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釣行記

釣行レポート

2016年11月25日〜12月6日

ルアチャンロケの前後

 ルアルアチャンネルのロケの前には様子見がてら淡路島をたびたび訪れた。
 淡路島南部のアジングは去年の秋以降に通い始めたので、まだまだ未開拓と言えるが、私以外の者ら全員の釣行延べ日数は今日までに五十日をくだらないはずだ。
 私が探していたアジの釣り場は、ズバリ、「アジングに不慣れな女子でもボウズを引かずに済む釣り場」である。三人いるルアチャンの釣りガールの誰が来ても、絵になる程度にアジがワームで釣れるフィールド。サイズはともかく数が釣れないとつまらない魚だけに、二人で五十匹は釣りたい。できれば、印象深い番組になるようときどき良型が混じってくれるのが望ましかった。

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観潮船。渦潮を客に見せるため鳴門海峡へ出かけて行く

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日中は夜ほど安定して食って来ないが今回はよく釣れた

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体高のあるいいアジが釣れた

 さて、開拓班の選抜であるが、こちらが交通費を持つ以上は、人選に地の利を生かせる者を揃える必要があった。これなら高速料金等出費を抑えられることはもちろん、なによりも現地へと通わせやすい。だから、釣り場から遠い地域の人間は使わないことにした。
 私が白羽の矢を立てたのは、徳島県鳴門市近郊に在住する者たち。アジングの腕前はもちろんのこと、なによりも行動力のある連中を厳選選抜し、その者たちだけでは間に合わないときを想定して二番手三番手も順次考えていった。

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アジングに多用されるPE、フロロ、エステル

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層を意識した釣りで釣果を伸ばした

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けっこうキビレチヌが食ってくる

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日中は地元の人らによるサビキ釣りも盛んだ

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湾内を車でランガンするのも悪くない

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潮次第でこのくらい釣れることも

 もう今では、地元の人間とよしみを通じているので情報に事欠くこともあまりなくなったが、何もない所から城の土台を築いてくれた仲間の者たちには感謝しても感謝し尽くせない。
 おかげで、ロケも無事終了した。

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夕まづめにレギュラーサイズが連発

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ほら、また釣れた!

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縦に誘って、止める。これが攻めの基本

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漁港内をまめに探って釣果を稼いだ

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気がつくとこんなに釣れていた

 ここでちょっと裏話をすると、ロケは十二月二日の金曜日、十四日の水曜日のどちらかでお願いしたいというのが関係者側からの要望であった。こちらとしてはどっちでもよかったが、寒さが日に日に厳しくなってくる時期だし、そうでなくても足の速いアジだからいつ去っていかないともかぎらない。
 地元の人の話では、去年の春から今日までずっと釣れているとのことだったが、例年冬場はよくないみたいなので心配した。
 そもそも九月中旬から十月中旬のあいだにロケをしたかったのに、それが延び延びになって十二月にずれ込んだわけだから、早く片づけて肩の荷を下ろしたい。そう思って、十二月二日にした。
 あとで考えてみると、これがよかった。ロケのあと一時的に冷え込んで、海のなかもお寒い状況となってしまい、釣り場から少しのあいだアジが消えた。湾内いたるところでアジが釣れなくなった。ロケ後しばらくして、五日ほどかけて日増しにダメになっていき、なんと、ロケの第二候補だった十四日の水曜日にはアジが完全に姿を消し、サビキ釣り師もやって来ないような状況となった。かろうじて大きな網でイワシを掬う人の姿が見られただけで、海辺は閑散としてしまった。
 この日、私はべつの用で淡路島に来ていた。釣りには関係ない話なので詳しくは書かないが、苔の採取のため大鳴門橋を渡って昼ころに淡路島入りした。苔というのは地面や斜面にはびこる植物の苔だ。コケには蘚苔類と地衣類があるが、「どっちが専門だ?」と或るとき人に訊かれて面食らったことがある。が、ようするに私は学者ではないし、個人的に研究に精を出している在野の物好きジジイでもないので、ここでは採取に訪れたということで一応話を切る。
 とにかく、この日は魚っ気がなかった。おそらく潮が悪いということだろうが、アジは回遊魚だし、なにか気にくわぬことがあって、ぷいと湾内から出て行ってしまったのかもしれない。あるいは何らかの理由で湾内の深場に落ちてじっとしているのに相違なかった。
そう言うわけで、今回は運が私たちに味方してくれたといってもよかろう。
 放映が二十一日の水曜日に決まったということで、地元の人に問い合わせてみたところ、またロケ当日くらいのサイズのアジが釣れ出したそうで、ちょっぴりほっとした。数は以前ほどではないが、それでもほどほどには楽しめる状況にもどっている。そう言っていた。
 このぶんだと、放映後に観た人が出かけても全然ダメということもなさそうである。
 先にも述べたが、アジは足の速い回遊魚だけに、むろんそれも絶対とはいえない。が、それでも釣れ出したというのだから悪い話ではないだろう。
 今後に期待したいところである。

