HOME > 釣行記 > 釣行レポート > 2013年9月14日

釣行記

釣行レポート

2013年9月14日

庵治半島で秋アオリが好調!

まだ始まったばかりの秋の新子のアオリイカであるが、今期は数が例年になく多い。これから紹介する高松市近郊の庵治半島でもそれは変わらない。胴の長さが15~20cmくらいが大きい方で、まだ釣果の半分はコロッケサイズだが、稀に胴長20cmを超すサイズも混じるようになって来たので、秋の深まる今後が楽しみである。
なかでも、半島先端域の江の浜、笹尾、鎌野は9月上旬から好調を維持し続けている。ほかの有名ポイントも悪くはないが、いまあげた場所は釣果が比較的安定しており、ボウズを食らうという憂き目を見ることはまずないといえる。
日中はカラフルなエギを用いてのシャクリ釣りが有効で、夜間は地味なエギを使ったズル引き釣りで釣果をあげている人が私の身辺には少なくない。
ただし、私にかぎっていうと、本格的にシャクリ釣りを始めたのはつい先日からで、他人に語って聞かせるだけのノウハウなどこれっぽっちも持ち合わせてはいない。なので、これから記す釣り方等の基本については、その多くが仲間からの聞き書きであることを前もって断っておきたいと思う。
まず、私が実際にシャクリ釣りを行った場所は、江の浜、笹尾、鎌野の3カ所。どの場所も海岸道路沿いの砂浜で、海底が砂のところと石のところと、アマモが生えているところのある潮通しのよい浅瀬で、例年、秋の訪れとともにアオリイカが多く集まってくる好釣り場だ。
狙い目としては、単なる砂底よりは、石が帯状に広がっている範囲やアマモが繁茂している付近がよく、このような場所に身をひそめてアオリイカは虎視眈々と餌がやってくるのを待っている。
なかでも、アマモの多い辺りは有望で、アマモの上にエギを通すと、どこからともなく雲でも湧くようにアオリイカが現れて、エギにちょっかいを出してくる。
私は、それを目撃したとき、まず真っ先に以下のような仲間からのアドバイスが念頭に浮んだ。
「まず、アマモの上にエギを通すばあいに限った説明をいたしますと、アマモにエギのカンナが触れないよう、底まで落とさずに中層で誘う必要があります。しかも、誘い方が要領を得てないと、いくら食いしん坊の秋の新子のうぶなアオリだとはいっても、そうやすやすとは釣れません。メリハリつけてシャクリあげるというよりは、ソフトなシャクリでアマモのなかにひそむアオリイカの気を惹く。ふわふわ漂わせるようにアマモの上を通すことで、アマモのなかからアオリイカをおびき出すように誘うのが、まあ、理想的なよい釣り方というわけですが、さてうまく出来ますでしょうか。もし、誘いに乗ってアマモの陰から本命の秋の新子がエギに興味を示して近づいてきましたならば、それはもうしめたもので、あとは抱かせのテクニック次第で楽しい釣りが叶うでしょう。むろん、どう誘えばエギに抱きついてくるか、それはケースバイケースでありますから場数をふんで慣れるよりほか手はありませんが、その難しさがおもしろさでもあるわけですから頭と体を使ってものにしないことにはおもしろさが増しません。そのままふわふわさせていれば乗ってくるばあいもありますが、小刻みなシャクリ、あるいはダートさせてやらないと乗って来ないばあいもあります。また、それらのどれかとどれかを組み合わせた誘い方が有効なばあいもあります。そのへんは慣れが必要で、何度も申しますが場数を踏んで体得するほか手はないようです」
つまりは、「教わるよりも、慣れろ」ということか。
そこで、つい先日のこと、それならやってやろうじゃないかと意気込んで、1日置きに3回ほどチャレンジしてみたところ、初日が2ハイ(この日は、私の不注意でロッドが折れたのでやむなく釣りを断念した。)、その次が11パイ、またその次が18ハイという出来過ぎた釣果を得た。これには自画自賛するより前に、ただただ自分でも驚いた。
遠くへ投げて、最初は五感を働かせて感覚と感触だけで見えない海中の仕掛けをあやつるわけだが、アタリが来ないまま誘いつづけていると、浜は浅くて、しかも白昼であるから、こちらに近づいて来るエギがそのうち視認できるようになる。エビを真似て泳ぐエギが自分の方へと次第に泳ぎ寄ってくる。
すると、そのすぐ後ろにアオリイカがひとつふたつ、あるいはそれ以上もついて来て、仕掛けをあやつる私を大いに興奮させたりするのである。アオリイカは触手をしゃんと揃えて伸ばし、触手の方を進行方向に向けてエギのあとを追ってくる。ジェット噴射で逃げ出すときには胴の方を前にして一目散に走るのに、どうして逆向きに泳ぐことができるのかよく見てみると、エンペラを巧みに波打たせて上手に泳いでいた。
そのように追って来るのを目撃してしまうと、こちらとしてはエギを抱いてもらいたいものだから何らかの手を打つことになるが、それがまたうまくいきそうでなかなかそうもいかないからやきもきさせられる。
とにかく、エギにちょっかいを出してもらえるようお膳立てを考えてみる。そして、持てるかぎりのテクニックを駆使して誘いに誘う。
すると、アオリイカのからだの色が、さっと黒く変わるが、これは、臨戦態勢に入ったことを意味するのだそうだ。それは、誰の目にも明らかな変色ぶりで、敢えてそう聞かされなくても、その動きからして攻撃的になっているのがありありと感じられる。
こうなると、しめたもので、エギにちょっかいを出してくる確率が相当高くなったとみていいようだ。
試しに、小さく縦に誘ってみる。
あるいは、小刻みにダートさせて出方をうかがう。
どういう誘いをするにしても、誘ったあとの間の取り方が大事だということは勉強して知っていたので、その辺りを試行錯誤しながら、その都度ちょっと間の取り方を長くしたり短くしたり、いろいろ試してみると、おっかなびっくり触手を伸ばしたり引っ込めたりしながら、ついにはエギに触れに来た。しかし、抱くまでにはなかなか至らない。不意に後ずさりしたので、もうダメか、逃げ去るかと思って私はかなり慌てた。
あるときは、誘おうにも誘い代がどれほども残されてなくて、波打ち際まで数メートルの距離しかなくて、仕方なくエギを底の砂へと落としてみたことがある。すると、すぅーっとエギに急接近して、触手でエギをひっぱたく素ぶりをみせたので、少し浮かせてすぐまた落とすと、ほんとうに一発くらわせて来た。これがほんとのイカパンチだ。一か八か、このときアワセをくれてやったのがよかった。運よくパンチをくりだしたその触手にエギのカンナが触れた。咄嗟に触手をひっこめたように見えたが、アオリイカしてみれば運悪くカンナに触手が引っかかった。そのまま勢いよく沖側へ逃げ去ろうとしたために、それで、自動的にフッキングした。
最初の1パイは、エギを抱いて走ったのを糸フケの動きで察知して、かなり沖で首尾よくヒットさせたのだが、その後、釣り慣れるに従って、先ほど述べたように目で見て誘ってエギを抱かせることもいくぶん上手になって来た。
夜間のズル引き釣りは、手元に来るアタリの微妙な違いから、その都度アワセのタイミングをはからなくてはならず、また、そのことが釣りをおもしろくしてくれてもいるわけだが、視覚に訴えかけてくる日中のシャクリ釣りというのもまんざら悪くないな、と私は経験を重ねるほどに、心からそう思うようになった。
だからというわけでもないが、このところ夕方早くに釣り場に着くと、暗くなるまでのあいだシャクリ釣りで秋の新子のアオリイカを進んで狙うようになった。そして、暗くなってからは長年親しんできたズル引き釣りで手堅く本命のアオリイカを手中に収めるという段取りで臨むようになった。

