ニュースリリース 繊維事業

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繊維事業

2022/6/ 6

ナイロン11繊維『キャストロン』の日本バイオプラスチック協会"バイオマスプラ識別表示制度"ポジティブリストへの登録について

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ユニチカトレーディング株式会社のナイロン 11 繊維「キャストロン」が、日本バイオプラスチック協会のバイオマスプラ識別表示制度のポジティブリストに登録されました。これにより、『キャストロン』を使用した製品には「バイオマスプラマーク」を表示することができ*1、循環型社会への貢献をアピールすることが可能となりました。



1.『キャストロン』について


トウゴマから抽出されるヒマシを原料としたバイオマス 100%の環境配慮型ナイロン 11 繊維で、軽量性、耐摩耗性といった特長を有しています。スポーツウェア、アウトドアウェアのような衣料素材から、シューズ材などの資材まで様々な用途での使用が可能です。また、原料であるトウゴマは、主にインドのクジャラート州で栽培されています。同地区はごく短期間の雨季を除いては降水量が少なく農作には不向きとされる土地柄ですが、トウゴマの栽培は可能で栽培農家の貧困改善にも貢献しています。



ナイロン 11 繊維 『キャストロン』 織物


2.日本バイオプラスチック協会のバイオマスプラ識別表示制度について


■日本バイオプラスチック協会(JBPA)

循環型社会の実現に重要な役割を果たす「生分解性プラスチック」と「バイオマスプラスチック*2」の普及促進と、技術的な問題の解決を目的として設立された民間団体。


■バイオマスプラ識別表示制度

同協会(JBPA)が定める基準を満たすバイオマス由来成分の割合(バイオマスプラスチック度)が確認され、かつ安全性の審査基準に合格した製品に「バイオマスプラ」の名称と「バイオマスプラマーク」の使用を認める制度です。認証される製品には、必ずポジティブリストに登録された原材料を使用する必要があります。


3.今後の展開について


ユニチカグループでは、環境と共生するくらしの実現を優先課題の一つに掲げ、"for the EARTH"というテーマのもとグループ全体で製品づくりに取り組んでいます。
当社では、『キャストロン』をはじめとした環境配慮型素材を、より普及させていくことにより、持続可能な社会構築への貢献を目指します。


*1「バイオマスプラマーク」の表示をするためには表示対象製品での申請、登録が必要。
*2 再生可能なバイオマス資源を原料に、化学的または生物学的に合成することで得られるプラスチック。



以上



<本件に関するお客様からの問合せ先>
ユニチカトレーディング(株)技術開発部
TEL:06-4705-9096


<本件に関する報道関係からの問合せ先>
ユニチカ(株)広報グループ
TEL:06-6281-5695


※掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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