HOME > 釣行記 > 釣行レポート > 2016年1月4日、6日、16日

釣行記

釣行レポート

2016年1月4日、6日、16日

初釣りはメバルで決まり!

1

 しょっちゅう、『MISIAの森』を聴いて過ごしていた。車のなかでも、よく聴いた。淡路島でアジがよく釣れたので、たびたび出かけたが、その道中の車のなかでも聴き惚れたものだ。
 MISIAはデビュー当時から好きで、今も好きだ。このアルバムは新しいものではないが、クリスマスにちなんで制作されたのだろう、オリジナル曲のほか洋楽のクリスマスソングも彼女の深みのあるいい声で収録されている。まさに、十二月の私にとっての取って置きの一枚である。
 しかし、それもすでに去年の話だ。
 正月の三ヶ日が過ぎた今は、あれほど釣れたアジも姿を消し、『MISIAの森』も元の棚にもどされた。
 そのかわり少しだけメバルが上向いてきた。
 けれども、それは寒い北西風がまともに当たる瀬戸内海側の話であり、ちょうど風裏に位置する太平洋側の多くの釣り場は藻場の激減によるダメージが大きいのか、ここ数年メバルの数が目立って減ってきた。サイズも小さくなったと地元の漁師も認めている。
 これでは、わざわざ通行料金を支払って、大鳴門橋を淡路島へと渡る価値があるかどうか疑わしい。
 このところ私の何倍も淡路島へ通っている釣り仲間の口からも一向に魅力的な話が聞こえてこないので、なおのこと出不精になってしまった。

釣行レポート

東讃の浅瀬は、今このサイズが多い

釣行レポート

数釣りが可能という石積み波止だが今回はパッとしなかった

 ところが、年明け早々、淡路島のメバルとは別に、香川県東部でメバルの食いが立ち始めたと連絡してきた者があった。大きくても20cmを少し超すくらいだが、時合を効率よく釣りさえすれば短時間勝負でも二ケタ釣果まちがいなしとのことだった。
「太鼓判を捺すか?」
「はい、もちろん!」
 これで、話は決まった。
 たしか、出かけたのはいい話を聞いた翌々日だった。
 聞くところによれば、釣り場は海岸の浜の浅瀬で、浜から突き出た石積み波止の周囲を探るのも悪くないとのことだった。
 私は石積み波止は後まわしにして、まだ陽のあるうちに下調べしておいた根周り、藻まわりを当てにして、まず仕掛けを入れてみた。
 サイズ狙いなら藻があって底に石が転がっているような場所を浜から釣る方が堅いはずなのでそうしたのだが、数回投げただけで20cmを超すメバルが立てつづけに釣れた。
 これは、いけそうだぞ、と私は喜んだ。
 ところがどっこい、浜を移動しながら目星を付けていた場所に仕掛けを入れてみるものの、あとがつづかない。「感動を呼ぶような短い時合が一晩に二回や三回は、必ずと言っていいくらい来ます」と聞いて来たが、その一回目の時合の終盤ころに私は釣りをはじめてしまったのかもしれなかった。
「波止周りは食いが立っていれば数は出ますが、サイズ的には落ちるようです」
 こちらは、別の古くからの釣り仲間に聞いた話だが、サイズが落ちても飽きない程度に食いついてくれる方が現時点では釣れないよりましだろうと考えて、こんどは石積み波止から仕掛けを投入してみることにした。
 ここで、ざっと仕掛けを紹介しておくと、ロッドがダイワ・月下美人MX74UL-S、リールがダイワ・ルビアス2004H。ラインはユニチカ・ナイトゲームTHEメバルPEⅡ0.3号を使用し、それにナイトゲームTHEメバルリーダーFC3lbを1mほど足して用いた。
 ロッドがウルトラライトアクションなのでパワー不足が懸念されたが、石積み波止がパッとしないのでふたたび浜へもどって勝負に出てみたところ、あんのじょう藻場に逃げ込まれて、あっけなく仕掛けを二度ほど切られてしまった。
 むろん、これは私の道具の選択ミスで、ロッドに罪はない。ひょんなことから私のもとへと転がり込んできたロッドをただただ試してみたいという気持ちから使ってみての痛恨の釣り損ねであった。
 じっさい、このロッド、適材適所ということで用いたなら、よく出来たロッドであろう。
 なんといっても、細部にわたり扱いやすく仕上げてある。たとえば、PEラインを難なく扱えるタイプのガイドを使用しているのがそつのないところである。最近の流行として、ガイドのフット部が一つ足タイプの製品を多くみかけるが、フット部にラインが絡まりやすく、また絡まるとほどくのに難儀することも少なくない。夜間に繊細な仕掛けを扱う釣りだけに、この手のトラブルが生じてしまうというのはいただけない。また、取りまわしが楽で魚を誘うのにも向いていることから、短めで極端に張りのあるロッドが最近重宝がられる傾向にあるが、硬いロッドで細仕掛けを扱うと、やりとり中に切られやすいので、その対策としてリールのドラグをユルユルに設定して釣っている人をわりと多く見かけるようになった。あれではリールが傷みやすいだろう。
 アクション的にはノリーズのスローリトリーブのほうを私は好むが、今回使用してみて月下美人も出来栄えの悪くない釣りよいロッドだと好感を持ったので、一言添え置くことにした。

