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釣行記

ソルトルアー釣行記 吉竹勝 

2007年5月24日

三宅島のジギング ヒラマサ!!

平成12年6月末に三宅島の雄山が噴火した。その後も小規模な噴火が何度か起きていた。
同年8月18日に大規模な噴火が起こった時は噴煙が空高く上がり、この日の三宅島は火山灰に覆われ真っ暗になった。昼間なのに前を見る事が困難で車を走らせる事も出来なくなり、島民はパニック状態となった。
9月に全島民避難になり、それから5年間三宅島への立ち入りが禁止される事となる。そして平成17年2月、5年間の避難生活から開放され、三宅島での生活が許されるようになった。しかし5年間で三宅島の姿は大きく変わっていた、火山ガスの影響で木や草花は枯れ果て、緑が無く家や建物までが住めなくなっている場所も多くなっていた。
噴火前に約3,800人いた島民は、現在約2,600人に減少した。10年前まで私は4年間ほどこの島で生活していたため、そのショックは大きな物だった。
17年2月以降、私はこの島に通い続けているが物凄いスピードで三宅島は元の姿へ戻ろうとしている。島民の努力は勿論だが、自然の底力は人間の想像をはるかに上回っている。
毎年山の緑が増え鳥の鳴き声も以前と変わらないほど多くなってきていて、島の人々にも少し余裕が出来てきたようにも感じる。

5月末、三重県の中村豪さん、オーシャンデューの田中康さん、アシストホルダーの村瀬清之さん、シャウトの小野誠さん、東京の横島敏弘さんら計8人と三宅島で2日間のジギングツアーを行った。
中村さんと村瀬さんは毎年この時期に私と同行しているが、あまり良い日に当たっていないのが現実である。早朝に島の南西に位置する大野原群島、通称三本岳からスタートした。
海上はべた凪で潮もほとんど動いていない。通常三本岳周辺は潮が非常に速いが、黒潮が離れていたためか状況はあまり良いとは言えない。
水深50メートルラインからチェックすると、ボトムから20メートル付近で小野ちゃんに最初のヒットがあった。物凄いスピードでラインが出されていった。
間違いなく大型であるが、リーダーが擦れた感覚があったようで、その緊張感が伝わってくる。
慎重なやり取りが続いた。ゆっくり少しずつリフトする。ファイトを見守っていた私にも思わず力が入ってしまう程である。
リーダーが見え巨大なヒラマサが浮き上がった。横島君が慣れた手つきでギャフを掛ける。小野ちゃんは勿論だが、船中全員朝から大盛り上がりとなった。
一発目からあのヒラマサを見てしまうと、ライトタックルで遊べなくなってしまうのが現実である。
その後少しずつポイントを変え移動していった。そして村瀬さんにヒット、7キロほどのヒラマサに苦笑い。小さくても最高のファイトをしてくれるランナーである。私的には十分なサイズなんですけど・・・。

その後は私にも1バイトがあったが、フッキングせず三本岳を一周チェックしたが、反応がなくなり三宅島本島周りへ移動した。
今崎沖から時計回りで島をチェックするが、どこへ行っても潮は流れず皆苦戦する。大久保沖でライトタックルで楽しんでいた村瀬さんにヒット、しかし青物ではなさそうだ。大型のアカハタかと思わせたが、イラ?みたいな魚が釣れあがる。
その後に鯛ラバで小野ちゃんがアカハタとカサゴをゲットするが、カンパチやヒラマサの反応はなく島周りを一周し、12時に本日宿泊の三宅島天狗屋へ到着。小野ちゃんの釣ったヒラマサを検量、なんと全長140センチ体重23.35キロに皆で再び盛り上がる。

