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釣行記

釣行レポート

2016年2月3日

もっこく池、解禁!

 ニジマス放流後、十二月に恒例の釣り大会が催され、その後は釣り禁止になっていたもっこく池だが、ひと月半ほど経った二月一日から例年どおり釣りができるようになった。
むろん、遊漁料は必要ないので、毎日来てもいいし、思い存分腕試しができるわけだが、知ってのとおりニジマスの持ち帰りは許可されていない。釣ったら、なるべくダメージを与えないよう速やかにリリースしなくてはならないきまりである。このほか、釣りをしていいのは日の出から日の入りまで。自分のゴミは各自責任を持って持ち帰ること。規則と言ってはこのくらいのところである。

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お立ち台は足場がいいので釣り人が絶えない

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ミノーは釣る層によって使い分ける

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高木君はスプーンで層を釣り分けていた

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ニジマスを掬いとる高木君

 もっこく池へは、ジャンプワールド今里店の高木君に少し遅れて、正午過ぎに到着した。
道具を手に土手から見おろすと、水上に張り出すお立ち台の少し手前の水辺で釣りをする高木君の姿が目にとまった。ルアーや小物を入れた磯用バッカンを足元に置いてヤル気満々である。
「釣れた?」
そう訊ねると、
「一つばらしました。あと、アタリが二度ありました」
その表情は、意外にも明るく、余裕すら感じられた。
前日に、同僚の穴吹君から入れ食い状態だったと聞かされているだけに、まさかボウズはないだろうと踏んで来ている様子だった。
その話は来店時に梶店長から私も聞いていたので、すでにアタリが来たりばらしたりしていると高木君から聞かされると、自分としても期待しないわけはなかった。

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使用したライン

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ミノーの出番も少なくない

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捕ったどーぉ!

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高木君の一尾目。悪くないサイズだ

 高木君と合流してから間もなく夫婦者らしい二人がお立ち台で釣りを開始した。しばらくすると奥さんのほうがサイズのいいニジマスをヒットさせた。寄せるのに手こずっている様子だったが、どうにかこうにか岸辺まで寄せると、かねてから用意していたランディングネットで待望の一尾目をご主人の協力を得て無事に掬いあげた。
その後、私はアタリすらなかったが、高木君は、「おっ、また来た」と声を漏らすことがあった。どうやらアタリはあるものの食い渋っているようだ。
そして、あまりにアタリが来ないので、場所を移ろうと水門の方へと行きかけたそのとき、高木君にニジマスがヒットした。
ニジマスは最初こそリールのスプールからラインを引き出し暴れたが、わりと早くに観念したか、高木君がロッドを曲げて寄せにかかると力なく寄って来た。こうなればしめたものである。高木君は梶店長に借りて来たという派手な色のランディングネットを手に取ると、ニジマスをそのなかへと手慣れた様子で滑り込ませた。
「やりました。これでとりあえず帰れます」
「えっ、もう帰るの?」
「いえいえ。釣って写真を撮って来いと店長に命じられていますから」
「ああ。ホッとしたってことね」
「はい」
高木君は安堵の表情に頷いて、ふたたびロッドを手にした。
しかし、高木君も、私も、お立ち台の夫婦も、その後はアタリひとつ拾えなかった。
対岸ではフライマンがルースニングをやっていた。ルースニングとは平たく言うとウキ釣りで、インジケーターと呼ばれる目印を水面に浮かべておいて、それでアタリを取る。ウキ下は好みで深さを調整できるが、仕掛けの特性上どこまでも深くはできない。私の好まないスタイルだが、この方法で狙うフライマンは少なくない。
今日は話題がフライではなくルアーなので、これ以上触れないが、私の釣り方とはちがうということだけは記しておく。

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スプーンは汎用性が高く鱒へのアピール度も高い

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このサイズなら文句なし!

