===== ◇ UNITIKA ◇ =========================================================

 

                樹脂成形事業 技術レポート 2010.8.17号

 

                〜 新規絶縁系熱伝導性塗料について 〜

 

 ========================================================= ◇ UNITIKA ◇ =====

 

 

 

 ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 □■   いつもお世話になっております。

 ■    本メールマガジンは、ユニチカ(株)樹脂成形事業からのお知らせです。

       弊社ホームページをご利用頂いたお客様、

       及び弊社営業担当とコンタクトさせて頂いたお客様へ配信させて頂いております。

       お世話になっているお客様に向けて、

       ユニチカ(株)樹脂成形事業のサービスのご案内や、

       お役立ち(時には驚きの)技術情報、耳寄りなビジネス情報、

       ちょっとお得な暮らしの情報をお届けします。

  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   

   「ものづくりパートナーフォーラム2010 in 大阪」に出展!!

 日経ものづくり主催 次代を切り拓く技術者のための特色加工技術 集中フォーラム 

  日時:2010年9/17(金) 10時30分〜17時

  場所:大阪マーチャンダイズマート 2階 Dホール

   

    弊社は封止成形関連技術を出展予定です。

  また14時からは技術プレゼンテーションも行います。

 

  ものづくりの専門家が出展予定ですので、弊社以外の加工技術に関する情報収集も期待できる

  と思われます。お近くにお越しの際は、お気軽にお立ち寄りください。

  https://www.unitika.co.jp/plastics/mold/unitikamold/2010/monodukuri_1.jpg

   https://www.unitika.co.jp/plastics/mold/unitikamold/2010/monodukuri_2.jpg 

 

  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

  今年の夏は例年よりも残暑厳しいとの予測が出ております。うだるような暑さが続きますが、

  皆様お体ご自愛ください。

  さて第15回目は、新規絶縁系熱伝導性塗料に関する情報を紹介します。(配信担当:松本)

  

  

  パワーデバイスやCPUなどの発熱体は使用中に発熱し、その熱のため性能が低下したり、

  熱暴走で電子部品が故障することがあります。そのため、ヒートシンクを用いて空気中に熱を

  放射させたり、冷却ファンで強制的に空気に対流を起こして熱を奪うような設計がされています。

  急速に普及しはじめたLED電球においてもその素子からは大量の熱が発生します。LED素子は

  その温度が80℃を超えると著しく寿命が短くなるため、アルミ板など熱伝導性がよい金属プレート

  をLED基板に接続させ、熱を拡散させて温度を下げる方法が取られています。

  ユニチカでは以前にカーボン系フィラーを用いた熱伝導性塗料を開発し紹介させていただきました。

  この塗料はカーボン系フィラーと熱硬化バインダーから構成される水性塗料であり、その塗膜は

  面方向に120〜150W/m・Kの高い熱伝導率を有し、厚みのあるスクリーン印刷が可能な塗料でした。

  カーボン系塗料の魅力である高い熱伝導性を発現させるためには塗膜を高温でプレスして圧縮する

  必要がありました。またカーボンは電気を通す性質(導電性)があるため、その用途が限られて

  いました。

  そこで、ユニチカではご要望が多い絶縁性の熱伝導性塗料の開発を始めており、一部でサンプル

  ワークをはじめております。

  

  @熱伝導性塗料としての特徴

  本塗料は絶縁性の熱伝導フィラーと2液型熱硬化バインダーから構成された白色の溶剤系塗料で

  あり、下記の特徴を有しています。

  硬化条件はお客様のご要望にあわせて変えることができ、高温短時間〜室温長時間まで自由に

  設計できます。

 

  ◆絶縁性

    塗膜の表面抵抗値は2.8×10^13Ωであり、絶縁破壊強度は20kV/mmです。

    回路基板や電子部品などの上にも塗工することができます。

  ◆熱伝導率

    塗膜の熱伝導率は3〜5 W/(m・K)です。面方向だけでなく厚み方向にも熱伝導できますので、

    例えばLED基板と金属プレートの間に塗工することでLED素子の熱を速やかに金属に伝達

    できます。

  ◆スクリーン印刷性

    ±0.5mm程度の精度でスクリーン印刷できます。溶剤で粘度調整することによりハケ塗りにも

    適用できます。標準グレードのポットライフは2液混合後、室温で約6時間です。

  ◆熱プレス処理が不要

    塗工し乾燥するだけでOKです。弊社カーボン系熱伝導性塗料のような高温でのプレス圧縮は

    不要です。

 

  A適用例-1

  本塗料は絶縁性ですので回路基板や発熱部品の上に直接塗工することができます。

  発熱体を塗膜と接触させることにより、発熱体の熱を塗膜に拡散させ温度を下げることができます。

  https://www.unitika.co.jp/plastics/mold/unitikamold/2010/201008-1.jpg

 

  本塗膜を発熱体と接触させることにより発熱体の温度を約14℃低下させる効果がありました。

 

  B適用例-2

  本塗料はLED基板と放熱用金属プレートの間に塗料を挟みこむことにより、基板と金属プレートを

  密着させて熱抵抗を低減できます。このためLED素子温度を低下させることができます。

  下図のように市販LED電球のLED基板とアルミプレートをボルト固定したケース1と、基板と

  アルミプレートの間に塗料を塗工(厚み100μm)したケース2の各LED素子温度を比較しました。

  https://www.unitika.co.jp/plastics/mold/unitikamold/2010/201008-2.jpg

 

  その結果、ケース1のLED素子温度は95.5℃まで上昇しましたが、ケース2では85.7℃

  となり、約10℃の温度低下効果がみられました。

  

  ご相談いただければ用途に応じたグレードの開発を行いますのでお気軽にお問い合わせください。  

    

 ━◇◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

  今月号は、新規絶縁系熱伝導性塗料に関する情報について述べさせてもらいました。

  詳細な情報が必要な方はお気軽にご返信ください。

  

  バックナンバーはコチラ・・・https://www.unitika.co.jp/plastics/mold/unitikamold/index.html

 

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆◇━

                       Presented by ユニチカ株式会社 https://www.unitika.co.jp/plastics/mold/index.html

 

 

  

  

  ☆ このメールを今後ご不要な方は、「配信不要」とご返信頂ければ配信を停止します ☆

 

 

 

 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏

   ユニチカ株式会社
   樹脂事業部 新事業推進室
   〒541-8566 大阪市中央区久太郎町4-1-3
   TEL:06-6281-5552 FAX:06-6281-5849
   MAIL:
mold@unitika.co.jp
   
https://www.unitika.co.jp/plastics/mold/index.html

 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