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2011年4月
石垣島での旅行記!!(2日目)
2日目はホテルで朝食を済ませてから、レンタカーはホテルに止めたまま離島桟橋まで歩く。以前の場所からは遠くなったが、綺麗な建物の中へチケット売り場は移動している。変わってしまった景色に戸惑いながらもチケットを購入、高速船で離島(石垣島も離島だと思っているのは私だけ?)へ渡る。
離島桟橋から出港
離島への高速船
高速船の後部座席
約1時間で着いたのは西表島。初めての西表島だが日帰りでうろうろする予定である。レンタカーで先ずは南側での道の終点近くにある南風見田の浜を見に行くが、潮が引いてイマイチの景色である。この西表島では多くの島にある外周道路で島を一周する事が出来ないのである。西側のジャングルとも言える地域には道路が無く、と言うより道路を造らずに自然を残しているのである。
西表島の仲間港(大原港)
南風見田の浜
そして北上して前良川の河口で車を停めて写真を撮る。川の両岸にマングローブが群生している。マングローブと言うのは熱帯や亜熱帯地域の河口汽水域の塩性湿地に生える森林の総称で、西表島にはメヒルギ、オヒルギ、ヤエヤマヒルギなど5種類があるそうだ。
前良川の河口で潮が引いた時
前良川の河口で潮が満ちて来た
川の両岸にマングローブ
次は西之表野生生物保護センター、ここには西表ヤマネコが居ると思っていたのだが、つい先日の4月に入ってから飼育していた西表ヤマネコが死んでしまったそうである。実際には生きていても見る事は出来なかったそうだが、対馬の野生生物保護センターでは対馬ヤマネコが飼育されていて、毎日ガラス越しではあるが見る事が出来る。そしてここへ来る途中で、ヤンバルクイナのちっちゃい奴が道路を歩いていて、車で轢いてしまいそうになったのだが、それはシロハラクイナという西表島で最も車に轢かれる数が多い鳥であった。西表ヤマネコの生息数は100頭程度らしく、これは対馬ヤマネコと同じ位で絶滅の危機に瀕しているので、交通事故には注意して走行するように道路標識がいたる所に設置されていた。
西表野生生物保護センター
イリオモテヤマネコの目撃情報
西表島の立体地図
シロハラクイナ
イリオモテヤマネコ
イリオモテヤマネコ注意の標識
イリオモテヤマネコ注意の看板
そして暫く走ると遠くに由布島が見えるのだが、思っていたより地図で見るとすぐ近くにあった。牛車で海を渡る映像は有名であるが、今回は遠くから見ただけでスルーした。
遠くに由布島を望む
由布島への往復は有名な牛車で
由布島は地図で見るとすぐ近くにある
そして時間も昼となったので、島の北端近くの店で昼食にソーキそばを食べて、最北端のビーチである星の砂ビーチへ行く。小さな砂浜であるが、少し荒目の砂を手に取って良く見ると星の砂が混ざっている。これを集めると土産物になりそうだが、時間が掛かりそうなのでチョット見ただけで移動する。日差しが差し込むと綺麗なビーチであった。
星の砂で有名なビーチ
岩の隙間にいるシマシマのヒトデ
チョット日差しがあるとこんな感じ
よく見ると星の砂が混じっている
西之表島は島を車で一周出来ないので、北の端っこまで行ってUターン。途中で目についた赤、オレンジの見慣れたハイビスカスだけでなく、白や黄色のハイビスカスや黄色とピンクのブーゲンビリアなど、南国ならではの花が家やホテルの庭や道路脇に咲き誇り、観葉植物も普通に見られ、更に車を走らせていると何種類かのアゲハ蝶がやたらと飛んでいて、改めて自然がいっぱいの南の島を実感した。
赤いハイビスカス
オレンジのハイビスカス
白いハイビスカス
黄色のハイビスカス
黄色とピンクのブーゲンビリア
西表島の綺麗な海
少しだけ時間があるので(作って?)、気になった漁港でタックルを取り出す。防波堤には釣り人が3人居て、エギングらしい2人が戻って来たので様子を聞くと、400g程のアオリイカがビニール袋に入っている。同じポイントで粘っていると思っていたら、見えイカを狙っていたそうである。ブイやボートが係船されているので、漁港の内側を見ながら歩くと、ブイの横に3杯見えた。エギエスツー3.5Sピンクゴールドをキャストして、ダートさせながら近付け、水平ドリフトさせると近付いて来てストップ。ここでフリーフォールさせると離れてしまった。次は3.5Sオレンジレッドで狙うが反応しないどころか、離れて逃げてしまう。再度3.5Sピンクゴールドを登場させるが、先程の人達に攻められたためか逃げるだけで乗せられず。沖目や外側も簡単にチェックして30分で時間切れ終了。
先に見える船の横にあるブイの・・・
こんな奴と遊ぶつもりが・・・
こんな奴でも来れば・・・
こんな奴でも良いし・・・
大原へ戻りレンタカーを返却して、仲間港から仲間川のマングローブクルーズ船に乗って観光。潮が満ちて来て河口から8km上流まで遡れるそうだ。川の両岸に広がるのはマングローブで、途中にはヤシの木もある。そして現在発見されている中では日本最大のサキシマスオウノキがあり、樹齢は推定400年で特徴である大きな板根(ばんこん)という根を作り、板根の高さが3.3mもある古木である。そして様々な魚も生息していて、ガーラや南洋チヌ、オオウナギ、ノコギリガザミや巨大シジミなど豊富であるが、透明度が低いため偏光グラスを掛けていても、見つけられたのはボラだけであった。
約1時間程の工程で港へ戻って、暑いのでジェラートで一息入れる。私は泡盛で嫁はんは黒糖、味は泡盛の勝ちかな?そして夕方の高速船で石垣港へ戻ると、与那国島行きのフェリーが停泊していた。
石垣島から与那国島へは飛行機で30分、フェリーで4時間の距離である。以前ビデオのロケで行った時は、沖縄本島から飛行機で空路行った記憶がある。
仲間川のマングローブクルーズ
仲間川のマングローブ
現在日本最大のサキシマスオウノキ
西表島の巨大なシジミ
暑いのでジェラート
石垣港に停泊していた与那国島行きのフェリー
本日の夕食はすし屋というか居酒屋メニューも豊富な店へ行く。以前にも何度か来た事がある店なのだが、表は綺麗で店内は広く従業員も増えていた。先ずは生ビールと刺身の盛り合わせをオーダー。カジキ、カツオ、マグロ、イラブチャー、赤マンボウ、タカセ貝、島タコ、セーイカなど12種類が出て来た。次はタカセ貝のバター炒めと軟骨ソーキの唐辛子煮、ティラジャーの酒蒸し、〆は石垣牛のにぎりで、このにぎりはなかなかであった。 店を出てブラブラして、そのまま帰らずにソフトクリームとクレープの店で寄り道。さすがにクレープは食べられないので別腹のデザートは、マンゴーの角切りが山盛りのバニラソフトクリームで本当に〆。
刺し盛りはカジキ、カツオ、マグロ、イラブチャー、赤マンボウ、タカセ貝、島タコ、セーイカなど
タカセ貝のバター炒めと軟骨ソーキの唐辛子煮
ティラジャーの酒蒸し
マンゴーソフトクリーム