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釣行記

釣行レポート

2012年4月18日

濁りは鱒釣りにどう影響するか

程度にもよるが、水が濁るとにわかに鱒が活気づく。早春の雪代、つまり山の雪解け水が流入して水色を帯びた乳白色に薄く濁るのを渓流釣り師はひどく嫌うが、たとえば絶好の季節に雨による濁りや上流の河川工事の濁りが流入する場合、どちらかというと釣果によい影響を及ぼすことが少なくない。
まとまった雨が降ると、増水した流れが本来の水量にもどる少し前までは多少なりとも濁りが残るが、フライでもルアーでも流れが落ち着いてくると同時に濁りがとれはじめるこのタイミングでにわかに鱒の活性があがってよく釣れることが知られている。いわゆる、「澄みぎわ」に大物がよく釣れるというのがこれに当たる。なので、釣り師は目の色を変えてすっ飛んで行くというわけだ。
このことに私も異論はないが、それでもどちらかというと濁り云々よりも増水した速い流れがちょうどよい流れになりはじめることのほうが重要で、そうなるにつれ自然に濁った流れはその流れ本来の水の色に落ち着くのにすぎぬという見方もできなくはない。
じっさい、鱒が調子よく釣れているときに上流で工事が始まって相当濁ってしまっても鱒が釣れなくなるということはあまり記憶にない。それどころか、濁ってしばらくすると、その釣り場のレギュラーサイズよりも大きい鱒が仕掛けに食いつくようになる。
水の流れの落ちぐあいで堰堤下のプールに濁っている場所とそうでない場所ができると、濁りのなかに型のよい鱒がひそむ傾向が強く、この濁りのなかにルアーを通すと抜き打ち強盗的にガツンと何のためらいなく素敵なアタリを送って来たりする。このばあい同じように底まで濁っているかどうかを確かめる必要があるかもしれないが、たとえ濁りでルアーを視認できていなくても、鱒は側線でルアーが生み出す波動を探知して的確に襲ってくるようだ(むろん、鱒から直接聞いたわけではないが、おそらくそうであるにちがいない)。
このことは、普段陽の高いうちは警戒して動かない素敵なサイズの鱒が、つい濁りで気が緩んで底のエゴや物陰などから浮かれ出て、ついガブッとルアーに食いつくのではないかと容易に想像させる。
ただし、濁りが川全体にきつく、何日も続くようなときは、やはり釣果はふるわぬことが多く、一般に言われるように流れが澄みはじめると活性が上向く傾向にある。
それでも、一時的な濃い濁りにおける鱒の活性のあの上向くさまを何度も体験するうちに、濁りがきついから鱒が釣れないのではなく複合的な要因がからみあって釣れたり釣れなかったりするのだと気づくようになった。
そして、きつい濁りのなかで、最も有効なのはルアーであることも経験上わかっている。フライも黒系の大きめを沈めて誘うと釣れないこともないが、ルアーに遠く及ばない。餌釣りはほとんど経験がないのでその道の達人の声に耳を傾けるしか手はないが、やはり濃い濁りはよくなく澄みぎわに大物が釣れるばあいが少なくないようだ。
ちなみに、私は濃く濁っているときは、その釣り場で普段使っているのよりもやや大きめのスプーンで釣ることが少なくない。形状やカラーにこだわったチョイスの仕方はしないが、きびきびよく働く水噛みのよいスプーンを使用するよう心がけている。
私の濁りに関する見方は以上である。
では、みなさん、よい釣りを!


本流

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シルバースレッドトラウトが廃番となった今はクリアーが本流の定番。6lbを多用。

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対岸寄りの濃い濁りの帯のなかで食ってきた本流の大アマゴ(以前シルバースレッドトラウトで釣った思い出の1枚)。

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スプーン10gで多二な流れの対岸寄りの濁りの帯のなかを攻めた結果。

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吉野川本流の銀化アマゴ。山田さんは増水が落ち着き始めた澄みぎわを狙って釣った。

渓流

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渓流で使用するPEラインシステムはこれ。

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濁るとスプーンを多用するがミノーでも釣れる。

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厳つい面構えのアマゴ。増水時にササ濁りの堰堤下のプールでキャッチした。

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なかほどの3尾が濁りのなかで釣れた良型。

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増水してほどよく濁った流れは大物のヒットを予感させる。

【今回の使用タックル&ライン】

■本流
ロッド : ウエダ TSS-77 TI
リール : ダイワ トーナメントZ 2500
ライン : ユニチカ シルバースレッドトラウトクリアー 6lb

■渓流
ロッド : ウエダ STS-501 MN-SI
リール : ダイワ ニューセルテート1000
ライン : ユニチカ シルバースレッドアイキャッチPEマークス 4lb
      ユニチカ シルバースレッドトラウトリーダーFC 4lb

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