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杉原正浩 釣行記

鹿児島県の種子島での釣行!! (2009.3.19〜21)
 

アオリイカの大物狙いに鹿児島県種子島へ3月19日〜21日まで、釣友の中村さんと行って来た。自宅から鹿児島まで約900kmのロングドライブである。夜中の高速を交代で走り予定より早く鹿児島インターを降り、モーニングを食べて飲み物を買い、給油してからフェリー乗り場に到着したのは出航まで余裕の時間であった。そしてフェリーは定刻に鹿児島港を出航、広めのスペースで仮眠を取り定刻の昼過ぎに種子島に入港したが生憎の雨である。仕方ないので食堂へ行って昼食と作戦会議、そして決まったのは北上して天気任せのランガンである。

種子島釣行最初の漁港に到着、タックルはいつものコンペ82にエギングスーパーPEII210の0.5号を巻いたイグジスト、エギエスツー3.5Nピンクシルバーをセットした。しかし上がっていた雨がポツポツと降り出したため、合羽を着込んでテンションはダダ下がりでのスタートである。堤防の先端から軽くキャスト、底を取り緩めのジャークを3回からカーブフォールを繰り返し、少し沖目から連続ダートで浮かせて水面で水平ドリフト。しかし反応無し。次は少し角度を変えてキャスト、底取りからシャクリやジャークからのカーブフォール、時にはフリーフォールで誘っても反応無し。残念ながら潮が動かず数キャストで移動。

次の漁港では中村さんは防波堤の中間、私は先端に立つ。シャローの岩場に向けてキャスト、底を取らずにフォールさせてからジャークを3回、ドリフトからカーブフォールをさせてジャークさせて水面での水平ドリフトで一投目から小型が追い掛けて来た。しかし気に入らないのか抱かせられずサイト失敗。フォローで同じコース、同じパターンで攻めるが反応無し。周辺を攻めても反応が無いため、中村さんと場所を入れ替わり沖向けにポイントを変える。50mラインで底を取り、緩めのシャクリからのカーブフォールを繰り返し、遠目の30mラインから遅めの連続ダートで水面までエギを浮かせた。すると黒い影がエギを横切り、通り過ぎてバックしてエギに向かって来た。何と細くて魚に見えた影はイカである。そして水平ドリフトで誘い、スローにフォールさせると3mラインで抱き込んだ。確実に抱かせてからフッキング、少しドラグが鳴って遊ばせてくれたのは1.5kgのアオリイカである。その後も2杯目を狙うが反応が無く移動、雨とシルバーは相性が良い(^o^)v

さらに北上して次の漁港へ行くがイカの反応は無く、ヤガラのアタックばかりである。中村さんはミノーをキャストしてメーターオーバーをヒットさせた。その後数箇所目で雲行きが悪くなり雨が強くなりそうなので車に戻ると、思い通りに雨が強まり早目に終了した。

宿に戻りシャワーを浴びてビールの栓を抜いた。狙いのサイズでは無いがヒットのあった私には乾杯の、ヒットが無かった中村さんは決起の一杯である。夜は地元の釣友の平石さんと3人で美味しい地魚の刺身、モハミの唐揚げ、キビナゴの串焼き、トビウオの塩焼き等などを肴にビールと地元の焼酎を頂いた。飲み助の中村さんは足りないのか宿に戻って三次会に付き合わされた(お互いに誘ったかな・・)。ビールを数本空けてやっと長い一日が終わった。

2日目はまだ行った事がないポイントを予定していたのだが、残念ながら強風のため平石さんと3人で午前中はランガンで小型のヒットのみ。午後からは沖一文字に渡り、3.5DDで20mのボトムを叩くものの狙いのデカアオリはヒットせず。底は叩きやすいのだが、言い換えれば潮がきいていない。暇つぶしにルアーでヤガラのメーターオーバーを連発させたが、去年遊んでくれたデカメッキ(カスミアジ)は姿を見せてくれなかった。

今夜は地元の篠田さんも加わり4人である。外せないのは地魚の刺身、モハミは売り切れでガッカリ、いろいろとテーブルに並べてビールから始まり最後は焼酎で〆て打ち合わせ(只の飲み会とも言う)を終了した。しかしまだ終わらないのが飲み助の中村さんである。今夜も宿に戻ってから宿の冷蔵庫からビールを出して数本付き合わされてしまった。

最終日は風が強く風裏を探して2人で漁港をランガンである。昨日は一文字でスーパーディープの反応が悪かったため、サイズは狙えないかも知れないがシャローメインの展開にした。最初は初日にヒットさせた漁港に行くがイカの反応は無いが、ヤガラ狙いのエサ釣りの方は連発させている。少しポイントを変えて、エギも3.5Nピンク/イエローマーブルに交換、緩めのシャクリからカーブフォールのパターンでの2キャスト目。ブレイクのショルダー部分でのフォール中に、プンッとラインを弾くようなアタリで聞き合わせ気味にフッキング。重みはあるが引きが弱くドラグも静かである、嫌な予感が頭を過ぎる。浮いたのは予感通りの丸い奴の1.5kgだった。次の漁港も本命の反応が無く大きくポイントを変更、途中で朝食を摂り気分を入れ替える。

