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杉原正浩 釣行記

恒例のGW遠征エギング。 長崎県対馬での釣行!! (2009.5.1〜4)
 

恒例のGWエギングに5月1日〜4日の日程で長崎県の対馬へ釣友の藤谷さんと山口さんの3人で行って来た。前日の深夜に集合して夜中の高速道路を走り予定通り福岡に到着、ファミレスでモーニングを食べて博多港から10時のフェリーに乗船、壱岐を経由して定刻の14時40分に対馬の厳原港へ上陸した。

最初は北上して中部の漁港に入った。今回のタックルは新しく入手したロッドのライドライド81Lにリールはイグジスト、ラインはプロトのエギングスーパーPE8の0.6号で、エギングリーダーの1.75号にエギエスツー3.5Nピンクシルバーをセットした。まずは基本通りシャロー狙いで透明度が高い海に見えるブレイク沿いにキャスト、底を取りシャクリからカーブフォール、次は3回ジャークからカーブフォールのパターンで、少し沖目から連続ジャークで浮かせるが反応無し。次は少しディープ側にキャスト、同じパターンから水面までエギを浮かせると後ろに黒い影。水平ドリフトで誘うとアッサリと500gがヒットした。

次の漁港では防波堤で反応が無いため横の地磯を狙った。ベイトは多く早いペースでチェックするが反応が無い。しばらく歩いてからやっと反応があり、ブレイクラインから小型が追い掛けて来た。ここで私のオレンジ/イエローマーブル300g、藤谷さんにも同サイズがヒットした。防波堤に戻ってもベイトは多く気になるため、再度狙ってみると状況が変わっていた。藤谷さんのボトム狙いの3.5Dオレンジマーブル800g、続いて山口さんもボトム狙いの3.5Nオレンジレッド900gと連発。最後は私にも来た。3.5Nオレンジ/イエローマーブルを遠投してボトムでステイ、緩いシャクリからフリーフォール気味に落としてボトムステイ、次のアクションの前に聞くと反応が有る。合わせを入れるとロッドが綺麗に曲がった。しかし引きが弱く重いだけで嫌な予感がしたが、浮いたのは1.2kgのアオリイカだった。ここで反応が無くなり初日の釣りは終了した。

本日の民宿に行き汗を流してからはお楽しみの夕食である。ビールのつまみに亀の手の塩茹で、刺身はヨコワ、アジ、マダイ、アオリイカにサザエの壷焼き、ケンサキイカの煮物、フカの煮物、鍋はクロ(グレ)、にぎりずしで満足の夕食であった。

2日目は朝食前のひとシャクリに出発。夕方のポイントに入り藤谷さんは昨日と同じパターンで500gをヒットさせるが、ベイトの量が少なく後が続かないため次の漁港へ移動。しかし地元の方が数人居たものの反応が無く終了。
朝食後は北上して最北端までをランガンの予定で出発した。最初はワンドの奥にあるアマモのエリアで産卵のペアリングをしているアオリイカが多く見えた。殆どのイカは反応しないが産卵を意識していない個体も居る筈で狙ってみた。暫く反応が無かったがやがて山口さんのピンクゴールドのスローチューンに1.5kgがヒット、次はオリーブゴールドのスローチューンに1.3kgもヒットした。私と藤谷さんは地磯から狙ったが小型しかヒットしなかった。
その後は北上するが南寄りの強風で波もありポイントが限定される。何とか風裏の漁港で藤谷さんの3.5Dピンクゴールド900gがボトムでヒット、私も横から狙って3.5Nピンク/イエローレッド500gが来た。ボトムで緩めのジャークからフリーフォールで狙っていると、風で弛んだラインを引っ張る分かり易いアタリであった。次の漁港では私が藻場狙いで3.5Sピンクゴールドのスローチューンでヒットさせた。
そして対馬野生生物保護センターでカメラ目線の天然記念物に指定されたツシマヤマネコを見て、韓国展望台に登って49.5km先の韓国を望むが曇って見えなかったが国境の島を実感。更に天然記念物であるヒトツバタゴの自生地を望んだ。
釣りに戻り地磯から藤谷さんはシャローでヒットさせて本日の釣りを終了した。

2日目と3日目の宿は中部にあり規模が大きな民宿である。風呂で汗を流してお楽しみの夕食であるが、刺身はヒラス(ヒラマサ)とアジとサザエ、クロ(グレ)の煮付け、筍の木の芽和え、ヒジキ、炊き合わせ、クロの鍋、カワハギのから揚げ、ろくべえ(対馬の名物)が出てきて生ビールのペースが上がったのは言うまでも無い。

