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杉原正浩 釣行記

今年の初釣り。沖縄本島へエギング&ルアー!! (2009.1.13〜16)
 

今年の初釣りも例年通りに1月13日〜16日まで沖縄本島へエギング&ルアーで行って来た。那覇空港で去年と同じメンバーである東京の釣友の高橋さん、関戸さんと合流、レンタカーで北上、途中のパーキングに寄ってソーキそばで軽く腹ごしらえをして東部のビーチの堤防からスタートした。いつものタックルであるコンペ82にイグジストをセット、ラインはプロトのエギングスーパーPE8の0.6号にリーダーは1.75号エギエスツー3.5Nピンク/イエローゴールドを結んで準備完了。しかし風が強くラインが流され思ったポイントを攻めることが出来ずに断念、更に北上して次の堤防に行くが反応が無い。途中で宮城さんと合流、最近好調の漁港で夕方まで粘るが、反応が無い上に予想外に寒くて心が折れて終了した。

ホテルにチェックインしてすぐに反省会のため居酒屋へ直行、生オリオンで乾杯(あくまで反省会)、沖縄の地魚刺身、フチャンプルー、ソーミンチャンプルー、ゴーヤチャンプルー、その他いろいろと食べて飲んで明日の打ち合わせもチョットして初日が終わった。

2日目は北部の漁港からスタート、エギエスツー3.5Nピンク/イエローレッドで目ぼしいポイントを叩くが反応が無い。今日も昨日と同じく風が強く思い通りのゲームにならない。漁港内を探って漁船のアンカーロープをタイトに攻めているとボトムで微かな反応、新子サイズがヒットして来たが今年の初物としては複雑である。丁重にお帰り頂いた。このヒットだけで移動、昼前だが牛肉そばで腹ごしらえをして気分も新たに次のポイントへ、ここのそばは私も含めて全員のお気に入りである。

そして次に選んだ漁港内でデカメッキを発見、全員で狙うが反応はしたがヒットには至らず遊ばれただけで終わった。ヒットしても取れるサイズでは無かったかな?そして漁港を探って反応が無いため、次のポイントを探すと対岸にある地磯が干潮で引いて歩いて行けそうである。ピピッと感じるものがあり、全員で歩いてみた。水深は2〜3mで3.5Sピンクレッドをリーフのエッジにキャスト、少しフォールさせてから連続ダートで一気に水面までエギを浮かせると黒い影。そのまま水平ドリフトで誘うが乗らないため、更に3回ダートからドリフトさせるとやっと抱いてヒットに持ち込めた。ゆっくり寄せると後ろから別の2杯が出て来た。隣の高橋さんに狙ってもらうが、ヒットしている私のエギにアタック、上手くフッキングしてダブルヒットになった。写真を撮ってもらおうとしたが1杯がバレる。そのまま止めていると抱き直してもう一度ダブルになるが、結局取り込めたのは650gだけだった。出てきたのは同サイズとキロアップだっただけに残念である。

漁港、護岸とポイントを丁寧に攻めたが反応が無く本日の釣りを終了した。
そして今夜も反省会であるが、今迄に行ったことが無い店に飛び込んでみた。雰囲気も良くメニューもまずまずである。最初は生オリオンで刺身にチャンプルー、テビチ入り沖縄おでん、その他にもいっぱい食べて、泡盛の古酒で締めにした。

3日目は平安座島の海風(うみかぜ)をチャーターしてボートエギングである。昨日までのタックルと同じコンペ82をもう1本にラインをいつもの210の0.5号を巻いたセットと魚用のタックルの計3セットを用意した。おきなわ釣王国の取材もあり、我々3名と船長を含めて5名を乗せて、強風と波のため合羽を着込んで7時出船。少し走ったポイントからスタートするが風が強くてボートがすぐに流されるため、エギエスツー3.5Nピンクゴールドから始めた。しかしキャストしてボトム近くまでフォールさせて3回ダートからドリフトしてフォールのパターンをローテーションさせるが、早いペースでアクションさせないと2〜3回で足元に来る程風に流されている。何回かたて直して流すが反応が無く移動、回遊狙いからピンポイント狙いに変更する。そして最初のヒットが関戸さんに、エギエスツー3.5Nピンク/イエローレッド100gの小型である。

