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杉原正浩 釣行記

秋の日本海エギング!!(鳥取、兵庫、京都) (2008.9.18〜20)
 

ものまね芸人である布施辰則さんから秋の日本海でエギをシャクリたいと連絡があった。そして「カラオケもね」と付け加えてある。最も古くからの釣友である重見典宏さんを含めた3人のスケジュールを調整、9月18日から20日までの2泊3日でのエギングツアーを決定した。行き先と宿の手配は全て私が仰せつかった。そこでこれまた古くからの友人である、鳥取の加納氏が船長のジギング船、ウイングテイルでのボートエギングを設定、ショアは鳥取から但馬、丹後半島をランガンで決まり。初日の宿は鳥取駅前のビジネスホテル、2日目は丹後半島で夕日が望める小さな宿、追加したのは最終日に神戸で泊まって○○しようである。

予定の日が近づくと最も恐れていた台風が九州から中国、近畿を直撃の恐れがある最悪のコースで近づいてきた。無理やり決行した出発当日の朝、重見さんと共に新神戸駅で始発の新幹線で東京から来た布施さんと合流、一路鳥取へと走り出した。そして昼に予定通り鳥取に到着、台風が接近中で出船が危ぶまれたが海は静かである。加納船長に連絡を入れると出掛けているため、合流まで港で待つことにした。勿論タックルをセットして釣りをしながらである。港内の浅場ですぐに重見さんが獲物を発見、布施さんのファーストキャストで迷いも無く抱いた鳥取での初獲物はタコである。防波堤では新子がエギを追い掛けて来るものの、遊んでいるのか遊ばれているのか分からないサイズで閉口。そこへ加納船長が来て、台風に備えて移動させていた網代港へ移動して午後2時から出船となった。

ポイントは急な天候の変化に備えて港のすぐ近くの岩場にした。最初にセットしたのはエギエスツー3.5Nオレンジ/イエローシルバー、岸に向けてキャストして底を取り、3回ダートさせてからフォール、そして一気に水面まで連続ダートで浮かせると、後ろから数杯のイカが追い掛けて来る・・と思っていたが反応無し。同様に重見さんも反応無しの空振り。しかし布施さんのロッドはボートエギングのファーストキャストから曲がっている。余裕の笑顔で先ず200gをゲット、次のキャストでは300gと連発である。どちらもボトムでヒットしたそうだ。浮かせて選ぶゲーム展開を描いていたパターンは無理と判断、ボトムを丁寧に叩くパターンに変更である。同じ思いなのか丁寧にボトムを攻めていた重見さんも大きくロッドを曲げた。ファイトを楽しんで浮かせたのは800gのアオリイカ、今の時期としてはなかなかの大物である。次のヒットも重見さんであるが、ひとり蚊帳の外でカメラマンの私であったが、後ろから追いて来た小型をエギエスツー3.5Nオレンジ/イエローゴールドで抱かせてダブルヒットに持ち込んだ。次はボトムでの小さなアタリを捉えて300gがヒット。その後もボトムを丁寧に攻めて反応を探るとパターンが見えて来た。沈んでいる岩の沖側のシェードで5〜8m程に落ち込んでいるポイントで反応が良い。オレンジレッドでボトムを攻めてアタリを捕らえ合わせると、ゴンゴンと首を振る動きが伝わる。ガシラの25cmオーバーがエギを咥えて浮いて来た。その後もカラーチェンジをしてオレンジゴールド連発させると、布施さんも同じく連発、重見さんも黙っているはずは無く連発。夕方の地合い到来でディープからシャローに出て来たようである。新子はリリースしても30杯程の釣果に満足して6時前に帰港した。

ホテルで汗を流してから居酒屋で今日の反省会と称した飲み会である。生ビールで乾杯、好物のモサエビの塩焼きを食べ、ビールの次は焼酎で何時の間にかボトルが空になっていた。次の店はここの店員さんにお勧めを聞いて店まで送って頂いた。そしてプロである布施さんのものまねを隣の席で聞きながらグラスを傾け続け、プロなので当たり前だがそっくりの歌声に感動して深夜まで楽しんだ。そして締めの明石焼きまで食べてしまった我々は、出発時間だけを決めてホテルに転げ込んだのだった。

