過去の釣行記TOP > エギング釣行記 杉原正浩 2014年12月20日〜22日

釣行記

エギング釣行記 杉原正浩

2014年12月20日〜22日

三重県尾鷲のジギングと和歌山県串本のカワハギ

12月20日(土)~22日(月)に釣友の重見さん、岡村さん、藤田さんと4人で三重県尾鷲市~和歌山県の串本へ釣りと忘年会に行って来た。
出発は道中が積雪と凍結の危険があったため20日の朝で、自宅を5時に出発して高速道路のサービスエリアで待ち合わせ、合流して2台の車で尾鷲市を目指す。
8時頃に尾鷲港に到着すると、今日お世話になる真祐丸の岡船長が準備を整えて待ってくれている。
急いでタックルを準備するが、生憎の雨が降り気温もかなり低い。
天気予報では夕方まで雨は降り続き、風と波も出る様で不安材料がたっぷり(T_T)
実際の尾鷲の当日の天気は雨、1日の降水量は60.5mm、日照時間0時間、最高気温13.6℃、最低気温4.2℃、平均風速2.2m、最大風速は西の風8.7m、最大瞬間風速は西の風13.0mだった。

今日のタックルは、ジギング用がテイルウォークのソルティシェイプのライトジギングC63/120、リールもテイルウォークのエランワイドパワー71BR、ラインはユニベンチャージギングX4の300mの1.5号、リーダーはシルバースレッドミニショックリーダーFCの25lb、ジグはダミキジャパンのバックドロップ160gとスープレックスの160g、200gを用意。

タイラバ用は、ロッドがテイルウォークのタイゲームTZラバーC610ML、リールもテイルウォークのエラン73HR、ラインはユニベンチャージギングX4の200mの0.8号、リーダーはシルバースレッドミニショックリーダーFCの16lbを3m、ダミキジャパンのビッグマウス80g、100gを用意した。

重見さん、岡村さん、藤田さんの3人はジギングタックルをそれぞれ3~5セットをボートに積み込んで8時30分頃に出港、今日はレインウエア―を着て中深海のジギングである。

程無く最初のポイントに到着、漁礁狙いで70m程と思っていたより浅くて良かった。
タイゲームTZにビッグマウスの100gをセットして投入。
他のメンバーは全員スロータイプのジグである。
風が吹いているが船長はボートを立ててくれるため、水深の割にボトムを確実に叩く事が出来てラインも余分出ないので釣りやすい。
程無く私がボトムから5m位巻き上げたところで行き成りゴンッと当たった。
フッキングも決まり船中最初のヒット。
そこそこ引きも強く時々ドラグが滑ってラインを引き出して楽しませてくれたのは・・・・
何とエッソー(-_-;)
暫くして藤田さんにもヒットしたが、これもエッソーでがっかり。

何か所がピンポイントを叩いていると又も藤田さんにヒット。
しかし今度はアヤメカサゴ
更に重見さんにもヒットしたが、小型のドンコみたいな魚で名前を聞いたけど忘れた<(_ _)>

水深が130m~150m程のポイントでタックルは、ライトジギングにスープレックス200gをセットしてボトムをメインに叩きながら、時々レンジを上げてチェックする。
ここで重見さんにヒット。
上がって来たのはクロムツ
そして私にはボトムからスローなシャクリ&フォールの2セット目、2回目のシャクリでハッキリとゴンッとしたアタリ。
フッキングも決まって巻き上げに掛かると、暴力的な引きは無いものの時々強い引きで一瞬手が止まる。
浮いて来たのはチカメキントキであった。

次にヒットさせたのは岡村さんで、魚っぽく無い引きで不安な顔で巻き上げていたのは、何とスルメイカでジグにヒットして来て大笑い。
更に岡村さんが次もヒットさせた。
今度は間違いなく魚の引きがロッドを見ていても分かる。
取り込んだのはマダイであった。

