HOME > 金沢美術工芸大学×ユニチカ 製品開発プロジェクト

金沢美術工芸大学×ユニチカ 製品開発プロジェクト

金沢美術工芸大学×テラマック 新しい才能とテラマックの出会い。ここから未来へ

金沢美術工芸大学とユニチカによる製品開発プロジェクト。
「テラマック」を用いて新たなプロダクツをつくる。

若く柔軟な発想とエコ素材の可能性を求めて企画された製品開発プロジェクトは、<テラマックを用いたプロダクツの提案>という課題のもと、2013年4月にスタートしました。参画者は専攻が異なる9名の学生と担当教員たち。半年間にわたるミーティングと制作、プレゼンテーションを経て最終的に12プロダクツの企画が残りました。実用性に立脚しながら、メーカー視点からは生まれにくいユニークなアイデアは、2013年に蒔かれた未来の種たちです。今回はそのなかから選ばれた3つの優秀作品が、試作品として制作されました。

ムービーを見る

金沢美術工芸大学とユニチカによる製品開発プロジェクト風景

自由で柔軟な発想の中から生まれた3つの優秀作品

画像:大漉 隼人

テラマック砂時計
Hayato Osuki
大漉 隼人[視覚デザイン専攻3年]

砂のなかにテラマック製の都市のオブジェを入れた砂時計。生分解性プラスチックというテラマックの特性を可視化したものです。砂時計内のオブジェは月日が経つごとに分解され、劣化していきます。オブジェは都市以外にもさまざまなデザインが考えられますが、都市であれば、それが分解して崩れ、あたかも荒廃して砂に埋もれていくかのような姿が、地球温暖化問題の砂漠化を示唆することができ、エコロジーにおける象徴になりうることを意図しています。

画像:テラマック砂時計

画像:狩野 梓

まゆだまプランター
Azusa Kanoh
狩野 梓[製品デザイン専攻3年]

まゆだまプランターは天井や軒下から吊るして植物を育成できるプランターです。最大の特徴は土を必要としないこと。まゆのような不織布に霧吹きで水を与えることによって、植物に水分を届けます。そのため衛生面でも安心して部屋に設置でき、飲食店のインテリアとしても使いやすい仕様です。プランターはすべてテラマックを使用することで、ある程度大きくなった植物はプランターごと庭などの土に埋めることが可能です。

画像:まゆだまプランター

画像:成子 夏芽

街のオブジェプランター/一輪挿し
Natsume Naruko
成子 夏芽[環境デザイン専攻2年]

建物を模した小さなプランターで、素材にはテラマックの樹脂を使用。テラマックの「重い」「紫外線に強い」という特長を活かした作品となっています。植えられているのは苔やシダといった、日陰でも育ち、水の受け皿もいらない植物なので、気軽に部屋に置くことができます。また、一輪挿しタイプもそろえました。底面のサイズを50×50㎜と25×25㎜の正方形に統一することで、どのようにいくつ置いても美しく整って見えるような設計になっています。

画像:街のオブジェプランター/一輪挿し

画像:金沢美術工芸大学

金沢美術工芸大学
金沢美術工芸大学は、1946年に金沢市民の熱意により、工芸美術の継承発展と、地域の文化と産業の振興を目指して創立。以来、美術・工芸・デザインの分野における個性豊かな教育と学術研究に取り組み、文化都市金沢の発展の一翼を担うとともに、多くのスペシャリストを世界に送り出している。

「エコプロダクツ2013」で優秀作品を展示。
企画した学生の皆さんも登場!

ユニチカは東京ビッグサイトで開催された「エコプロダクツ2013」に出展し、「テラマック砂時計」「街のオブジェプランター」「まゆだまプランター」の試作品をブースにて展示しました。さらに、最終的に残った企画も、プレゼンテーションボードというカタチで展示。テラマックという素材を、さまざまな切り口で提案した内容は来場者の注目を集めました。また、優秀賞の学生の皆さんは、ユニチカマスコットガール松田莉奈と共にトークショーにも登場。企画意図や制作するにあたってのポイントなどを、お話しいただきました。

画像:「エコプロダクツ2013」で優秀作品を展示。企画した学生の皆さんも登場!

画像:成子さん

成子さん

テラマックと植物の緑というのが、まず思い浮かびました。ベランダに置くプランターを考えたのですが、普通のプランターでは面白くないので、ビルなどのカタチをした、場所をとらない小さなプランターにしました。集めれば集めるほど緑が増え、緑の街ができあがっていく楽しさを表現しました。小さなプランターで育つのはどんな植物がいいか先生にも相談し、苔やシダを選びました。

狩野さん

テラマックの一番の特長である「土に還る」ということを「わかりやすく、ストレートに伝えていきたいな」と思ってつくりました。まゆだまの素材はテラマックの不織布だけで、土がいりません。霧吹きなどで水をやるだけで植物が育つので、とても衛生的なプランターです。しかも、植物が大きくなってきたらプランターごと土に埋めればいいので、植え替えも簡単にできます。

大漉さん

テラマックは、土の中で分解されるとても面白い特性を持っていると思いました。しかし、僕らの目に見えない土の中で分解してしまうので、「生分解の過程が見えるアイテムをつくりたいな」ということで、企画しました。砂時計の中に入っている街のオブジェはテラマックでできています。地球の温暖化と共に徐々に都市が劣化していき、砂の中に都市が埋もれていく砂漠化を示唆した作品です。

このページの先頭へ