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釣行記

釣行レポート

2015年10月16日

瀬方鼻付近で昼エギ

 一昔前なら、この辺りで夜間に軽いエギを使ってズル引き釣りで狙えば、石混じりの浜や岩場の浅瀬でおもしろいようにアオリイカが釣れた。むろん、潮と天候を見誤らなければの話だが、穏やかに凪いだ夜で適度な潮の流れの期待できる時間帯なら、その場に合ったエギさえ渡しておけば初めて訪れるビギナーにだって連発の喜びを味わってもらうのにさして難のないほどに釣れたものだ。
 しかし、いくら釣れるからといって同じ場所ばかり攻めていたのでは、いろいろ試せないし勉強にもならない。そう思って、新天地を求め転戦に転戦を重ねていくうち、ほかにもいい釣り場が多く見つかって、だんだんに足が遠のいてしまった。加えて言うと、アオリイカがいいサイズに育つ晩秋からぼちぼち吹きはじめる北西の風の影響がまともで、出かけても釣りにならないことが多いというのも疎遠になってしまった理由の一つである。とにかく通わなくなかった。
 それでも、懇意にしている地元の釣り師が、去年、一昨年と、この場所でいいときは20パイ、30パイと釣って、鼻高々であると別の釣り仲間から聞いていたので、「あそこもまだ健在だな」と気にかけてはいた。

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おもに浜とゴロタ場での釣りとなった

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テトラの上から釣る。足場が高い方がエギを見やすい

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今回のレギュラーサイズ

 ところが今シーズンは、どこもエギで釣る海岸からのアオリイカが不調で、サイズも小さいし数も出ていないから、昔いい思いをした瀬方鼻付近が恋しくなって、ふらっと出かけて行った。
どちらかというと夜の釣りが有利な場所なので、ご無沙汰しているうえにいきなり日中の釣りはいかがなものかと不安に思ったが、到着してみると天候そのほか状況的に悪くなかったので、俄然やる気が出た。
 しかし、大島田へと向かう道路が海につきあたってすぐのところにある猫の額ほどの砂利浜は見た目の感じとは裏腹にアタリすらなかった。潮は低かったが、ほどよく澄んで、アオリイカが寄っていそうに思ったがダメだった。横に移動しながら遠近投げ分けて様子を見るもエギを追って来るアオリイカはいない。戦闘モードに入ったアオリイカは身の色を黒くしてエギを追って来るものだが、それすらないのでは気落ちしないはずもなかった。
 秋の陽ざしが強く海面を叩くせいで、浅瀬とはいえ海中の様子が見づらかった。
 私はアオリイカを探して釣ろうという魂胆だったので、なるべく足場の高い場所に立って釣りたいと思った。
 付近には、波返しの海側にテトラを積んで護岸をさらに補強しているエリアがあった。その付近は小さな波止が瀬方鼻の岩場の側から私の居る海岸線に対して平行に延びているが、昔は夜にアオリイカがよく釣れたものだった。テトラ場から短く沖へと延びるコンクリート波止も先端からエギを投げて引いてくると、夜間にサイズのいいアオリイカがおもしろいように釣れたりした。
 私は、テトラの上から、あるいは波止の上からエギを投げて誘ってみた。最初は改造していないエギを投げて、早く沈め、付近一帯を広く探ってみたが、高松で釣れるアオリイカよりも一回り大きいサイズがぽつぽつ釣れただけだった。
「やっぱり夜か」と頭の隅で思わないでもなかったが、今シーズンは昼も夜もなく小さいのしか釣れないと聞いていたので、「昼にこれなら喜んでおけということかもしれないな」そう考えなおしてみたりもした。
 潮が低かったので、底の起伏が一目瞭然の場所が多かった。大きい岩礁の根周りを攻めるとさらに釣果を伸ばせるかもしれないと考えて、今度はオモリを削って比重を軽くしたエギを使って、じっくり見釣りをおこなった。見やすいようにオレンジ色のエギを使った。追って来たアオリイカにエギを抱かせきれなかったときは、カラーをピンクに替えてみた。エギの色が変わったくらいのことでまんまとアオリイカが騙されるとは思わないが、エギを交換すると銘柄や号数は同じでも動きが幾分変わる。オモリを削ったエギなら削り方が手作業でアバウトなぶん、比重やバランスのちがいから動きに微妙な変化を生じさせやすい。このほんの少しのちがいが浅瀬の釣りでは、ときとして大きなちがいとなり得る。目先を変えてやると躊躇なく抱いてきたりするので、いろいろ試すのも決して悪くはないはずだ。