雨は止まずに降り続き風と波があり気温も低く、潮が動かないため魚の活性も低いため、14時過ぎに全員の意見が一致して早上りが決定、港へ戻ることになった。
尾鷲港へ戻り、タックルを片付けて車に積んでコインランドリーへ行き、濡れたレインウエアーや上着類を乾燥機に入れて乾かして、次は夢古道の湯で温泉に入って冷えた体を温めてリフレッシュ。

こんな状況だったので、残念ながら釣りをしている場面やヒットさせた魚の写真を撮る事が出来ませんでしたm(__)m

そして岡船長宅へ行って今日の状況や近況を伺ったりして、18時前に船長と共に5人でタクシーに分乗して出発、本日メイン?の忘年会である。
店に行くと先に船長の仲間が来ていて途中で2人が合流、取り敢えずの生ビールで乾杯。
最初の料理は刺身の盛り合わせで、ブリ、シマアジ、マハタ、ホタテ貝。
ブリとシマアジは脂が乗っていて、マハタも甘い身が美味しくて箸が止まらず、生ビールに続いて焼酎もすすみました。
次は焼き物で私が好きな大アサリ、続いて岡船長が帰港して着岸前に引き上げた篭に入っていた大量のイセエビの半身焼きで、後で聞いたのだがイセエビが大好物の岡村さんは5匹分、藤田さんも3~4匹分は食べていた様で大満足したと言っていた。
更に鍋で食べたブリのしゃぶしゃぶも美味しく、ホタテ貝も焼いて頂きました。

エギング釣行記

刺身盛りはブリ、シマアジ、マハタ、ホタテ貝

エギング釣行記

焼き大アサリ

エギング釣行記

焼きイセエビ

エギング釣行記

鍋はブリしゃぶ

エギング釣行記

焼きホタテ貝

エギング釣行記

左から藤田さん、岡村さん、重見さん、岡船長とお仲間

21日(日)の早朝に尾鷲を出発して南下、熊野までバイパスが通っているので以前より大幅に時間が短縮されて七里ヶ浜で朝日が昇った。
串本に着いたのは8時頃で、朝食は喫茶店のモーニングサービスでした。

エギング釣行記

七里ヶ浜で朝日が昇った

食後に串本の河田フィッシングの河田船長に連絡を取り、串本港に行ってタックルをセッティング。
今日のメインはカワハギとメジロであるが、メジロのナブラは先月に楽しんでから出ていないそうで期待薄ではあるが、もしもに備えてタックルをセットする。

今回もメインとなるカワハギ用のタックルは前回と同じくエギング用を流用して、ロッドがエバーグリーンのスキッドロウ・インペリアル・レスポンスマスター80(ソリッドティップ)のプロト、リールはシマノのBB-XハイパーフォースC3000D Type-G、ラインはキャスラインエギングスーパーPEⅡ210の0.5号、リーダーはエギングリーダーの1.75号といつものボートエギングのセッティング。
これにカワハギ仕掛けとオモリをセットして完成。

そしてタイラバ用は、ロッドはテイルウォークのタイゲームTZラバーC610ML、フルソリッドのブランクでガイドはトルザイトリングの超高感度仕様、リールもテイルウォークのエラン73HR、ラインはユニベンチャージギングX4の200mの0.8号、リーダーは新製品のシルバースレッドミニショックリーダーFCの16lbを3m、ルアーはダミキジャパンのビッグマウス60g、80g、100gを用意した。

更にナブラ撃ちのキャスティング用は、ロッドがエバーグリーンのポセイドン・オーシャンハンター77、リールはキャタリナ4000H、ラインはユニベンチャー1パワージギング8の300mの3号、リーダーはシルバースレッドショックリーダーの40lbを2m、ルアーはサージャーをメインに揃えてオシアペンシルも用意。

他の3人もカワハギ用のタックルをセッティング。
岡村さんと重見さんはカワハギ専用ロッド、藤田さんはジギングロッドで他にナブラ撃ち用のキャスティングタックルをセットして、河田フィッシングの英樹丸に積み込んでスタート。

