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釣行記

釣行レポート

2015年9月15日、20日

鎌野の秋アオリ

 庵治半島へアオリイカを釣りに行くのは今季初めてのことだった。身近な通い慣れたフィールドとはいえ、ワンシーズンぶりともなると状況がわからない。もうすでに仲間数人が何回か出かけているとの噂が聞こえて来ていたので、彼らの話を聞いてから計画を練ってもよかったかとあとで思ったが、考えなしにやって来てしまった以上は目の前の海の様子を睨みながらエギングを楽しむほかない。じっさい、そういう運びとなった。

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浮力を調整したエギS2

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沖ばかりに目を向けず岸際も狙ってみよう

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エギS2にヒットした本命

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浜の渚の浅瀬で良型がヒット

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鎌野へは西回りで入釣した

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鎌野漁港付近は人気の釣り場だ

 釣り場へは、西回りで入釣したので、道順にしたがって、まずは御殿の浜へと向かってみた。ここは海岸道路からはずれた場所にあるうえ、岬の山にその姿を隠されているため、釣り人から目立ちにくい。そこへ行くまでの道路も、舗装こそされているが大変狭い山道なので、訪れる人は少ない。要するに、フィッシングプレッシャーの低いフィールドというわけだ。
 けれども、浜の端から端までざっと仕掛けを入れてみるも、今回ばかりはアタリもなければ、エギの後を追って来るアオリイカの姿を目にすることも一切なかった。

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日中は派手なエギを好んで使っている

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鎌野の浜ではこのサイズが連発!

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コウイカもよく釣れる

 海岸道路を、私は東へと車を走らせはじめた。江の浜、竹居を素通りして、笹尾の浜へ寄り道する。しかし、波返し越しに砂の渚を覗いてみると、先行者が数人、浜に適当に散らばって熱心に釣っていたので、すぐまた車に乗り込んで目的地の鎌野へと向かった。
 当日は、風が弱く吹いて、秋らしい陽気の釣り日和であった。
 まず、鎌野漁港の西側の石積み波止をチェックしてみる。この付近は、波返しをやり直して従来よりも高くし、その海側に新たにテトラを配したせいで、これまでのように車で走りながら瀬戸の海の光景を楽しむことができなくなった。
 私は、波返しの切れた所から石積み波止に降りてみた。先端は、すでに引きの潮がいい感じに流れはじめていた。
 だが、ここも釣り場が海岸道路のすぐ脇なので、竿を出しやすいこともあって、魚種を問わず人気が高い。当日も、ノベ竿でサヨリを釣る年配の釣り師が潮通しのよい先端に陣取っていた。
 仕方ないので波止の付け根近くから、テトラに平行に仕掛けを投げて、軽く誘いながら手前へ手前へと探りを入れてみた。すると、一投目にエギをかっさらうような気味のよいアタリが来て、ほとんど向こうアワセにアオリイカ がヒットした。しかも、小さなものが多いとの不満の声が囁かれる今期としては、まあ、良型とはいえないまでも悪くないサイズだ。じっさい、これまであちこち下見してまわって小さな本命ばかり目にしていたので、なおのこといいサイズに映った。
 エギは、 ユニチカ・エギS2の3号。海の浅瀬で使う目的から、前日に手を加え浮力を調整したうちの一本である。
 こう書くと読者の多くは、「ははあ。すると、オモリに穴をあけて重量を軽くしてあるのだな」と早合点してしまうかもしれないが、たしかに結果として軽くはなったが、この エギS2の3号は、たとえば1.8号のエギと比較すると話にならないくらい重量的には重たい。けれども、海水に対する比重が軽くなったぶん、調整していない小さなエギよりも沈む速さは遅いというわけだ。
 浅くて底の荒い場所では、このような浮力の差やエギの沈下姿勢のちがいが釣果を大きく左右する。海が凪いでいて、潮の流れがごく遅い時間帯なら尚のことその差は歴然である

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使用したライン

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日中、浜の渚でエギングを楽しむ人は少ない

 エギのタイプや大きさに気を配る人は普通にいるが、釣り場に応じて浮力や沈下姿勢の異なるエギをチョイスしている人はそれほど多くはない。
 今回の釣行では、自分なりに手を加えたエギを多く試してみたが、なかには更なる微調整が必要なものもあった。
 また、この浮力調整したエギには昼用と夜用があって、もちろん今回試したのは昼エギなわけだが、シャクリ釣りが基本の昼用は夜用よりも尚シビアな調整が必要だ。
 最近は土日祝祭日のみならず、平日でも漁港の波止や堤防にはエギングを楽しむ人の姿が絶えない。
 だからこそ、極限まで浮力調整したエギや沈下姿勢のちがいにこだわったエギが必要になって来るわけで、いわゆる竿抜けポイントを自分なりに細工をしたエギを用いて、じっくり要領よく攻める釣り方が生きてくる。ほとんど仕掛けの入らない底の荒い浅い場所ならアオリイカにエギを抱かせることもそれほど難しくないはずだ。

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サイズを問わなければこのくらいは釣れる

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ズル引き釣りでゲットした

 しかし、いくら浅場がいいと言っても、浜へ降りて釣ればいつでもどこでもアオリイカが居てエギを抱いてくれるわけではない。問題は、好戦的なアオリイカがどこに多く溜まっているかであり、それを見つけ出せないかぎり道具や仕掛けがいくら素晴らしくても、やはり好釣果は望めない。当たり前といえば当たり前だが、サーフなどのごく浅い釣り場は餌となる小魚が集まって来てないかぎり、アオリイカにとっても釣り人にとっても、あまり魅力がない。

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夜のほうが日中よりサイズがよい

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日没後しばらく、このサイズが連発した

 さて、この庵治半島先端域であるが、今期は他の釣り場よりも釣れるアオリイカのサイズがよいように思われる。むろん、去年の今ごろと較べたら見劣りする感は否めないが、生育の遅れは庵治半島にかぎったことではないので、そこのところは、まあ、あまり気にしなくてもいいだろう。
 ただし、そうは言っても今年は、秋の訪れが早い。
 香川県沿岸のアオリイカのシーズンは長く見積もっても十一月中旬頃までだから、そうすると水温が早く下がれば例年並みのサイズまで育たないうちに沖へと去っていくこともあり得るだろう。むしろ、その公算が大きい。
 聞くところによると、もうすでに沖に出て船から釣ると豚カツサイズのアオリイカがけっこう釣れるそうである。
 むろん、これは例年よりも早い。ここにきて遅れがちだった季節が先を急ぐようになった。
 だとすれば、秋のアオリイカの釣期は更に短く過ぎていくかもしれない。
 今からせいぜい足繁く通っておくとしよう。

【今回の使用タックル、ライン】

ロッド : ノリーズ エギングプログラム・ハードジャークスクイッド80
リール : ダイワ エメダルダス2500
ライン : ユニチカ キャスラインエギングスーパーPEⅡWH 0.5号
リーダー: ユニチカ キャスラインエギングリーダー 1.5号

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