昼食をとり午後からの遊び(勿論釣り)の計画を立てた結果、アオリイカ組7人、ブラックバス組1人となった。この日は天狗屋の高橋哲也(テッちゃん)さんも居て、話の流れで1名(横島君)がバス釣りに行くことになった。
三宅島には大路池というバスとブルーギルが生息する池があり、魚影は濃く60センチアップのバスも出ている。
数日前テッちゃんにも50アップが釣れたらしく、横島君が思わず飛びついてしまった。横島君を大路池に一人置き去りにして、他7名は伊ヶ谷港へアオリイカ狙いで向かった。
風は少し強いものの天気は最高、釣り人も少なく皆ばらばらになり大型アオリイカを狙う。やはり堤防付近も潮が流れず苦戦するが、村瀬さんに1キロクラスがヒットする。
慎重に手前まで寄せてきたその時、目の前でカンナがはずれ村瀬さんも唖然とする。
横島君から電話、「釣れすぎてお腹がいっぱいなので宿へ戻りま〜す」。やっぱり今日はバスだな。
しかし気を取り直してふたたび狙うと、村瀬さんにまたヒット。しかし500グラムクラスに苦笑い。夕方まで粘るが誰にも反応はなく、宿へ戻り皆で宴会をした。
小野ちゃんのヒラマサにカンパーイ(完敗)・・・。
明日の予報は朝から雨で南の風が強くなるようだ 。

2日目、天気予報通り朝から雨が降っていた。御蔵島計画もあったが前日に大型のヒラマサが出た三本岳へ向かった。前日と同様で潮はまったく動かない状況が続く。
水深40〜50メートルラインに反応が多く見られたようで、その付近を何度も流しながらジグやジャークパターンを変え攻めて行く。
中層で私にヒット、サイズは今ひとつだが間違いなくヒラマサのファイトだ。水面まで小気味よく遊んでくれ、無事ネットに納まったのは7キロクラスのヒラマサ。前日に私は何も釣ることが出来なかったため最高の一匹である。
その直後、 田中さんの友人にヒットしたがフックを伸ばされてバレてしまう。
続いて小野ちゃんにヒット、これもヒラマサのようだが余裕のファイトで7キロクラスをゲット。その近辺で何度か流し再び私にヒットする。
ファーストランは間違いなく大型のヒラマサかと思わせたが、150メートルほどラインが出て行きサメだと気付く。
ラインを切りたかったがジグがもったいなく、皆にご迷惑をお掛けしながらポンピングする事20分、魚体が見え尾鰭にスレ掛かりした尾長鮫が浮き上がる。ジグを回収してリリースしたが、少し緊張感のある時間だった。
気を取り直して皆で攻めまくるが、反応がなくなり南風も強く吹き始めたので10時30分早上がりとなった。
数こそは出なかったが、昨日小野ちゃんの釣ったヒラマサは見事な物だった。20キロオーバーのヒラマサは国内でも狙える場所は少ない。関東から日帰りでも行ける三宅島は、とても魅力のある島である。
今回カンパチは釣れなかったが、基本的にはカンパチの方が釣れやすい場所である。昨年も5月に水深70メートル以内で鯖の泳がせにヒラマサの36キロカンパチの40キロなど大型魚が釣れ上っている。
遊漁規制により水深70メートル以浅でしか狙うことは出来ないが十分遊べます。縞鯵や真鯛も10キロオーバーが年間何本も上がっている。鯛ラバで遊ぶのも良いでしょう。
そしてお土産には必ずアカハタが欲しいですね。
今回あまり釣れませんでしたがアカハタは真剣に狙うと、けっこう釣れてしまいます。
ジギングの好きな方はぜひ三宅島に遊びに行ってみて下さい。

ソルトルアー釣行記

小野さんに大物がヒット

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小野さんのヒラマサは140cm、23.35kg

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村瀬さんにもヒット

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村瀬さんのヒラマサは7kg

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小野さんのタイラバにアカハタがヒット

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小野さんにヒットした7kgのヒラマサ

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今回のメンバー

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今回のメンバー

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私にヒットした7kgのヒラマサ

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沖から見た三宅島

【今回の使用タックル】

ロッド : スミス AMJ-S52EX・AMJ-S54H・AMJ-52H
リール : シマノ ステラ 20000PG・8000 HG・オシアジガー4000P
ライン : ユニチカ ウルトラユニベンチャー1 5号
リーダー : ユニチカ シルバースレッドショックリーダー 100lb
ジグ : スミス CBナガマサ 180g〜280g・サイドスラスター 200g・メジューム 160g〜210g

宿泊、釣り船問い合わせ 三宅島 天狗屋

<この釣行記の一部は(株)岳洋社SALT WATER GAME FISHING MAGAZINE 2007年8月号に掲載されました。>

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