最初のポイントでの一投目、シンカーがボトムに着いてロッドティップで聞くと・・・・
何の反応も無し・・・・少し持ち上げてからゆっくりとボトムまでフォール。
次の誘いでも反応が無く、居ない感じ。
すぐにポイント移動して・・・・反応無しで移動・・・・次も反応無しで移動。
必殺のポイントではエサをパラパラと巻くとカワハギが浮いて来たので、重見さんに声を掛けるとサイトですぐにヒットさせたのはグッドサイズのカワハギ

エギング釣行記

重見さんがグッドサイズのカワハギをヒットさせた

そして次のポイントで藤田さんがボトムで本命のカワハギをヒットさせた。
更に続いて岡村さんもカワハギをヒットさせて連発。
私にもカワハギがヒットしたが小型でガッカリ。
ポツポツとカワハギが釣れるものの本格的では無く、かなり食いが悪いのは厳しい冷え込みで表水温が下がり、底潮も動かず下がっている様で原因はここにあるのか?

そして釣りをしている方なら分かるだろうが、釣ってはいけない魚を釣ってしまったのだ(T_T)

問題の魚を釣ったのは重見さんで、その魚はタカノハダイ
タカノハダイが釣れると本命の魚が釣れないと昔から言われている、ある意味忌み嫌われている魚なのである。
河田船長もタカノハダイを見た瞬間に、ダメだ~~(T_T)と。
実際にこのヒット以降はアタリが無くなりました。
何と私がカワハギを釣った写真が無い事に気が付いたものの時既に遅し・・・

エギング釣行記

藤田さんがカワハギをヒットさせた

エギング釣行記

岡村さんにもカワハギがヒット

エギング釣行記

重見さんが釣ってはいけないタカノハを・・

昼に一旦港へ戻って午後からは坂本さんのボートと坂本さんの友人のボートの2艘に分かれて乗せて頂いた。
坂本さんのボートには、坂本船長、息子さん、藤田さん、岡村さんが乗ってカワハギ狙い、友人のボートには船長と重見さんと私が乗ってナブラ撃ちのブリ狙いで出港した。

風は弱くなり串本の湾内で鳥が固まって飛び出して雰囲気が良くなったと思ったら、生簀のすぐ横でナブラが出た。
しかしナブラが出たのは1秒程の一瞬だけで、キャストする事は出来なかった。
そしてその後も何回かナブラが出たのだが、何れも1~2秒程の一瞬だけで一度もキャストどころかロッドを持つ事も出来ない。
唯一のチャンスが訪れたのは、少し吹き出した風を避けるために串本港の一文字のすぐ沖に浮いていた時で、串本大橋の手前でブリらしきナブラが出たのだが、残念ながらボートとナブラの位置が離れすぎていたためキャストする事が出来なかった。
このナブラはかなり大きな魚が突き上げているのが見えたため、間違い無くブリと思われたのが残念であった。
そして何も出来ないままで時間が過ぎて、カワハギ狙いに行っていた坂本さんのボートが戻って来たタイミングで、我々も終了して帰港した。
カワハギ組の結果は午前中から好転せず、パラパラと釣れた程度であった。

タックルを全て片付けて車に積んで坂本さんの家に行ったのが15時過ぎ。
今夜は坂本さん宅で忘年会なのだ。
主役は真っ赤なアコウ。
日本海で釣っているアコウ(キジハタ)ではなく、200m以上の深海に棲むアコウダイである。
坂本さんの話ではクエより美味しいので、是非食べにおいでと言って頂いたので、お言葉に甘えてのこのこと来たのである。
メインで料理をするのは重見さんで、今日は朝から足が痛いと言っていたのだが、我慢して包丁を握ってくれた。
捨てるところが無い魚らしく、胃袋は開いて掃除して鍋に入れるとホルモンの様になり、エラも同様にして端の部分が食べれるそうで楽しみである。
お世話になった河田フィッシングの河田さんが奥さんと息子さんも一緒に来ていて会話が弾み、調理している重見さん達には悪いのだが待っている間に缶ビールを1本、2本と空けてしまった。

