過去の釣行記TOP > エギング釣行記 杉原正浩 2014年12月12日〜14日

釣行記

エギング釣行記 杉原正浩

2014年12月12日〜14日

沖縄でのボートエギング

例年通り竿納めを兼ねて、冬の大型アオリイカをボートからのシャローのキャスティングとディープ狙いで沖縄へ行って来た。
12月12日(金)に、うるま市のボートフィッシング海屋へ予約を入れていたため、前日に上原船長に連絡を入れたところ、12日(金)は天気予報ではくもり時々雨、波は3m、風は10m以上と大荒れのため、上原船長と相談して残念ながら出船は中止の決定をした。
実際の天気はくもり、1日の降水量は0mm、日照時間0時間、最高気温18.3℃、最低気温15.5℃、平均風速7.0m、最大風速は北の風9.5m、最大瞬間風速は北北東の風14.4mであったので、まともな釣りは出来なかったと思われる。

しかし当日の朝になると雨は降っておらず、風も然程強いと思えないためタックルを車に積んで出発、本来ならば前回にお世話になったボートフィッシング海屋さんでタマンとクチナジを連発させた田場さんとボートに乗る予定だったが、中止としたため1人で気楽にショアから狙う事にした。
最初は風裏になるポイントで潮位が高いタイミングでのメッキ狙いで川へ行ったが、残念ながら工事をしていて入る事が出来ず見送り。
次は漁港を見に行くが濁りが入り、ベイトも見えないためパス。
護岸から小さな流れ込みのポイントでタックルをセッティング。

キャスティングのエギング用で、ロッドがスキッドロウ・インペリアル・テクニマスター82、リールはイグジスト2508PEH、ラインはキャスラインエギングスーパーPEⅡ210の0.5号、リーダーはキャスラインエギングリーダー1.75号を2m、エギはエギエスツーβの3.5N(ノーマル)と3.5S(シャロー)

最初にセットしたのはエギエスツーβの3.5Nオレンジマーブル
少し濁り気味だが偏光グラス越しに見える沈み岩の周辺をショートキャストで狙い、徐々に距離を伸ばして沖の沈み根や岩の周辺もチェックするが、反応が無いため合計5~6キャストで移動。

次に行ったのは漁港で石積みの護岸からエギエスツーβ3.5Nピンクイエローレッドをキャスト、沈み根や岩の周辺を狙い撃ちするが全く反応が無いだけでなく、風が強く吹き雨もパラついて来たので車に撤収。

更にポイントチェックを兼ねて数ヶ所見て回るが、何処も釣れそうな雰囲気が無いままに時間だけが過ぎて昼になっていたので昼食を食べに食堂へ行く。
オーダーはソーキそば大(沖縄での昼食は殆どソーキそばを食べている様な気がする・・・)で、麺だけでどんぶり鉢から盛り上がっている量で、更に柔らかく煮込んだソーキが乗っているので、完食に時間が掛かり満腹になった。

エギング釣行記

ソーキそば大

食後に別の漁港へ様子を見に行くが、風が時折り強く吹き釣り難い状況であるが、思い思いの魚狙いの釣り人が居たものの暫く見ていても竿は曲がらなかった。
次に向かったのは辺野古漁港で、豊島船長が新艇を導入したため明日に予約を入れているため、船だけでも見に行こうと思った。
港に着くと偶然にも豊島船長が居て、新艇の彩花丸(あやかまる)の手入れをしていたので写真を撮らせて頂き少し話をした。
新造船で32フィートに115馬力の船外機を積んであり、フロントデッキが広くてキャスティングは仲間同士ならばフロントで3人、リアで1人の4人は大丈夫そうだ。
何より新艇は綺麗で気持ちが良い。

エギング釣行記

辺野古の彩花丸(あやかまる)

エギング釣行記

新造船は32フィートで115馬力

明日の出船について聞くと、天気予報ではくもりで北の風が強く、波は2~3mと沖では高く気温も上がらず寒いそうだが、船長に確認すると風裏メインとなるが大丈夫との事で8時30分に出船予定とした。

そして時間があるのならばと、船長のご厚意でテスト釣行として夕方までの1時間程彩花丸に乗せて頂いた。
タックルはキャスティングのエギング用1セットだけで、ロッドがスキッドロウ・インペリアル・テクニマスター82、リールはイグジスト2508PEH、ラインはキャスラインエギングスーパーPEⅡ210の0.5号、リーダーはキャスラインエギングリーダー1.75号を2m、エギはエギエスツーβの3.5N(ノーマル)と3.5S(シャロー)
いつものお気に入りのセッティングである。