釣行レポート

ナイトゲームTHEメバルPEⅡ

釣行レポート

瀬戸内のメバル釣りに多用するメバルPEⅡとメバルリーダーFC

釣行レポート

メバル職人ストローテールグラブスリムにヒットしたタケノコメバル

釣行レポート

藻場付近でヒットした良型メバル

 話が横道にそれてしまったが、要するに当日の夜は、浜から釣ろうが石積み波止から竿を出そうが、大して変わりはなかった。同じ場所でアタリが長続きすることはなかったわけだ。
 だから、本命のメバルを広く拾い歩くスタイルの釣りに結果的になってしまったのだが、終わってみると、ややサイズ的に不満は残るものの悪くない釣果であった。
 また、深夜まで根を詰めてやったわけでもなく、まったくテクニックを要しない単純なタダ巻きだけの釣りに終始したわけでもなかったことが、私にほどよい充実感を与えた。
 ねばって目当ての魚をものにするのもやり遂げた感があってよいものだが、瀬戸内のメバル釣りは波の穏やかな好天の夜に竿を出し、冷え込みがきつくなる前に帰路につくというのが望ましい。
 夜通し熱心にやって、気づいたら東の空が白みはじめていたなどというのも釣り師冥利に尽きる話かもしれないが、そんなのは若いころにやることだ。
 この歳になると、あんまりガツガツしてはみっともない。
 だから、今回もほどほどでよして釣り場を後にした。
 釣りきれなかった場所は次回に攻めることにして。

釣行レポート

タケノコメバルも釣れた

釣行レポート

今回の釣果。あまりに小さいのはリリースした

2

 二日後にふたたび釣り場を訪れた。
 今回は、ノリーズのスローリトリーブのなかでも最強の尺メバル用ロッドを引っ提げやって来た。というのも、釣り仲間二人が二人とも、前日の夜に大物を取り逃がしたと知らされたからである。藻や根にもぐられて、一度ならず仕掛けを切られたとのことで、同じ目にあっては大変だと思って、ロッドも仕掛けも強めをチョイスして臨むことにしたというわけだ。
 まさか、尺メバルが食いつくとは考えにくいが、タケノコメバルなら尺超えがヒットしても何ら不思議がないだろうから、そういう万が一に備えて仕掛けを組むのも悪くないだろうと考えた。大きい魚を確実にものにしたいなら、もしもの備えを怠ることなく万全を期すべきだ。
 残念ながら、今回は楽に抜きあげられるサイズしかお目にかかれなかったが、それだってそう悪くないサイズが揃ったことに満足しないわけはない。

釣行レポート

石積み波止、浜ともに良型が出た

釣行レポート

メバルのほかタケノコメバルも数尾釣れた

釣行レポート

タケノコメバルは大体このサイズ

釣行レポート

今回は数は出なかったがいいサイズが揃った

 それにしても、釣り仲間を含め、三日連続で悪くない釣果が出たということは、今後も寒波襲来の憂き目により海水温が目に見えて下がりでもしないかぎりは、まあまあいい釣りができそうである。
 浅瀬の釣りなので、底荒れするほど波があがるとメバルもカサゴもタケノコメバルも口を使わなくなりがちだが、波の穏やかな凪の夜なら釣果良好と判じてまずまちがいないだろう。
 いい条件の揃っている今のうちに、なんとか時間を工面して、早々にまた出かけたいものである。

[追記]

 1月16日に、短い時間ではあったが、東かがわ市の海岸へまたまた出かけた。初釣りで訪れて以来三度目の出撃である。
 明るいうちにざっと下見をして、藻場がどの辺りにどういう感じに繁茂しているかをよく確かめてからの釣りとなった。
 じっさい釣りを開始したのは、夕食のあと休憩を取ってから。19時を過ぎたころだった。
 海は穏やかに凪いで、半月が空の高みから辺りを淡く照らしていた。前回とはうってかわって寒さが骨身にしみたが、海水温がやや高止まりしているので、釣り場が浅瀬であってもメバルの食いが落ちることはまずないだろう。
 それでも、気にかかることがないともいえなかった。
 引き底だったので、水深のある漁港の波止、あるいは岸壁のほうが、無難に釣りができるのではないか、と、まあ、その辺が気になった。が、いかんせん土曜日の夜ということもあって様子を見てまわると、どの漁港もいいポイントにはメバリングを楽しむ人が数人ずついた。
 最初の予定通り、前回釣り残した海岸の浅瀬を探ってみることにした。
 さっそく浜に降りてみると、予想以上に潮が引いて浅かった。ロッドの先を高くしてリールを巻いても手前の方では底の石に仕掛けが触れてしまうありさまだった。
 それでも、カサゴが連発したあと小型のメバルがぱらぱら釣れたので気をよくした。
 浜を横歩きしながら探っていったが、海面にべったりと寝た藻場が邪魔で弱ったこともあった。その藻場に突っ込まれて取り逃がして悔しい思いもした。

釣行レポート

浅瀬のメバルもおもしろい

 今年は強風の日が少なく、急激な海水温の低下も今のところないので、漁港も海岸もメバルがよく釣れている。
 今回も終わってみると、悪くない釣果であった。
 この先も、もうしばらくは、楽しい釣りが期待できそうである。

【今回の使用タックル、ライン】

ロッド : ダイワ 月下美人MX74UL-S
      ノリーズ スローリトリーブSR710F
      ブリーデン グラマーロックフィッシュTX70M
リール : ダイワ ルビアス2004H
      シマノ ツインパワーC2000HGS
ライン : ユニチカ ナイトゲームTHEメバルPEⅡ0.2号、0.3号
リーダー: ユニチカ ナイトゲームTHEメバルリーダーFC3lb

ページのTOPへ

釣行レポート一覧へ