エギング釣行記

鱗を取ったアコウダイ

エギング釣行記

大量のアコウダイ

エギング釣行記

調理師の資格を持つ重見さんが捌く

エギング釣行記

名札付きのカニも

エギング釣行記

カニの爪と足も大量に

ほんの少しだけ手伝って最初に出来たのはアコウの炙りで、皮付きの状態でバーナーで焼き目がつく程度に炙り、わさび醤油かポン酢でも良いのだが私はわさび醤油で頂いたが、炙っている時にポタポタと落ちる程の脂が乗っていて美味いに決まってるよね\(^o^)/
続いて鍋の用意が出来てブツ切りのアコウを投入、ポン酢で頂いたが勿論オ・イ・シ・イ・。
途中でボイルしたカニも頂き、焼酎も進んでしまう。
鍋に入った野菜や豆腐にも味が付いているが、アコウ鍋の〆に雑炊は出来ないと言うかしないそうだ。
理由は脂が乗り過ぎているため最後は少しコテコテになるので(実際になった)、雑炊は子供達が食べていたカニ鍋で作ったが、これも〆に相応しい味でした。

エギング釣行記

アコウダイの炙り

エギング釣行記

鍋用に料理したアコウダイ

エギング釣行記

アコウ鍋

翌22日(月)は重見さん、岡村さん、藤田さん達3人が早朝に出発して先に帰ったが、私はゆっくりして朝食を頂いて帰りました。

実はこれで終わりでは無く、家に帰って少し休んで出発。
行先は兵庫県三木市の釣魚料理「時逢」。
そうです。
3日連続の忘年会です。
18時頃に時逢に到着、私の車に積んでいた藤田さんのロッドを渡して店に入り、代表の藤田さん、岡村専務、アドバイザーの重見さん、早く来ていたメンバーと取り敢えずの生ビールで乾杯。
その後は続々とメンバーが集まり、刺身、焼き物、煮物、鍋と魚メインの料理で会話と酒が進んで楽しい夜を過ごしました。

【今回の使用タックル】

その1 ルアー ジギング用
ロッド :テイルウォーク ソルティシェイプ ライトジギングC63/120
リール :テイルウォーク エランワイドパワー71BR
ライン :ユニチカ プロト ユニベンチャージギングX4 300m 1.5号
リーダー :ユニチカ プロト シルバースレッドミニショックリーダーFC 25lb 3m
ルアー :ダミキジャパン バックドロップ160g
     スープレックス160g、200g
※PEラインとリーダーはノーネームノットで直結
※ジグはスプリットリングをブリンソンノットで接続

 

その2 ルアー タイラバ用
ロッド :テイルウォーク タイゲームTZラバーC610ML
リール :テイルウォーク エラン73HR
ライン :ユニチカ ユニベンチャージギングX4 200m 0.8号
リーダー :ユニチカ シルバースレッドミニショックリーダーFC 16lb 3m
ルアー :ダミキジャパン ビッグマウス60g、80g、100g
※ハンドルはスタジオオーシャンマーク製に交換
※PEラインとリーダーはノーネームノットで直結
※ルアーはスナップをブリンソンノットで接続

 

その3 カワハギ用
ロッド :エバーグリーン スキッドロウ インペリアル80プロト
リール : シマノ BB-XハイパーフォースC3000D Type-G
ライン : ユニチカ キャスラインエギングスーパーPEⅡ210 0.5号
リーダー : ユニチカ キャスラインエギングリーダー 1.75号 2m
仕掛け  市販のカワハギ仕掛け
※ハンドルはスタジオオーシャンマーク製に交換
※PEラインとリーダーはノーネームノットで直結

 

その4 ルアー キャスティング用
ロッド :エバーグリーン ポセイドン オーシャンハンター77
リール : ダイワ キャタリナ4000H
ライン :ユニチカ ユニベンチャー1パワージギング8 300m 3号
リーダー : ユニチカ シルバースレッドショックリーダー 40lb 2m
ルアー :シマノ オシアペンシル115S、115SS
     スミス サージャー10cm、スーパーサージャー10cm
※PEラインとリーダーはノーネームノットで直結
※ルアーはスプリットリングをブリンソンノットで接続

 

ページのTOPへ

エギング釣行記一覧へ