過去の釣行記TOP > エギング釣行記 杉原正浩 > 2010年8月8日

釣行記

エギング釣行記 杉原正浩

2010年8月8日

[番外編] 兵庫県西播のバス!!

少し前からムズムズとしていたのだが、小さかったムズムズが段々大きくなり、どうにも我慢が出来なくなったので、釣友の堀さんに一緒に行ってもらう事にした。いつものタックルでは無く、埃まみれになったロッドを引っ張り出す。リールは・・・これは回転が悪い f^_^; そう、手入れと言う文字は、私の辞書には隅っこに極めて小さな文字でしか書かれていないのである。これでは具合が悪いので急遽リールを買いに釣具屋へ走り1台調達する。う〜〜ん、新しいリールは軽くて良く回り飛びそうである。これにシルバースレッドS.A.R.16 lbを巻いてロッドにセットしてみる。軽い!ロッドも調達すれば良いのは分かっているが、いろいろと都合があってお古を登場させることにしたのである。セットしたロッドは、ヒロイズムのスピナーベイト66Bミディアムで、ガイドはチタンフレームに交換してある。このロッドが分かる人は、お好きな同類である。1本では頼りないので、もう1本6 ftのスピニングにリールはいつもので、2セット用意した。

夜明け前の暗い時間に自宅を出発して西へ向い、堀さんと合流して更に西へ向う。道中の車内での会話は、久し振り、と言うより2005年にフロリダで釣ってからはバスロッドを持った記憶が無い・・・。かれこれ30年以上前に兵庫県小野市のため池で初めてのバスフィッシングで、30cmクラスを3匹釣ってから目一杯嵌ったバス。この初めてのバスを釣った時の同行者は、重見さんで一緒にバスや他の釣りに通っていた。そして一時は琵琶湖にボートを置いて、アルミボートはカートップでダム湖や池へ行っていた。アオリイカとのウエイトが段々入れ替わってしまい、一年中アオリイカを追い掛け回しているのが今の私であるが、以前はバスマンなんて呼ばれていたかな。そんな私のリハビリに付き合ってくれたガイド役である堀さんお薦めの西播エリアのポイントへ着いたのが6時前。そう、猛暑が続いている最中の8月8日の日曜日に、兵庫県の西播エリアへ真夏のバスフィッシングに行って来た。

最初はベイトタックルでルアーはボーマーのスピナーベイトを結んだ。時代が10年程止まっているので、今となってはレトロな廃番ルアーが現役として私は持っている。リールの感覚に慣れるため軽くキャストして表層をリトリーブ。次はもう少し距離を伸ばして表層、次は岸沿いと広範囲にチェックするが反応無し。次はスクエアAで波動を変えるが反応が無い。小さな流れ込みを狙っている堀さんにも反応が無い。ここでスピニングタックルをセットして、ジグヘッドのワッキーリグをキャストするがノー感じ。こんなリグを昔は使わなかったなと思いながら、色々と試すが反応が無いので少し移動。

今度はベイトタックルだけを持ってうろうろする。狙いはシェード側の足元と小さな流れ込みで、ルアーは手返しの良いスピナーベイト。水深は1m程しかないが透明度の低いマッディーウォーターなので、強いバイブレーションを出してくれる大き目のシングルコロラドブレード、カラーはブラックである。1キャスト毎に少しずつ移動するが、かなり歩いても全く反応が無いので、硬いルアーを諦めて柔らかいのに作戦変更。ファットイカ(バスでもイカである)のノーシンカーをシェードになったコーナーへ落とし込む。ボトムまでは異常無く届いたので、シェイクして少し持ち上げでフォール。するとラインが真っ直ぐ落ちずに少し横へ動いて行くではないか。ヤッタ!と思いながらラインスラックを取ってフッキング。ロッドに気持ちの良い重みが掛かり大きく曲がる。懐かしい感覚だが、そのままロッドを下げながらリールを巻いて一気に抜き上げると、バスが水面を割って飛び出して来た。すぐに掘さんが来てメジャーで計測、41cmスリムなバスである。

今のパターンを伝えると、堀さんも同様のポイントをラバージグで狙い、フォール中にラインが動くアタリが出たが残念ながら空振り。私は同じポイントへもう一度狙うが反応が無いので、少しずつズラして細かく探る。すると同じパターンのアタリが出たが、少しラインスラックが残っていたためフッキングが甘く、水面でバシャバシャしてバラシ。同じようなサイズだったが、まだまだカンが戻っていないためのミス。