今度の漁港では風が多少避けられる角度でキャスト、視認性を重視してエギは3.5Nオレンジシルバーである。岩がゴロゴロ転がっているが水深は2〜3m程、エギが見える範囲でフォールさせてから、水面まで連続ダートで浮かしてドリフト、反応が無ければフォールから繰り返すと、手前のブレイク付近から出て来た。ここで中村さんを呼んで選手交代するが、からかう程度の反応しかしない。横目で見ながら少しディープ側に入れ替わってキャストしていると、少しサイズアップが後ろに付いている。再度選手交代するが同じ反応しかしない。エギのカラーは違うので、確認のため再び私が狙う。ダートさせてから多少沈め気味に攻めると、ボトム近くまでフォールさせるとエギを抱いてくれた。取り込んだのはシルバーが好きな500gのアオリイカだった。
更に移動、次の漁港は沖が全面シャローで所々に岩が見える。少しでも水深があるポイントを通過するようにコース取りをして攻めると、キロクラスの反応を捉えたが挨拶だけに終わる。防波堤のカドで小型をヒットさせて先端に移動。中村さんはヤガラの反応に手を焼いている。ロッドが絞り込まれたがティップを叩いているため魚だとすぐに分かる。抜き上げたのは120cmのヤガラエギエスツー3.5Nオレンジマーブルにヒットしている。私も横で浮気心を出してジグヘッドにワームで狙うと直ぐにヒット。120cmのヤガラ、次は140cm、次はもっと大きく抜き上げられないため、ラインを持って上げようとしたが、手が痛くて断念。水面でフックが外れてオートリリースとなった。ヤガラと遊んでいると中村さんのロッドが曲がった。今度は本命で3.5Nオレンジマーブルにヒットしたのは200gのアオリイカ。まだまだヤガラは釣れそうだが帰りのフェリーと土産を買うための時間を考えて移動。次が最後のポイントになる。ここでは久し振りのエギングで調子が出なかった中村さんだが、感覚を取り戻して(本人曰く遅すぎました・・・)3.5Nオレンジマーブル300gを上げて終了した。

昼飯と飲み物、安納芋と焼酎などを買って西之表港に到着、既にフェリーに車が積み込まれているため、急いで手続きをして我々もフェリーに乗り込んだ。鹿児島港まで3時間半の行程だが、うねりがあり横になっていないと辛いが、桜島の噴煙が見えてくると船旅も終わりである。鹿児島港へ着いてナビをセットすると・・・・・見なかったことにして桜島のサービスエリアで食事とかるかん、宮島で、もみじ饅頭を買って長いドライブは終わった。
狙いのデカイカ捕獲は次回に持ち越されたが、種子島はアオリイカの超大物が狙える夢の島、美味しい肴と共にお勧めですよ。


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このフェリーで種子島へ
ピンクシルバーに穴が・・
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私に1.5kgがヒット
中村さんにメーターオーバーのヤガラ
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私にもメーターオーバーのヤガラ
ジグヘッドにワームでヒット
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コウイカの1.5kgがヒット
ピンク/イエローマーブルに来た
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オレンジシルバーにヒット
エギエスツーにヤガラがヒット
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私にはヤガラの140cm
通称ロケット灯台
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中村さんに200g
次は300g
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これがモハミの唐揚げ
西之表港を出航
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フェリーの位置と速度が分かる
桜島が見えてきた

 

<今回の使用タックル>
●エギング、ルアー用
ロッド コータック コンペティションエギ82
リール ダイワ イグジスト2506
※ハンドルとスプールはスタジオオーシャンマーク製に交換
ライン ユニチカ キャスラインエギングスーパーPEII 210 0.5号
ユニチカ キャスラインエギングスーパーPE8 0.6号(プロトタイプ)
リーダー ユニチカ キャスラインエギングリーダー1.75号 2m
エギ ユニチカ エギエスツー3.5N、3.5DD、4.0N
ルアー スミス ウェイビー85S、サラナ95F
ワーム(ジグヘッド)
●ルアー用
ロッド スミス  スクイッドハーツ84HP
リール ダイワ イグジスト2506
※ハンドルとスプールはスタジオオーシャンマーク製に交換
ライン ユニチカ キャスラインエギングスーパーPEII 0.8号
リーダー  ユニチカ キャスラインエギングリーダー2.5号 2m
ルアー   スミス サラナ115F、メタルフォーカス
ワーム(ジグヘッド)
※PEラインとリーダーはノーネームノットで直結
 リーダーとエギはハングマンズノット(ブリンソンノット)でスナップを使用

<この釣行記の一部はスポーツ報知大阪本社版2009年4月2日付に掲載されました。>

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