釣行レポート

磯は潮の当りがよく活性の高いアオリイカが多い

釣行レポート

江の浜は浅いが底に石が落ちていたりアマモが生えていたりしてアオリが少なくない

釣行レポート

俗にいう馬の背はその左右にアオリイカが寄りつきやすい

釣行レポート

しゃくったエギが底へ向かうときアタリが来た

釣行レポート

オモリを軽くしたエギで超シャローを攻略

釣行レポート

携帯電話で情報を交換しあうアングラー

釣行レポート

砂とゴロ石の浜はアオリの格好の隠れ家

釣行レポート

石で埋め尽くされた浅場でエギを抱いて来た良型

釣行レポート

浅瀬ではオモリを軽くしたエギを多用する

釣行レポート

今期は新子の成長が遅く小型が多く混じる

釣行レポート

潮が満ちて来ると筆者の後方でアオリイカが釣れる

釣行レポート

半島の沖に散在する無人島の周りではボートエギングが盛ん

釣行レポート

アオリのからだの模様はどこか前衛絵画的

釣行レポート

日没までしゃくっての結果。若葉マークの筆者としては嬉しいが、小ぶりだ

釣行レポート

浜に摘まれたタコ壺。庵治半島の海はマダコの漁場でもある

釣行レポート

この看板の向こう側で夜にアオリがよく釣れるのだ

エギは、ユニチカ・エギエスツーを使用することが多い。しかし、備讃瀬戸は太平洋のような荒海ではないし、サーフや小磯は水深が深くないので、ノーマルタイプの3号のオモリにドリルで穴をあけて軽くしてものを多用する。
秋の新子のアオリイカは身がやわらかく甘みがあって美味しいので、近所や知り合いに配ると大変喜ばれる。だから、本腰を入れて釣るわけだが、昼夜合わせると20パイ以上の釣果も最近は珍しくない。そうなると、すぐまた出かけてみたくなる。
しかし、退院後、順調に来ているとは言っても、まだまだ本調子ではないので、あまりはめをはずしてばかりもいられない。
今後は、からだと相談しながら釣りに出かける予定でいる。
庵治半島の秋の新子のアオリイカは、これからが旬。水温次第で11月いっぱいは狙って釣ることができるはずなので、興味のある人はぜひ出かけてみてほしい。
では、みなさん、よい釣りを!

釣行レポート

筆者愛用のライン、リーダー

釣行レポート

エギを選ぶのも楽しみの一つ

釣行レポート

男爵はズル引きで秋アオリを次々キャッチ

釣行レポート

日が暮れると浜の渚のあちこちで竿が曲がる

釣行レポート

満月の夜はアオリイカがよく釣れる

釣行レポート

夜のズル引きでキャッチした秋アオリ

釣行レポート

シーズン初期はサイズより数釣りだ

【今回の使用タックル&ライン】

ロッド : ノリーズ エギングプログラム ハードジャークスクイッド80
リール : ダイワ エメラルダス2500
ライン : ユニチカ キャスラインエギングスーパーPE8 0.6号
      ユニチカ キャスラインエギングスーパーPEIIWH 0.5号
リーダー : ユニチカ キャスラインエギングリーダー50 2.5号
エギ : ユニチカ エギエスツー 3号各色
     (夜間は同エギ3号、3.5号のオモリに穴をあけて軽くしたものを多用)

ページのTOPへ

釣行レポート一覧へ