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アジ専用のジグヘッドを多用した

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岸壁を移動しながら釣る

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淡路島で初のアジをキャッチした尾崎

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次から次へとアジを抜きあげる

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漁船など物陰にアジが着いていた

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最大でこのくらい

 最後に、新商品のエステルラインについてであるが、「伸びないと聞くが、引っ張ると伸びる」と釣り場で面識のない釣り人から意見されたので、少し触れておく。
 フロロもナイロンもエステルも、モノフィラメントのラインである以上は程度の差こそあれ伸縮があって当然である。
 その人は、引っ張った感じではフロロ並みには伸びる。ひょっとしてナイロンも変わらないくらいに伸びているかもしれないと大袈裟に話していたが、では、アジングの仕掛けを組んで実際にアジを釣ってみたときの感想はどうか。
「仕掛けの操作性はフロロよりよくて、アタリの感知性能はナイロンとは雲泥の差ではないですか?」
 私は気になったので訊ねた。
「だから、使っているのです。たしかにそうだけど、引っ張って伸びる感は予想以上です。なのに、伸びない感じで釣れるのが不思議で・・・」
 その人は答えた。
 アジングに用いるジグヘッドの重さはたかが知れている。手で引っ張るほどの負荷がかかることはない。もしかかるとしたらそれは根掛りしたときくらいのものだろう。要するに、ナイロンは魚が引っ張る以前に自重だけでもたるのにちがいない。自重で伸びかねない。そのうえ海中のラインは水圧がかかるぶんナイロンだと伸縮に拍車がかかるのだろう。
 フロロは、比重が重い。海水に対する比重の重さは、物質としていっそう重量が増すとみなしてよいと考えるなら、すると当然フロロよりも比重の軽いエステルのほうが操作性がよいはずだ。加えて、ナイロンやフロロよりも細い号数がラインナップされているため、それだと持ち前の水切れのよさと相まって、誘うにもキレのあるアクション付けが可能であろう。アタリもわかりやすくフッキングさせやすいのは明白である。

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アジングにベストマッチのエステルライン

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ライズがあるときはタダ巻きでもアジが連発した

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ランガンしながら数を稼いだ

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開始直後は活性が低く底付近を丹念に探って釣果を得た

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波止の外側は潮通しがよく良型が釣れた

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二人の釣果

 ただ、エステルは癖がつきやすい素材である。これは、乱暴に扱うと糸縒れや縮れ、糸折れが生じやすいというわけで、ナイロンに較べるとこの一点において少々扱いづらい。
 しかし、それでも多くのアジング好きがエステルを多用するのはそのようなデメリットよりもメリットの方が遥かに大きいと実感してのことであろう。私もそうだが、このことはまずまちがいなさそうだ。いくらメーカーやフィールドテスターが推奨しても扱い辛く釣果に結びつかないようなら馬や牛だって話に乗っては来ない。そんなうまい口車になど乗らないよというわけだ。
 ここで言えるのは、要するにどんな製品にも長所短所があるのだから、もし長所が相当上まわっていると思ったら、その長所をさらに最大限引き出せる扱い方を心がけなさいよ、そして実績につなげなさいよということに他ならない。
 それでも、扱いにくさが煩わしいと悩む人は、とりあえず状況が許すなら出来るだけ細すぎるものは使わないことだ。ユニチカのばあい0.4号がいちばん太いが、この太さなら0.25号、0.2号と比較すると格段に扱いやすい。
 ちゃこちゃんは、今回のロケで初めてエステルラインを使用したそうだが、0.3号で上手に問題なく昼夜を問わず次々にアジを釣りあげた。
 それゆえ、ビギナーでも0.3号か0.4号をリールに巻いておけば難なくアジングを楽しめそうである。極細を使うのは、釣り慣れてからにすればいい。それだって、もし条件的にみて太いままで問題がないなら太い仕掛けに越したことはないから、そのまま使いつづけたらよい。
 たしかに、細仕掛けのメリットは、仕掛けの操作性においては相当高い。だとしても何でもかんでも繊細な仕掛けを用いることはないし、大物がヒットしたときのことを考えてみても魚とのやり取りや取り込みの楽さを考えるなら、安心できる太さと強度の仕掛けが望ましいのに決まっている。海にはアジばかりが泳いでいるのではないのだからどんな大物がヒットしないともかぎらない。
 ・・・・・、書きたいことはまだまだあるが、そろそろ釣りに出かける時間となった。なので、今回はこれにてペンを置くことにする。

 では、みなさんも、よい釣りを!

【今日の使用タックル】

ロッド : ブリーデン グラマーロックフィッシュTE68
      ブリーデン グラマーロックフィッシュTX70M
リール : ダイワ セルテート1003
      ダイワ ルビアス1003
ライン : ユニチカ ナイトゲームTHEアジ エステル0.2号、0.3号
      ユニチカ ナイトゲームTHEメバルPEⅡ0.2号
リーダー: ユニチカ ナイトゲームTHEメバルリーダーFC3lb

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