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やや小ぶりだが鰭ピンでよく引いた

 北から弱い風が吹いており、南の岸へと波が送られて来ていた。漣ほどの微かな波だが、早春の代表的な水生昆虫であるユスリカ、あるいはコカゲロウの仲間が少しでも羽化しているとしたら、羽化に失敗して水面にはりついたそれらが南へと吹き寄せられて、ニジマスにとっての格好の餌場となっていないともかぎらない。
それが、もしはずれていたとしても、どうせアタリもないのだ。その場を見切っても惜しくはないだろう。
果せるかな、釣れなくてもともとで移動してみたところ、早々に沖のほうでニジマスがライズした。少し離れた場所でも同じように波紋が生れた。複数のニジマスが水面に出て来て何らかの餌を食っている。
「こいつは表層を狙わない手はないぞ」
私は内心そう思った。
見ると、高木君はまだ最初の場所を捨てきれずに粘っていた。向こうも気になるのかときどきこちらの様子など窺うそぶりをみせた。
二回投げただけで、私のスプーンに本命のニジマスが食いついた。表層をゆっくり引いても水を確実につかんでよく泳ぐ小粒のスプーンに交換してすぐにヒットした。
満足できるサイズにはほど遠いが、放流鱒とは思えぬほど魚体も鰭も申しぶんない上出来のニジマスであった。
私は手招きして、高木君にこちらに移るよう勧めた。
高木君は、持ち物をまとめて、さっそくやって来た。
移って来て早々に高木君にアタリが来た。そして、次またアタリが来て、今度は食いついたのだけど、すぐに顎を捕えていたフックがはずれて残念な結果となった。
そのあとすぐ、私にニジマスが釣れた。まあまあのサイズだったが、こちらも鰭がかなり再生しており、しかもよく肥えて見映えがした。
このニジマスは沖の方でヒットしたが、投げ込んだスプーンをひらひらと底に向かって沈めている最中にアタリが来て、慌ててリトリーブしはじめると、追い食いして来た。
「表層ですか?」と高木君が訊いた。
「いや。フォール中にアタリが来て、仕掛けを巻き取りはじめたら追って来て食った」と私は答えた。
このニジマスはパワフルで、何度となくリールに悲鳴をあげさせた。おかげでスリリングなやり取りを堪能させてもらうことができた。
ようやく水辺へと寄せると、高木君が掬いとってくれた。梶店長に借りて来たランディングネットの大活躍である。
わたしは、この一尾を最後に納竿した。そして、持ち物を片づけると、高木君に「お先に!」と告げて釣り場をあとにした。済ませなくてはならない用事があったので、それ以上は粘ろうにも粘れなかったというわけだ。

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仕掛けを引き倒して暴れた嬉しい一尾

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放流物とは思えない綺麗な魚体に思わずうっとり

 だから、これは後で高木君から聞いた話だが、私が釣り場を去ってから三十分くらい経ったころ、同じく南岸の東寄りでマッチョな ニジマスを一尾追加したそうである。後日、スマホで撮った証拠写真を見せてもらったが、丸々と肥えた立派なサイズのニジマスだった。
今後も、現在同様ニジマスは釣れつづく見込みだが、活性の高い日とそうでない日はどんな魚にだってあるので、丸一日頑張る気で出かけるとよいだろう。早朝と夕方はとくに食いの立つ時間帯なので釣り場にいてほしい。よほど間違った釣り方をしないかぎり、まあ、まずボウズはないと思う。
どの層にルアーを通すかはケースバイケースだが、ルアーを投げては巻き、巻いては投げしているうちに、ニジマスはまずまちがいなく食いついてくる。
むろん、ミノーでも釣れるが、ミノーはフックの数が多いぶんニジマスに与えるダメージも少なくないので、やはり一本鈎のスプーンがお勧めである。
今後、晩春までは活性の高い状態がつづくだろうから、まだ出かけていない人はぜひ足を運んでみてほしい。一度と言わず、二度でも三度でも。
では、みなさんも、よい釣りを!

【今回の使用タックル、ライン】

ロッド : UMFウエダ STS-74MN-Si BORON
リール : ダイワ イグジスト2004
ライン : ユニチカ シルバースレッド トラウトクリアー 4lb

 

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