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釣行記

釣行レポート

2012年2月1日

二月一日

 その日は、用事がなかった。
 そこで、ふらっと関川水系へアマゴを釣りに出かけた。
 昼から竿を出したが、午前中に餌釣りの人らで賑わったらしい踏み跡が流れのほとりのあちこちで見つかった。
 でも、そんなのちっとも気にしない。
 解禁日の二月一日だから、やって来たのだ。
 むろん、ボウズは避けたいが、きれいなアマゴが一つ釣れたらそれでいい。
 山奥の渓流ではないため、フリースジャケットを羽織っただけの軽装でも寒くなかった。

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水深のある場所を重点的に探っていく

 ひらけた平な流れなので、のんびり釣りあがることができた。あれほど踏み跡だらけだったのに、釣っている最中に釣り人に会うことはなかった。堰堤下の溜まりや水深のある淵のほとりが多く踏み荒らされていたので、アマゴはまだ瀬に出て餌の水生昆虫を捕食するには至ってなさそうだとやや気落ちしたが、悪い予感は当たった。餌釣り師だって、澄んだ流れに出ているいきいきしたアマゴの顎に鈎を掛けてにんまりしたいにきまっている。しかし、その傾向にないと釣りあがるうちにわかって、流れの緩い水深のあるプールに釣り場をしぼったのにちがいなかった。
 そのくらいざっとしか探っていないのならノーマークのアマゴが瀬の流れに一つや二つは出ているかもしれない。午後からだと低地だけに羽化したコカゲロウが流れに乗って流下しはじめるかもしれない。すると、それを食いに水面へとあがって来るアマゴを目にできたとしても不思議はない。暖かいし、風もそよ風程度なので、もくろみどおりに事が運ぶかもしれない。そう思ったりもしたが、そんな甘い期待は見事に打ち砕かれた。

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使用したライン

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サビの残る魚体に早春らしさを感じる

 ルアーは汎用性の高いスプーンのみで勝負した。
 釣り歩くうちに三十分ほどで如何にも釣れそうな堰堤下のプールへと到着した。
 さっそく表層から探ってみた。スプーンは金属だから放っておくと沈むが、ロッドを立て気味にしてリールを巻くと簡単に表層を引ける。
 さて、投げたらリールにラインを巻き取っていく。巻く速さは気にしない。投げて、あとは層だけ意識して、ほどほどのスピードで巻きに巻いた。
 すると、上から順に下の層を探っていくうちに底の方でアタリが何度か来た。しかし、コツッと来たらそれっきり、鈎掛かりするほど荒く口を使って来ることはなかった。不運なことに、そのプールでアマゴを手にすることはできなかった。先に仕掛けを入れた者がいるせいで用心深くなっているようだ。
その後、深場ばかりでなく、いい感じの流れに出くわすと、この瀬ならアマゴが食いに出てくるかもしれないと期待して仕掛けを入れてもみたが、アタリすらなかった。
 春めく陽気だとはいえ、やはり季節は冬である。
 南の方角へ目をやると、山の緑は暗く、ところどころに雪が白く光って見えた。
 上空を舞う鳶の影が、左岸側から右岸側へと、ゆっくり川を横切って過ぎた。その上流側には、暗く澄んだ流れが橋の下をくぐってこちら側へと向かって来るのを目にできた。
 しかし、いつになく執拗に攻めてみたもののその甲斐なくノーフィッシュに終わってしまった。
 その後もパッとしない状況がつづいて、その先の堰堤下のプールで釣れなかったら諦めて帰ろうと考えた。
 そして、そこでもアタリは二度ほど来たが釣れずじまいに終わった。

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スプーンのほか、ミノーの出番も多い

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小ぶりの一尾のほかはこのサイズだった

 私は道路へと出て、駐車場所までもどろうと下流方向へと歩きはじめた。
 そして、アタリを多く得た最初の堰堤下のプールが見える場所までやって来たとき、もう一度チャレンジしてみようかという気になった。
 すると、どうだ。河原に降りて遠巻きに様子を窺うと、落ち込み付近からつづく流れの筋が消えかかる辺りでアマゴがわずかに水面を割って出た。そのあと間もなくふたたびライズを目撃した。
 私は今セットしているのよりもさらに小型のスプーンに付け替えて、ライズの少し上流側へとキャストした。放っておくとスプーンはひらひらと流れ任せに沈んでいくにちがいなかったが、私は故意に竿の先でチョンチョンというぐあいに深く沈まぬように誘いをかけた。
 すると、一発で食いついて来た。
 その後も、あまり気を遣わぬタダ巻きでひろく探って、このプールだけで五尾のアマゴをキャッチした。
 来月、三月一日には徳島県、高知県でも渓流釣りが解禁する。
 まさに、春本番である

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初ものなのでお土産にキープした

【今回の使用タックル、ライン】

ロッド : ウエダ トラウトスティンガーボロンTSS-57
リール : ダイワ セルテート1003
ライン : ユニチカ シルバースレッド トラウトクリアー 4lb

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