜水平ドリフト〜カーブフォールのパターンで攻めてから、少し沖でエギを水面まで浮かせて反応をチェックすると居た。小型が3杯追いて来ているので、行き成り掛けずに全部のスイッチを入れるようにアピールしてから2杯を抱かせた。漁港では重見さんが400g、300gと締めのアオリイカをヒットさせて、夕方のフェリーで島を後にした。

今回の五島では漁港や地磯からのメタルジグには、シオ、カマス、メッキ、マハタ、フエフキダイ、エソ、ミノカサゴと多彩な魚がヒットした。青物が回遊しているため本命のアオリイカの反応が予想に反して鈍く、キロオーバーは出なかったが魚の反応が無いポイントや浅場では、思い通りに反応するアオリイカのエギングが楽しめた。

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重見さんはファーストキャストで300g
私のスタートは500g
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重見さんがサイトでヒット
冨士川さんはオレンジゴールドで500g
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重見さんに横取りされたアオリイカ
私にジグでシオがヒット
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私にヒットした400g
オレンジシルバーで500g
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重見さんの500g
夜釣りで冨士川さんにキス
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私も夜釣りでキス
ヒットしたカマスとヒットジグ
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重見さんはジグでシオ(カンパチ)
重見さんはエソも
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重見さんが最後はジグでミノカサゴ

 

<今回の使用タックル>
●エギング、ルアー
ロッド コータック コンペティションエギ78
リール ダイワ イグジスト2506
※ハンドルとスプールはスタジオオーシャンマーク製に交換
ライン ユニチカ キャスラインエギングスーパーPEII 210 0.5号
リーダー ユニチカ キャスラインエギングリーダー1.75号 2m
※PEラインとリーダーはノーネームノットで直結
エギ ユニチカ エギエスツー3.5S、3.5N
※エギはブリンソンノットでスナップを使用
ルアー スミス メタルフォーカス18g、28g
ダミキジャパン 闘魂ジグ20g、30g
※PEラインとリーダーはノーネームノットで直結
 リーダーとエギはハングマンズノット(ブリンソンノット)でスナップを使用
●ルアー(青物用)
ロッド スミス スクイッドハーツ84HP
リール ダイワ イグジスト2506
※ハンドルとスプールはスタジオオーシャンマーク製に交換
ライン ユニチカ キャスラインエギングスーパーPEII 210 0.8号
リーダー ユニチカ キャスラインエギングリーダー2.5号 1.5m
ユニチカ アイガーIIIスーパー5号 30cm
※PEラインとリーダーはノーネームノットで直結、
 リーダー同士は電車結びで直結
※PEラインとリーダーはノーネームノットで直結
リーダー同士は電車結びで直結

<この釣行記の一部はスポーツ報知大阪本社版2008年11月5日付に掲載されました。>
<この釣行記の一部は(株)岳洋社 SALT WATER GAME FISHING MAGAZINE 2009年1月号に掲載されました。>

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