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杉原正浩 釣行記

長崎県の対馬での釣行!! (2009.10.13〜15)
 

綺麗な海と美味しい食事、素直に反応してくれるアオリイカ、そして地元の方々のあたたかさが気に入って今年は通っている長崎県の対馬へ、10月13〜15日にエギをシャクリに行って来た。今回は伊丹空港から福岡空港で乗り継いで対馬空港へ降り立った。ソルト系のルアー雑誌「Salty!」の記者と合流、レンタカーでスタートなのだが、いつも通りにスーパーへ行って昼食に弁当と飲み物(取材なので麦系は無し)を買い込んだ。食後から仕事開始である。最初は漁港の護岸されたポイントへ入った。ロッドはいつものコンペ82のブランクに、富士工業から発売されたKガイドをセットした杉原オリジナル仕様のタイプAにリールはイグジスト、ラインはエギングスーパーPEll210の0.5号エギエスツー3.5Nのチャートリュースシルバーをセットした。

潮が引いて浅くなっているのが気になるが、シャローからスタートする。ワンド状の地形で対岸に向けてキャスト、底を取り4回ジャークさせてからカーブフォールのパターンを繰り返し、手前は少し早目に連続ダートさせながら水面までエギを浮かせて、水面で水平ドリフトさせて様子を見るが反応が無い。次は少し角度を変えて同じパターンでチェック、更に少し横に移動してシャクリからのフリーフォールを間に入れてチェックするが反応が無い。対岸まで車を動かしてチェックするが、追い掛けて来る黒い影が見えない。このままではマズイので地磯へ移動、初めてのポイントのため広範囲に探るが、うねりがあり波が足元まで駆け上がってくる。一箇所で粘らずに早い移動で探ると、少し水深があり波が穏やかなポイントで3.5Nピンク/イエローレッドを浮かせた時に追い掛けて来た。水面での水平ドリフトで抱いたのは300gである。しかし単発で後が続かない。その後も目ぼしいポイントを探るが反応が悪く小型のみで初日は終了した。

お楽しみの夕食は刺身がヒラスとアオリイカ、煮付けはアラカブ(ガシラ)、小鍋で焼肉、イカの塩辛、炊き合わせ、白和え、イカのきも和えと他にもあったと思うのに覚えてませんが、生ビールと地焼酎のやまねこは飲んでしまいました。

2日目はKガイドをセットした杉原オリジナル仕様のタイプBのロッドと市販製品と同じガイド設定のタイプCを使用、西岸から東岸と広範囲に違うポイントを狙ってランガン。しかしハズさないポイントが大ハズシでサイズが出ない。漁港の内側の歩道からシャローをチェックすると、ブレイクラインでエギを浮かせるとぞろぞろと出てくる新子3.5Nオリーブレッド連発。別の漁港では沖のウィード帯を狙って3.5Nピンクシルバーでやっぱり新子サイズ。夕方の地合を狙って最後に行った漁港では地元のアングラーが数人居るため期待値が上がる。ここでは浅場から探りを入れ3.5Sピンクシルバーをキャスト、中層から表層を狙うが反応が無い。次は狙いをボトムに変更、3.5Nオレンジレッドを沖へ遠投。底を取り3回ダートさせてフォールさせるとロッドティップを引っ張るアタリ、つい反射的に合わせを入れてしまい空振り。新子っぽいのでそのままフォールさせてボトムでロングステイさせてから3回ダート、そしてカーブフォールさせるとボトム直前にもたれるようなアタリを捉えた。かなり沖で乗ったため引きを楽しんで抜き上げたのは500gのアオリイカだった。これはボトムのパターンと思い連発を狙ったが単発で後が続かず本日の取材終了。

今夜の夕食は刺身がヒラスとサザエ、茹でたワタリガニの大きいのがひとりに一杯、寄せ鍋、クロ(グレ)の煮付け、おでん、もずくの酢の物、イカの塩辛と豪勢な食事で生ビールと勿論やまねこも頂きました。

最終日も朝からサイズ狙いでランガン、最初は浅く海藻が多いエリアからスタート。サイトに持ち込んだ時の視認性を考慮して、3.5Sオレンジ/イエローゴールドをセットした。見えている岩の手前にキャスト、少しフォールさせてからダートさせながら水面まで浮かせてドリフト〜フォール〜ダート〜ドリフト、しかし反応無し。見えている岩場の周辺では反応が無いので、沖の海藻エリアをチェック。ボトムぎりぎりまでフォールさせてからダート、そして中層でドリフトからカーブフォールでツンッとアタリ。しかし相変わらずのサイズである。その後も反応が悪く、今回は何が悪いのか分からないままに終了時間となってしまった。

今回はKガイド仕様のロッド2本と市販製品ガイド仕様の計3本を使い、Kガイド仕様はガイド位置を敢えて市販製品仕様と同じ設定ガイド位置としたため、ベストなセッティングとは言えなかったが、飛距離、絡み、操作性など様々な使用感の検証を含めた実釣取材となった。釣果はさて置きKガイドもベストセッティングが出れば、従来ガイドの設定と比較して軽さで上回るため、今後の展開が楽しみである。


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対馬の海は透明度抜群
まずはピンク/イエローレッドで300g
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新子サイズがオリーブレッドに
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ピンクシルバーにもヒット
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オレンジレッドに乗った500g
オレンジ/イエローゴールドでも
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初日の夕食
2日目の夕食
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越前クラゲが多数見えました

 

<今回の使用タックル>
ロッド コータック コンペティションエギ82改
・タイプA KL+KT仕様
・タイプB KW+KT仕様
・タイプC LC+LDB (市販製品) 仕様
リール ダイワ イグジスト2506×3台
※ハンドルとスプールはスタジオオーシャンマーク製に交換
ライン ユニチカ キャスラインエギングスーパーPEll210 0.5号
リーダー  ユニチカ キャスラインエギングリーダー1.75号 2m
エギ   ユニチカ エギエスツー3.5S、3.5N、3.5D
※PEラインとリーダーはノーネームノットで直結
 リーダーとエギはハングマンズノット(ブリンソンノット)でスナップを使用

<この釣行記の一部はスポーツ報知大阪本社版2009年11月19日付に掲載されました。>
<この釣行記の一部は(有)アトリエ・ボイル Salty! 2010年1月号に掲載されました。>


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