次は私のピンクレッドで、沈みリーフのエッジにキャストしてボトムから3回ダートを入れ、フォールから次のアクションに移る時にモゾッとしたアタリで800gのアオリイカが来た。すぐに同じポイントを関戸さんが狙い1.1kgをヒットさせた。ダブルヒットである。何となくパターンとして見えてきたのは、ピンポイントにキャストしてボトム近くまでフォールさせてからのアクションでのヒットである。同じパターンで私に800gがヒットして確信に近くなる。そして次に関戸さんに100g、300gと小型が来たがリリース。次は3.5Dピンク/イエローマーブル600gと連発である。早くボートが流されるため関戸さんはN(ノーマル)からD(ディープ)に換えて流される前にボトムへ送り込む作戦でヒットに結び付けている。ラインは0.6号のためで、私は0.5号を使用しているためNでもボトムへ送り込む事が出来ている。ラインとロッド操作、立ち位置などで大きく変わるのだ。

そして浅場にリーフが点在するポイント狙いとなり、関戸さんと私は魚狙いのタックルに持ち替えた。しかしエギをキャストしていた高橋さんにヒット、しかし首を振る動きがロッドに出ている。正体は35cmのイシミーバイピンクマーブルを咥えていた。私はディープダイブミノーでリーフを叩いては浮かせるアクションで狙ってクチナジ(フエフキの仲間)がヒット、次は高橋さんで魚狙いに変更してキャスティングカブラでオジサン(ヒメジ)をゲット。私はミーバイ狙いでアンダーショットのワームに変更、ファーストキャストで小型だが狙い通りミーバイをヒット、続いて船長がサンドパーチと読んでいたトラギスが連発した。ミノーをキャストしていた関戸さんに何やら大物がヒット、大きくロッドが絞り込まれたが残念ながらフックオフ。そして取り込めるのはエソばかりでチョット愚痴がでる。しかしアタリは多く様々な魚が遊んでくれた。

暫く魚と遊んで改めてアオリイカ狙いに戻す。沖にある岩場狙いでボートを流しながらキャストするが反応が無い。そして岩場に近付いて高橋さんと関戸さんの2人が同じポイントにキャスト、すぐに大きくロッドを曲げたのは本日絶好調の関戸さんである。暫くファイトを楽しんで上がったのは今回の最大である1.6kgのアオリイカである。エギエスツー3.5Dピンク/イエローレッドであった。

最後は浅場の回遊ポイントを狙い、私が3.5Nオレンジ/イエローレッド600g、関戸さんがオレンジ/イエローシルバー500g、最後は私の3.5Sピンク/イエローシルバー500gがヒットして沈む夕日を見ながら帰港した。

本日のホテルは那覇市内、チェックインして食事には国際通りのステーキハウスである。パフォーマンスを楽しみながら飲むオリオンとステーキは美味く、今回の竿頭の関戸さんは特に美味かったであろう。このままでは帰らず居酒屋で泡盛の古酒を少し飲んでからベッドに倒れ込んだ。

最終日は南部狙いの予定であったが、魚とデカイカ狙いで再び北上、北東部の川でメッキ、チヌ狙いでルアーをキャストするが潮位が低く不発。そこで漁港へ移動、港内をチェックするとベイトの後ろに何やらグッドサイズの影が見える。2人を呼んで狙ってもらうと関戸さんのポッパーに反応、追い掛けて来たが一瞬食わせのアクションではなく逃げのアクションで反転させてしまった。60cmオーバーのデカメッキである。私もミノーを結んでキャスト、ジャーキングで狙うと一度反応するがバイトせず、更に続けると少し小型の40cmクラスが反応したが、これもバイトには至らず終わってしまった。満潮の時間となり再度川へ移動、潮位は上がり流れが出ている。私はウェイビー85、高橋さんはアスリート5.5、関戸さんはDコンタクト63をセットしている。最初のヒットは高橋さんでバラクーダ(カマス)、次はメッキと連発。私にはバラクーダがヒットしただけでメッキはチェイスだけであった。関戸さんもメッキをヒットさせた。

