HOME > 釣行記 > 釣行レポート > 2011年2月9日

釣行記

釣行レポート

2011年2月9日

2月解禁の加茂川本流を釣る

釣れても素直に喜べない結果に

四国四県のうち愛媛の渓流が2月1日にいち早く解禁した。残念ながら解禁日の釣行を逃し、以後も用事が山積してなかなか出かけられずにいたが、9日の朝遅くに漸く西条市の加茂川本流に立つことができた。

まず、最初に訪れたのは国道11号の数百メートル上流に位置する河川敷の公園の東岸にある取水塔を取り巻く大きなプール。ここでは流れ込みの付近を横から小型のミノーで狙ってみたが、ファーストキャストに25cm級のアマゴがヒットした。しかし、キャッチしてみると、どうにも綺麗な魚体とはお世辞にもいえない。一見して鱗が荒れて艶がなく、加えて鰭がささくれだってしまっている。いわゆる鰭ピンでないのである。
「今期第1号の本命なのに、これじゃなあ」と独り愚痴っていると、近くの瀬で釣っていた年配の餌釣り師が親しげにやって来て、「ほほう、これはまたどういうものかねえ」と私の釣りあげたアマゴを眺めて言った。
その人のいうには、今期は下流域にはアマゴを放流していないという。だから、本流が寒風山側と黒瀬ダム側に分岐する地点より下の本流域には釣り人がまずいない。それがのびのびやれて去年の綺麗な魚体の居残りを狙うのに最適だから解禁以来3度やって来たのだが、「こんな冴えない成魚放流したてのヤツはまだひとつも掛けてないなあ」とのことであった。
それなら何で釣れたのだと思わなくもないが、まあ、この時点では仕方ないとあきらめて、幸いプールの対岸側の凪ぎわたった水面にたびたび波紋が生まれては消えていたので、まだアマゴはたくさんいるのだからと気を取り直して再び釣り始めた。

ところが次また投げると、さっき同様に成魚放流された本命がミノーのフロントフックにがっぷりと食いついた状態であがって来た。悪いことはつづくもので、その後また少し小さめの器量のすこぶるよろしくないアマゴがこんどはスプーンに食ってきた。
そばで見ていた餌釣り師は、もうあいた口がふさがらないというふうに何か言うべく言葉を探していたが、「たぶん、放流魚の余りものを誰かが入れたにちがいない。でもまあ、釣れないよりはずっといい」と苦し紛れに何の慰めにもならぬことを私に言った。そして、すごすごと元居た瀬へ戻って行った。
これでは写真も撮れないと思って私は早々に場所替えすることにした。去るときふり返るとプールの遠い対岸近くで、まだアマゴが頻繁にライズをくり返していた。

少し上流で、鰭ピンの本命に対面

私はもう少し上流に行こうと考えた。それはそうだ。下流にくだれば数キロ先は海なのだから。
上へ行くといっても、ほんの1キロか2キロの移動だ。さっき述べたように、本流が分岐する地点よりも上流ならどちらの流れにも漁協によるアマゴの放流が確実に行われており、その数も相当なものだということは解禁日に出かけた釣り仲間の報告により明らかでもあったから、そちらへ素直に足を向けてみるのも悪くはないと思った。しかし、人が多いのは明らかで、運よくいい場所があいていたとしても二番川、三番川である。
それなら放流皆無の誰も釣りをしていない手つかずの場所でのんびり遊ぼうと思った。さっきの餌釣り師も鰭ピンのアマゴがちゃんと釣れると言っていた。
私は高速道路が横切る、そのすぐ上流側に入釣した。
雨は早朝にはやんで、そのあと曇っていたが、いまは日ざしが戻っている。河原の葭枯れが陽に照ってひときわ美しい。
ここでは少し上流に位置する大きな堰堤までのあいだを釣りあがることにした。落差のほとんどないひらけた流れは、中洲によって分岐したり、またひとつになったりして流れて行く。実際、川に立ってみると、流れは見た目よりも速かった。
遠投する機会も増えるので、メインラインをナイロンからナイトゲームTHEメバルスーパーPE5lb(0.4号)に変更した。リーダーはシルバースレッドトラウトリーダーFC6lbである。これだとバルサの小型ミノーを遠投しやすく、ロッドの先を高く保持してさえいればメインラインのほとんどを空中にピンと張ることも可能なため、遠投したミノーにメリハリある動きを与える目的のほか、スプーンを思い描くコースにトレースすることも容易だ。複雑な流れの遠い向こう側をも楽に釣れるのである。
ひらけた流れの場所では下流側から攻め、横から釣り、上流側に移動して斜め対岸下流側に投げてみたりもした。
ミノーの場合トゥイッチ主体の釣り、スプーンは棒引きでリーリングは速めを基本とした。

天然石の庭石など扱う石材店の資材置き場をやり過ごしてすぐのひらけた流でアマゴがミノーに食いついた。鋭角的な動きで抵抗しながらも割とたやすくこちら側に寄せられて来る手ごたえからして、さほど大きくはないようだ。釣りあげてみると、やはり20cmくらいのうっすらと銀化した鰭ピンの本命であった。さっそく写真を撮ったが、残念なことにふらりやって来た単独釣行なので、アマゴを手にした筆者を自分自身うまく撮影できない。

ここに掲載したアマゴは鰭ピン第1号のこのアマゴである。その後も退屈しない程度にアタリが来て、釣ったり釣り損ねたりした。そのたびバイトがあった場所の写真を立ち位置から撮影した。今回は食材を確保しに来たわけではないので、釣ったアマゴは釣れるたびに必要以上のダメージを与えないように丁寧にフックをはずして手早くリリースした。

ファーストヒットから堰堤下のやや水深のある瀬で最後の5匹目をキャッチするまで約1時間半。どれも似たサイズの綺麗なアマゴであった。

釣行レポート

大きな堰の下流の瀬でも
緩い流れで何度かバイトがあった

釣行レポート

本流と葭中からの流れが
出合うところが好ポイントに

釣行レポート

使用したルアー

釣行レポート

多用したライン

釣行レポート

綺麗な魚体のものは皆このサイズ

【今回の使用タックル】

ロッド : ウエダ サーフェイストゥイッチャー STS-501MN-Si
リール : ダイワ セルテート1003
ライン : ユニチカ ナイトゲームTHEメバルスーパーPE 5lb(0.4号)
リーダー : ユニチカ シルバースレッドトラウトリーダーFC 6lb 40cm

ページのTOPへ

釣行レポート一覧へ