翌19日の出発は釣師とは思えない10時、鳥取から始めて兵庫の但馬、京都の丹後半島までの日本海を東へランガンすることにした。
最初は昨日出船した網代港であるが、シャローで新子を私がヒットさせただけで移動、県境を越えた漁港へ行く。私はここで沖に見えるウィードを狙って3.5Nピンクシルバーをキャスト、底を取り4回ジャークさせてカーブフォール、次は水面まで連続ジャークで浮かせて見えた黒い影をサイトでヒットに持ち込んだ。他にもブロックの近くに見えイカが居たが、スイッチが入らずヒットに持ち込めなかった。次のポイントは大きな漁港でカマスの回遊情報があったので、重見さんと私は魚を狙うが残念ながら反応は全く無かった。本命狙いの布施さんはボトム狙いでアオリイカをヒットさせている。
私もエギにチェンジするが、3.5Nにヒットするのはノンキーサイズの新子ばかりである。これで見切り、昼食後は別の漁港まで移動する。
数年振りに訪れたが、綺麗な護岸が出来て少し景色が変わっていた。エギエスツー3.5Nピンクシルバーでチェック。ボトムから水面まで一気に浮かせるパターンでサーチすると狙い通り反応アリ。水面でドリフトさせて300gをヒットに持ち込んだ。布施さんも新子をヒットさせると、重見さんも新子とサイズが出ないため早々と見切って移動する。
京都に入って丹後半島の地磯に行くが風が強く反応が悪いため、早々と冷たい飲み物が呼んでいるため旅館へ向かった。檜の風呂で汗を流して今日もビールで乾杯、食前酒、サービスのワインから先付け、刺身、酢の物、壷焼き、焼き物、揚げ物、煮物、そば、茶碗蒸し、味噌汁にご飯と焼酎のペースは落ちずにいただきました。

20日は宿で朝食を食べてから出発、風向きを考えて丹後半島の東側まで走った。 ここも10年程前は良く来たポイントである。
今回好調の布施さんが最初にロッドを曲げ連発させると、私も並んでキャストするが反応が無い。少し移動して狙うが3.5号のエギより小さい新子しか反応しない。暫く三人で新子と戯れるが、遊んでいるのか遊んでもらっているのか分からないので終了。南下しながらチェックするが、サイズアップ出来ずに天橋立まで来たので昼飯にして終了とした。

渋滞に巻き込まれること無く神戸に到着、ホテルにチェックインして汗を流してくつろぎ、布施さんと夕方に合流した家内と共に重見さんの店、まなざしへ向かう。
店には常連さん達と自慢の料理を肴にビール、焼酎といつものパターンでご機嫌になってから、総勢10数名で布施さんのサービス満点のプロのものまねを披露して頂き、全員大盛り上がりで時間を忘れて楽しんだ3日間の旅を終えた。

ウイングテイル http://www15.ocn.ne.jp/~wingtail/

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今回お世話になったウイングテイル
最初のヒットは布施さんにタコ
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ボートエギングも布施さんからスタート
重見さんは800g
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重見さんと私でダブルヒット
エギエスツーで良型のガシラもヒット
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布施さんにヒット
布施さんと重見さんにダブルヒット
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私のピンクゴールドにヒット
ピンクシルバーでヒット
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布施さんにヒット
私のピンクシルバーにヒット
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続いて重見さんもヒット
好調の布施さんにヒット
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今回使用した私のタックル
まなざしでの布施さん、重見さん

 

<今回の使用タックル>
●エギング
ロッド コータック コンペティションエギ78
リール ダイワ イグジスト2506
※ハンドルとスプールはスタジオオーシャンマーク製に交換
   
ロッド スミス スクイッドハーツSH-78
リール シマノ セフィアCI4 C3000S
 
ライン ユニチカ キャスラインエギングスーパーPEII 210 0.5号
リーダー ユニチカ キャスラインエギングリーダー1.75号 2m
※PEラインとリーダーはノーネームノットで直結
エギ ユニチカ エギエスツー3.5N、3.5D
※エギはスナップをブリンソンノットで接続
※PEラインとリーダーはノーネームノットで直結
 リーダーとエギはハングマンズノット(ブリンソンノット)でスナップを使用

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<この釣行記の一部はスポーツ報知大阪本社版2008年10月6日に掲載されました。>
<この釣行記の一部は(株)岳洋社 SALT WATER GAME FISHING MAGAZINE 2008年12月号に掲載されました。>

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