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今回使用したラインとリーダー

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中層をゆっくりした動きで誘って得た1パイ

 今回は根周りを見釣りで攻めることで最も多くのアオリイカを手にすることができた。潮通しのよい場所では、誘いつつ流れにエギを乗せてドリフトさせ、その間にアタリを得ようという定番の釣法でも、まずまずの成績をあげることができた。
 しかし、いかんせん、例年に較べてサイズが小さい。鈎掛かりの浅いものに関してはリリースしたが、全部が全部生き残るともかぎらないので心苦しくなくもなかった。正直、少々後ろめたかった。

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小波止など地形の変化を見逃さない

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浅瀬の釣りはベイトの寄りぐあいに左右されやすい

 この数日後、仲間の誘いで県南(徳島県阿南市中林~由岐町)へアオリイカを釣りに出かけた。日中は漁港をまわって暗くなったら浜でズル引き釣りを楽しむつもりでいたが、どこの浜もうねりが凄くて釣りにはならず、嬉々として海に入っていくのはサーファーばかりであった。
 遠すぎて関係ないと思われた台風の影響が四国の太平洋岸にまで及んでいる。私たちはあっけに取られて顔を見合わせるばかりであった。
 平日であったが、ロッドを上下に動かせアオリイカを誘っている釣り師がけっこういた。が、しかし、どこの釣り場でもロッドを曲げてやり取りする姿を目撃することはなかった。
 私たちも一般的な当地の攻め方ではアタリさえなかった。
 そこで作戦を変更して、港内に見えているアオリイカを探して攻めることにした。割りきって、途中からはこの方法一辺倒で臨んだ。太平洋の漁港は瀬戸内に較べてスケールが大きく歩き甲斐がある。探り甲斐がある。地元の人が普段やらない港の奥のテトラ際や隅の浅場にアオリイカを見つけては、軽くした小さめのエギを中層へと沈めてふわふわ誘った。
 まあ、はっきり言って何とも味気ない釣りである。それでも遠くまでやって来て手ぶらでは帰れないので恥を忍んでみみっちい釣りに徹した。
 けっきょく、サイズは大きくないが、3人で30パイほど釣った。が、しかし、不本意な釣り方だった故か、釣った気がしなかった。

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このサイズが多かった

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こんなチビアオリも釣れた

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阿部漁港横の浜は沖堤防が波を消すので竿を出せた

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阿部漁港内でもアオリをキャッチ!

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漁港内を重点的に釣った

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台風の影響で磯は波が高かった

 やはり、太平洋まで出かけて行ったのだから、大きなエギで男らしく誘って、胴寸がペットボトル500mlくらいある秋アオリを何バイかものにしたいと思うのは当然の心情というものだろう。
 それが叶わなかった以上、心残りのないわけはない。
 ならば、どうする。そのことを考えないでもなかった。
「是非ともリベンジを!」
 しかし、そう思わないでもないが、正直心が折れかけているのも事実であった。
 多分、もう今期は遠出しないだろう。

【今回の使用タックル、ライン】

ロッド : ノリーズ エギングプログラム・ハードジャークスクイッド80
      ノリーズ エギングプログラム・ダートトライアル83M
リール : ダイワ エメダルダス2500
ライン : ユニチカ キャスラインエギングスーパーPEⅡWH 0.5号
リーダー: ユニチカ キャスラインエギングリーダーⅡ 1.5号

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