3日目からはタックルをロッドはいつものコンペ82にリールはイグジスト、ラインはエギングスーパーPE210の0.5号エギングリーダー1.75号のセッティングに変更。朝飯前は山口さんのオレンジゴールド1.3kgがヒットしたが他の二人は手ぶらだった。朝食後は南下してランガンしたが、時折強く雨が降る生憎の天気である。数箇所狙ったものの反応が悪く中部まで戻ることにした。
朝の漁港に着いてすぐに山口さんに500gがヒット。私は今年のニューカラーであるブルーシルバーをキャスト、底を取り二段シャクリからフリーフォール、次も二段シャクリからフリー、そして緩めのダートからカーブフォールでラインが走るアタリで300gがヒット。次はチャートリュースゴールドをキャスト、同じパターンで今度はボトムで触るアタリが出て同サイズと連発した。小型サイズだが2キャスト2ヒットである。頼もしいニューカラーである。防波堤の先端に移動してオリーブゴールドをキャスト、浅場で底まで見えているが実際の水深は3〜5mはある。底を取らずにボトムスレスレから4回ダートさせて水平ドリフトからカーブフォール、次も4回ダートからのドリフトでアタリが出て200gがヒット。次は少し角度を変えてキャスト、同じパターンで早めに浮かせると追い掛けて来たが抱かせられなかった。更に角度を変えてキャスト、底を取り二段シャクリからカーブフォールの2セット目にもたれるアタリで1.0kgがヒット。同じコースに藤谷さんがオリーブマーブルをキャストして400gが来たがここで打ち止め。その後も別の漁港で藤谷さんに600gがヒットして終了した。

今日の夕食も昨日同様に盛り沢山で、刺身はヒラス、ブリにウニ、クロ(グレ)の煮付け、筍の木の芽和え、炊き合わせ、サザエの壷焼き、焼肉、酢の物、天ぷら、肉じゃが、ろくべえ、茶碗蒸しでやっぱり生ビールのペースが上がってしまった。

最終日の朝飯前は体調が悪い山口さんを残して藤谷さんと二人で出掛けた。宿の近くの防波堤で3.5Nオレンジ/イエローシルバーをキャスト、海藻が多いためボトム近くまでフォールさせて最初のシャクリ、それから水平ドリフトさせてカーブフォールのセットを繰り返すとフォールでラインがふけるアタリで600gがヒット。続かないため潮流を利用して3.5Sオリーブゴールドに付け替えて、横に流しながらフォールさせると狙い通りヒット、同じサイズががっちり抱いて来た。ここで時間切れのため朝食に戻る。
最終日は昨日の朝のポイントから細かく探ることにした。山口さんは地磯に、私と藤谷さんは隣の漁港から広がる地磯へと分かれて狙う。先ずは藤谷さんのピンクゴールド600g、離れていた山口さんから1.3kgがヒットしたと連絡があった。そして地磯で藤谷さんに700gがシャロー狙いでヒット。その後も時間の限りランガンするが狙いのビッグサイズは出ずに終わりの時間となった。
今回はデカイカが出なかったものの、漁港のランガンでは誰かにヒットがあり、美味しい料理と綺麗な海で楽しめた対馬だった。


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博多〜壱岐〜対馬間を毎日運行のフェリー
対馬が見えて来た
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藤谷さんのオレンジマーブルに800g
山口さんのオレンジレッドに900g
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私のオレンジイエローマーブルには1.2kg
今回はニューロッドとスーパーPE8も使用した
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サイトで山口さんに1.5kgがヒット
藤谷さんはボトムで900g
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山口さんのオレンジゴールドに1.3kg
私のオリーブゴールドに1.0kg
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地磯で藤谷さんは600g
山口さんのオリーブマーブルに900g
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新色のブルーシルバーにヒット
新色のチャートリュースゴールドにもヒット
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リアス式海岸の中は静かで透明度も高い
急深で透明度が高いポイント
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ツシマヤマネコ
韓国展望所
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天然記念物のヒトツバタゴ
宿の夕食は地魚で満足

 

<今回の使用タックル>
ロッド テイルウォーク ライドライド81L-ti“Silky”
リール ダイワ イグジスト2506
※ハンドルとスプールはスタジオオーシャンマーク製に交換
ライン ユニチカ キャスラインエギングスーパーPE8 0.6号(プロトタイプ)
リーダー ユニチカ キャスラインエギングリーダー1.75号 2m
エギ ユニチカ エギエスツー3.5S、3.5N、3.5D
 
ロッド コータック コンペティションエギ82
リール ダイワ イグジスト2506
※ハンドルとスプールはスタジオオーシャンマーク製に交換
ライン ユニチカ キャスラインエギングスーパーPEII210 0.5号
リーダー  ユニチカ キャスラインエギングリーダー1.75号 2m
エギ   ユニチカ エギエスツー3.5S、3.5N、3.5D
※PEラインとリーダーはノーネームノットで直結
 リーダーとエギはハングマンズノット(ブリンソンノット)でスナップを使用

<この釣行記の一部はスポーツ報知大阪本社版2009年5月15日付に掲載されました。>
<この釣行記の一部は滑x洋社 SALT WATER GAME FISHING MAGAZINE 2009年7月号に掲載されました。>

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