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交通事故状況と安全対策

反射材で安全対策

ドライバーからの視認性

薄暮がはじまる頃から夜間にかけては、交通事故による負傷者、死者が多くなる時間帯です。この時間帯に外出する際は、ドライバーから見えやすい服装などで、確認してもらいやすい工夫をすることが必要です。
最近では高齢者の方も観劇や食事、犬の散歩など、夜に外出される方が増えています。しかし、高齢者の方は黒や紺色、茶色など、地味な色の服装をされている方が多いため、ドライバーから目立ちにくくなっています。夜間の外出では以下の内容を理解し、目立つ工夫をしていきましょう。

画像:ドライバーからの視認性

こんなに違う視認性!

画像:こんなに違う視認性!

自動車のヘッドライトを下向きにした場合の、ドライバーが歩行者を視認できる距離。

  • 黒や紺など暗い色の服装・・・・・ 約26m~30m
  • 白や黄色などの明るい服装・・・ 約38m~50m
  • 反射材を着用した場合・・・・・・・ 約60m~130m

反射材は、自ら光りは発しませんが、自動車などのライトが当たると光が入ってきた同じ軌道に反射します。
ですから、反射材用品を身につけていれば遠い距離からでも目立たせることができます。

自動車が歩行者を発見して停止できるまでの距離は、時速60kmの場合44mです。
ということは、明るい服装でも危険だということです。全国反射材普及促進協議会が認定し、全日本交通安全協会が推薦した反射材を身につけた場合、最低でも57mの視認距離が必要です。
ですので、反射材を身につけていれば、早く歩行者を見つけることができ、時速60kmでも歩行者の手前で停止することができます。

赤色は目立つ?

赤色は昼は目立ちますが、暗い夜道では彩度の高い赤でも目立ちにくくなります。昼と夜とでは、目立ち方が違うことを覚えておいてください。

自宅付近だから大丈夫!?

いつも通っているところだからと、横断歩道以外の場所を横断していませんか?その油断が危険です。特に夕暮れから夜間に外出する場合。右折や左折してきた車両は、歩行者に気づかない可能性が高いと思っておきましょう。

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