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杉原正浩 釣行記

今年の初釣り。沖縄でのエギングで2.5kgGET!! (2008.1.16〜18)
  今年の初釣りも昨年に続いて1月16日から沖縄本島へ遠征エギングに行って来た。那覇空港で今回のメンバーである東京からの釣友、高橋さん、関戸さんと合流、レンタカーで高速を北上する。先ずは昼飯を食べに行く。高橋さんが注文した野菜そば大は超大盛りで、何度見ても引いてしまう量である。関戸さんと私はソーキそば大を注文、コーレーグース(泡盛に島唐辛子を漬け込んだ調味料)を多目にかけて洗礼を受けつつも満足の腹ごしらえをした。
待ち合わせをしていた宮城さんと合流して今年初のエギングをスタート。最初は小場所でいつものタックルにエギエスツー3.5Sピンクシルバーをセットした。先客が居るため空いたポイントからキャスト、底を取り軽くシャクリを入れてカーブフォールのパターンで攻めるが反応無し。次は少し角度を変えてボトムから少し浮かせて、3回ダートからのカーブフォールで狙うが反応無し。同様に二つのパターンを取り混ぜても反応が無く、他のメンバーにも反応が無いため移動する。

2番目の漁港では防波堤の外向きは追い風である。一投目はエギエスツー3.5Sオレンジ/ゴールドを軽く25m程キャスト、浅いポイントのためボトムを少し切って、3回ダートさせて水平ドリフトからカーブフォール。そして次に3回ダートさせて水面近くまで浮かせると、後ろに黒い影がふたつ見えた。そのまま水平ドリフトで誘うと大きい方がエギに手を伸ばしてそのまま抱き込んだ。エギが見えなくなるまで抱き込むのを確認してから合わせるとドラグを鳴らして最初の走り。抱いた時は曇り空で偏光クラスを通しても1.5kg程にしか見えなかったが、2度目の走りで最終テストに巻いてある、キャスラインエギングスーパーPEII210(ニーイチマル)0.5号のプロトラインを20m引き出した。この時にこいつは大型と確信して慎重に、且つ思いっきりファイトを楽しんでから浮かせるとデカイ!!足元で横を向かせてから、ギャフを打って取り込んだアオリイカは2.5kgの大物だ。今年の初物としては出来過ぎのお年玉である。全員のテンションが一気に上昇したのは言うまでも無い。写真を撮ってからエギを交換、リーダーをチェックして次のキャストは3.5Sピンク/シルバー。少し角度を変えて30m沖で底を取り、軽いシャクリからカーブフォールさせるとボトムで微かなアタリを捉えて連続ヒット。これは500gのアオリイカであった。その後も防波堤を移動しながら狙うが後が続かず移動。
次のポイントでは関戸さんのエギエスツー3.5Nピンク/イエローレッドのスローチューンに小型がヒットするが、ここでは時折振る雨に全員のヤル気が失せで初日の釣りは終了した。
ホテルのシャワーで体を温めてから居酒屋で再度全員集合。今夜の宴は、うちなー料理と私の自慢話を肴に調子に乗って飲んだオリオンビールは格別だった。

2日目はやんばるエリア狙いに北上、最初のポイントではドシャロー狙いで私の3.5Nオレンジ/イエローレッドに反応があった。透明度が高い海で透き通った体に少しだけ色を付けたイカを見逃さず、ドリフトで誘ってやるとあっさりと小型がヒットした。続けて狙っていると奇声を発しているメンバーが居る。高橋さんだ!急いで駆け寄るとコブシメのグッドサイズである。足場が高いので宮城さんが回り込んで取り込んだのは、1.5kg3.5Sオレンジ/イエローシルバーでのヒットだった。車中でも釣りたいと言っていた高橋さんは、念願のコブシメをゲットして満足気である。
そして更に北上したポイントでは、高橋さんのエギに反応があった。浮かせたエギの後ろから3杯のアオリイカが負いかけて来たが距離を詰めないため、3.5Sパープル/ピンクシルバーに交換。そして次のキャストで抱いたのは最も小型のアオリイカだった。イカ狙いからルアーにチェンジした関戸さんは、エソとメッキをヒットさせるが狙いのサイズには程遠かった。

