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ユニチカハナビラタケとは…
デリケートなユニチカハナビラタケを栽培することは、とっても難しいと言われています。
実際にどんな環境で、どんな工程で栽培されているのか、豊橋事業所にある栽培プラントにおじゃましました。
では、さっそくレポートしていきます。

培地作製工程

まず、最初はハナビラタケを育てる培地作製工程です。
栄養素を混ぜたオガコを瓶の中に一定量詰め込みます。そしてオガコの中心には、ユニチカハナビラタケの種菌を植える穴をあけていきます。その後、瓶のフタをセット。ここまですべて自動化されているんですよ。

次に、培地を入れた瓶を滅菌します。瓶の中の雑菌を高温(熱)をかけて殺すんですね。2段階にわけて温度をかえて滅菌するので、すべての工程が終わるまでに約5時間もかかるそうなんです。徹底的に滅菌するっていうことですね。これをしておかないと、きのこの95%位がカビでダメになるんですって。つまり、この工程がなければユニチカハナビラタケは育たないってこと。滅菌が終わると、クリーンルーム仕様の部屋へ。ここまでが培地作製工程ですね。

接種工程

さぁいよいよ、栽培プラントに入っていきます。
ここからは、クリーンルーム仕様なので、菌や埃がでないように、服を着替え、帽子をかぶり、手袋をして、靴も消毒し、最後にもう一度鏡で自分の姿をチェックします。まさに完全防備ですね。そしてエアーシャワーに入ります。これで終わりかと思っていたら、まだ消毒があるんですねぇ。 手袋の上から消毒用アルコールで手を消毒します。ホント、徹底しています。

こうしてやっとプラント内部へ。
中は、万一どこかの部屋で菌が発生した場合に備え、汚染が全体に広がらないように各部屋が小さく区切られています。まず、菌種を植える接種室に入ってみましょう。
ここはかなり温度が低いです。雑菌が繁殖しないように、できるだけ寒い部屋で作業しなければいけないんだそうです。作業する人も大変ですね。先ほど滅菌した培地に、種菌を植えていきます。

 

培養工程

次は培養工程です。
接種した瓶を、一定の温度と湿度のある培養室に移します。
ここで菌糸を培養するんですね。植えた種菌がだんだん伸びてくると、瓶の中が白くなってきます。瓶の裏側を見ると白くなっているのがよくわかりました。
最後は瓶の中、培地全体が白くなるんですって。ここまでで、6〜7週間かかるそうです。

発生工程

培養した培地を、次はハナビラタケを発生させる、つまり芽を出させるために発生室に移します。
ここでも温度や湿度をコンピュータでコントロール。この温度、湿度の設定が実に微妙で難しいそうです。
この部屋で芽をだんだんと大きくしていき、発生をかけてから1カ月位かかってやっと瓶の肩口まで芽が伸びてくるんです。これがハナビラタケの子実体部分なわけですね。
培養ですでに2カ月かかっているので、ここまでですでに3カ月!!
ほんとハナビラタケはゆっくりゆっくり成長するんですね。

生育工程

栽培の最後は生育工程です。生育室に移して、ここでも子実体の成長に適した温度、湿度調整を行います。
ここで1カ月。こうしてやっと1瓶あたり約100gのユニチカハナビラタケの誕生となります。
最初から数えると、実に4カ月もかかってるんですよ。
きのこはそれぞれ固有の成長速度を持っているそうなんですが、ハナビラタケはきのこの中でも特に成長が遅い、のんびり屋さんなんですね。その成長過程で雑菌やカビなどに触れるとダメになってしまうので、成長する間ずっと守ってやらないといけないんです。だから時間がかかるし、 手間がかかるし、コストがかかるわけですね。
こうやって見学させていただいただけでも、栽培するのは大変だなぁってつくづく感じました。
ユニチカだから、ここまで徹底して管理して栽培できるんだろうなぁと思いましたね。


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