一旦車まで戻るが、ちょっと気になるので最初のポイントへもう一度行って見る。ルアーは同じくファットイカでごみ溜まりを狙うのだが、最初は直撃せずにエッジにキャストして、水面でピクピクさせてからフォール。すぐにラインにコンとアタリが出てラインが引き込まれたので、スラックを取ってフッキング。今度は決まってバシャバシャと暴れて遊ばせてくれる。足元まで引き寄せ、掛かり具合を確認して抜き上げたのは、コンディションの良い43cm。堀さんもウエイトのあるグラブに交換して、同じパターンで狙ってロッドを曲げている。こちらも兄弟のような43cmである。まだ居ると思って、ごみ溜まりのエッジから真ん中、奥まで狙うと、水面から少しフォールした時に小さなアタリが出てラインが引き込まれる。スラックを巻き取ってアワセを入れるが、ごみの下で手前に動いていたようで、思いの外ラインスラックが出ていてフッキングミスでバラシ。このバラシでアタリが止まったので車で移動する。

次は水が動いているポイントである。ここではオリザラ、スクエアA、スーパースポットと、お気に入りのルアーをローテーションさせても反応が無いので、ラバージグを落としてボトムを叩くがこれもダメ。ブッシュを狙った堀さんにも反応が無いので移動。 その次はボトムまで丸見えのポイントで、バスもチラホラと見える。ここではスピニングタックルに持ち替えてサイトで狙うが、横風が吹いてラインが流されて思い通りのアプローチが出来ないため移動。

続いても水が動いているポイントへ行く。何とか硬いルアーで釣りたいので、ここではボーマーのシングルコロラドを投げまくる。そして小さな流れ込みがあったので、手前から順番に攻めて、流れ込みの向こうへキャスト。岸近くのシャローに見える石の上を通して流れを横切らせるが空振り。次は2m程沖目のラインへキャストしてブレイク沿いの中層を通して流れを横切らせると、ルアーが見えて来た時にバスが後ろから追い掛けて来た。そのままのスピードで巻き続けると大きく口を開けてバクッと咥えてヒット。ロッドティップから僅か3mでのヒットである。掛かり具合を確かめて抜き上げたのは、44cm今回の最大のグッドコンディションのバスである。その後もこのポイントをチェックするが後が続かないので、昼近くになっていたため昼飯を食べに行く事にする。

少し車で走るが、堀さんのお薦めの、レトロな雰囲気のつけ麺の店で、デザートのアイスクリームまで食べて体を冷やして満足。午前中で5バイト3フィッシュ、しかも全て40アップとバラシは情けないが、リハビリとしては上出来である。ガイドの堀さんも2バイト1フィッシュで、こちらも40アップである。気分的には満足しているので、帰りの渋滞を避けて早く帰りたい気分であるが、今後のために少し別のポイントチェックをして走り回ってから引き上げた。

今回の釣果に気分を良くしたので、新しいタックルを買わないと駄目かな〜。次はアレとかソレとかが欲しくなって来たような・・・ヤバイ・・・どうしよう・・・

エギング釣行記

最初のバスはスリムな41cm

エギング釣行記

次はコンディションの良い43cm

エギング釣行記

堀さんも43cm

エギング釣行記

最後は本日最大の44cm

エギング釣行記

レトロだが全部知っている

エギング釣行記

ここまで来れば知らないのもある

エギング釣行記

昨お昼はつけ麺

エギング釣行記

食後のデザートはアイスクリーム

エギング釣行記

フロリダで釣ったバス(50cmぐらい?)

【今回の使用タックル】

■その 1.ベイト

ロッド : オフト ヒロイズム スピナーベイト66Bミディアム ※ガイドはチタンフレームに交換
リール :ダイワ アルファスRエディション103
ライン : ユニチカ シルバースレッドS.A.R. 16 lb
ルアー : スミス ファットイカ(ノーシンカーで使用)
      プラドコ オリジナルザラスプーク(野池チューン)、
            スクエアA(野池チューン)、スーパースポット1/2oz、
            ボーマーシングルコロラドブレード3/8oz、
            エクスキャリバースピナーベイト1/2oz
      ハンドメイドラバージグ1/2oz
      ※ルアーはブリンソンノットで直結


■その 2.スピニング

ロッド : ダイワ TD-S ZR601LXS
リール : ダイワ イグジスト2506 ※ハンドルとスプールはスタジオオーシャンマーク製に交換
ライン : ユニチカ キャスラインエギングスーパーPEIIWH 0.5号
リーダー : ユニチカ キャスラインエギングリーダー1.75号 1.5m
ルアー : ワーム各種(ジグヘッド、ノーシンカー) ※ルアーはブリンソンノットで直結

※PEラインとリーダーはノーネームノットで直結

ページのTOPへ

エギング釣行記一覧へ