沖縄本島の北部では既に桜が咲いていた。何と来週には桜まつりが行われるらしい。沖縄の桜は寒緋桜(カンヒザクラ)という南方系の品種で、本土のソメイヨシノとは異なり、亜熱帯らしさ溢れる濃いピンク色が印象的である。花見で一杯は断念して記念写真のみで南下した。
遅い昼は大盛りの牛肉そばで、携帯のカメラで記念写真をパチパチである。
最後は昨日雨と風で早目に諦めたポイントに再チャレンジ。広範囲に分かれて狙うが、私は3.5S3.5Nを使い分けながら、ボトムから中層迄、シャクリとダートで念入りに狙うが反応を得られない。しかしボトムをじっくりと攻めていた宮城さんのロッドが、風を切った合わせの後で大きく曲がった。3.5Nオリーブ/レッドでヒットさせたのは、1.5kgのアオリイカだった。彼はいつも最後には仕事をする地元の名手である。
今夜も居酒屋に行ってオリオンで乾杯。刺身盛り合わせ、ゴーヤチャンプルー、フーチャンプルー、ソーミンチャンプルー、島豆腐、スクガラス、ワタガラス、ラフテー、スーチカー、ヒラヤーチー等、沖縄料理のオンパレードに泡盛まで遅くまで飲んだくれてしまった。

最終日は北上して関戸さんが3.5Sピンク/イエローレッドで、小型をヒットさせるが後が続かず南下。おきなわ釣王国の取材スタッフと合流、最初の港で第二の本命であるメッキの20cmオーバーを関戸さんがポッパーでヒットさせた。そして本命ポイントである次の漁港は予想外の空振り。
そしてロケーションを変えた岩場のポイントに入り、3.5Sピンク/シルバーで近くの沈み根をチェックするが反応が無いため、3キャスト目は沖のリーフスリットに狙いを変更した。底を取り軽いシャクリで1m程跳ね上げてカーブフォールさせると、ラインがスルスルと引き込むアタリが出た。確かな手応えがロッドを曲げるが、ラインを引き出す程ではない。しかし足元に寄せるとエギを横抱きしてフッキングしていないため、ギャフを打って取り込んだのは700gだった。何とか取材のネタが撮れてホッとした一杯だった。
その後も時間が許す限りランガンしたが、小型の反応しか無く終了した。今年の初釣り遠征ではヒット数は少なかったが、久し振りにドラグを鳴らして走るアオリイカのファイトが楽しめた価値ある釣行だった。

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今年の初物は2.5kgのアオリイカ
2.5kgはオレンジゴールドにヒット
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次は500gがヒット
500gはピンクシルバーにヒット
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高橋さんの初コブシメは1.5kg
コブシメはオレンジ/イエローシルバーにヒット
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関戸さんのペンシルにメッキがヒット
メッキはマングローブのエッジで
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宮城さんは1.5kgのアオリイカ
1.5kgはオリーブレッドにヒット
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関戸さんに小型がヒット
関戸さんは取材でメッキをヒット
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取材でヒットした700g
早くも咲いている沖縄の桜

 

<今回の使用タックル>
●エギング
ロッド コータック コンペティションエギ82
リール ダイワ イグジスト2506
※ハンドルとスプールはスタジオオーシャンマーク製に交換
ライン ユニチカ キャスラインエギングスーパーPEII 210(プロト)0.5号
リーダー ユニチカ キャスラインエギングリーダー1.75号 2m
エギ ユニチカ エギエスツー3.5S、3.5N
※PEラインとリーダーはノーネームノットで直結
 リーダーとエギはハングマンズノット(ブリンソンノット)でスナップを使用

<この釣行記の一部はスポーツ報知大阪本社版2008年2月15日に掲載されました。>
<この釣行記の一部はおきなわ釣王国2008年2月20日(No.71)に掲載されました。>

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