サイズアップしないため潮位が高い間にアオリ狙いに変更、道路沿いでリーフが点在するシャロー狙いをした。ここで高橋さんが3.5Sピンクレッドをキャスト、フォールして連続ダートからエギを浮かせて水面直下でドリフト。フォールに入るとフォールせずに後ろにバック、ここでフッキングをいれるとロッドが絞り込まれた。横で見ていたが気持ちの良い曲がりである。浮かせたのはキロクラスで慎重にギャフを打ち取り込んだのは僅かにキロに足りない950gだった。

その後も周辺を叩いたが反応が無く南下、漁港、堤防とランガンして昼は野菜そばととうふチャンプルーで腹ごしらえをして、その後は時間一杯走り回ったがデカイカは捕獲出来ずにレンタカーを返却して空路帰途についた。

毎年何度か訪れる沖縄であるが、12月から3月までが大型狙いのベストシーズンである。この時期には2〜3キロオーバーのアオリイカや更に大型のクブシミ(コブシメ)がショアから狙える。しかし海藻が殆ど無く産卵はリーフや消波ブロック、ロープなど目に付きやすい場所にしか出来ず、更に2kgオーバーのアオリイカを一口で食べてしまう大型魚が同居する沖縄では、数釣りは望むべきではない。しかし一発大物狙いと暖かく綺麗な空と海、美味しい琉球料理とウチナー(沖縄の人)との出会いがある。こんな沖縄でののんびりとしたエギングはやめられそうもない。


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ショアーからの650g
ピンク/イエローレッドとプロトライン
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足跡ひとつない砂浜
ボートで私の800gと関戸さんの1.1kg
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私にヒットした800gが風になびく
関戸さんに600g
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高橋さんのエギに良型のイシミーバイ
私にはクチナジ
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高橋さんにはヒメジ
私にトラギスがヒット
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関戸さんにはエソ
関戸さんのロッドが絞り込まれた
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今回の最大は関戸さんの1.6kg
私の700gは風になびく
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夕日が水平線に沈む
高橋さんにヒットしたバラクーダ
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続いてメッキもヒット
関戸さんにメッキ、私にはバラクーダ
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高橋さんにヒットした950gのアオリイカ
沖縄の青空と海

 

<今回の使用タックル>
●エギング、ルアー用
ロッド コータック コンペティションエギ82
リール ダイワ イグジスト2506
※ハンドルとスプールはスタジオオーシャンマーク製に交換
ライン ユニチカ キャスラインエギングスーパーPEII 210 0.5号
ユニチカ キャスラインエギングスーパーPE8 0.6号(プロトタイプ)
リーダー ユニチカ キャスラインエギングリーダー1.75号 2m
エギ ユニチカ エギエスツー3.5S、3.5N
ルアー スミス ウェイビー85S、サラナ95F
●ルアー用
ロッド スミス  スクイッドハーツ84HP
リール ダイワ イグジスト2506
※ハンドルとスプールはスタジオオーシャンマーク製に交換
ライン ユニチカ キャスラインエギングスーパーPEII 0.8号
リーダー  ユニチカ キャスラインエギングリーダー2.5号 2m
ルアー   スミス サラナ115F
バスデイ シュガーディープ90F
ワーム(アンダーショット、ジグヘッド)
※PEラインとリーダーはノーネームノットで直結
 リーダーとエギはハングマンズノット(ブリンソンノット)でスナップを使用

<この釣行記の一部はスポーツ報知大阪本社版2009年2月6日付に掲載されました。>
<この釣行記の一部はおきなわ釣王国 Jr.17号2009年3月号に掲載されました。>
<この釣行記の一部は(有)アトリエ・ボイル Salty! 2009年5月号に掲載されました。>

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