風が強く吹き、波も沖へ出ると高い様だが、ショアライン沿いならば何とか狙えそうで、シャローに岩が点在するポイントからスタート。
セットしたのはエギエスツーβの3.5Nのオレンジホロマーブルで、船長が水深と狙うポイントを指示してくれるため、指示通りにキャストしてボトム近くまでエギをフォールさせて3~4回のダートからカーブフォールのセットを繰り返すが、風下側へキャストしているとボートが予想以上に早く流されるため、リズムは早目であるがフリー気味のフォールで少しでもボトム近くへ送り込む。
早いペースでポイントをランガンするが反応が無い。

サラッと何ヶ所か叩いたが強風でボートがすぐに流されて折角のポイントをキチンと叩き切れていないため、もう一度最初に叩いたポイントを流し直す。
エギエスツーβの3.5Nオレンジスギレッドに交換してキャスト、先程より更にボトム近くへ、岩のスリットへ、掘れた砂地へとタイトに丁寧に送り込む。
そして岩のスリットへ送り込んでから、3回ダート後に水平ドリフトからフォールさせると、コツと小さいがハッキリとしたアタリが出てフッキング。
グイ~ングイ~ンという引きを期待したのだが、クイ~ンクイ~ンと力強さの無い引きで抜き上げたのは500gのアオリイカ。
写真を撮ってボートを汚さない様に丁寧にリリース。

エギング釣行記

500gがヒット

更に角度を変えてキャストするが反応が無く風は更に強くなるが、次もシャローにゴロゴロと岩が点在するポイント。
今まではピンポイント狙いでショートキャストとミドルキャストで狙っていたが、サイズアップを狙ってボートが流されて近付いても十分な距離を保てるように、追い風に乗せてロングキャストをして出来るだけボートから離れた位置で狙う作戦に変更。
これが正解だったのか、着水してダートアクションをいれてドリフトさせている時にロッドティップまで引っ張るアタリでフッキング。
次の瞬間ドラグが鳴ってラインが数m引き出された。
アレッと思うパワーにチョット良いサイズがヒットしたの?
それともドラグ設定がゆるゆるなのか?
そんな事を考えながら、身切れとフックオフを防止するためにロッドを立てずに横にして寄せに入り、時々グイ~ングイ~ンと引いて楽しませてくれて、船長が構えるネットに収まったのは1.6kgのアオリイカだった。

エギング釣行記

1.6kgのアオリイカ

エギング釣行記

エギエスツーβのオレンジスギレッドにヒット

その後も追加を狙ってキャストしたが反応は無く、更に風が強くなったので帰港した。
短時間だが遊ばせて頂いた豊島船長にお礼と明日の出船時間の確認をして港を後にした。

今夜は名護市内で忘年会である。
初めて行く店でホテルからタクシーで着いたのは、集合時間に数分遅れで宮城さんと比嘉さんが先に来ていた。
その後も続々とメンバーが集まって来た。
野口さん、桜川さん、仲井間さん、横目さん、富平さん、高木さん、胡屋さん、新垣さんと総勢11名での忘年会となった。
焼き鳥、肉系、チャンプルー系、玉子料理と様々な料理が並び、生オリオンで乾杯した後は島酒と言われている泡盛を頂いたが、ボトルが何本空になったかなぁ~\(^o^)/
明日のボートエギングがあるので、程々におひらきにしましたがテッペンは過ぎてるよね~。
そのまま次の店に流れて行ったメンバーも何人か・・・

エギング釣行記

名護市内で忘年会

13日(土)は辺野古の彩花丸で豊島船長にお世話になった。
天気予報ではくもりで風が強く、沖では波も高い予報だったが、実際の天気はくもり時々晴、1日の降水量は0mm、日照時間4.2時間、最高気温17.7℃、最低気温14.8℃、平均風速5.0m、最大風速は北の風7.6m、最大瞬間風速は北北西の風12.4m、波は場所により2m以上あった様に感じた。

今回用意したタックルはメインがシャローのキャスティングのエギング用1セット、ディープのエギング用1セット、ミーバイ系やタマン、オニヒラ狙いのルアー用1セット、念のためのエギング用1セットの合計4セットである。

メインは昨日も使用したキャスティングのエギング用で、ロッドがスキッドロウ・インペリアル・テクニマスター82、リールはイグジスト2508PEH、ラインはキャスラインエギングスーパーPEⅡ210の0.5号、リーダーはキャスラインエギングリーダー1.75号を2m、エギはエギエスツーβの3.5N(ノーマル)と3.5S(シャロー)

ディープのエギング用は、ロッドはスキッドロウ・インペリアル・レスポンスマスター80のプロト、リールはBB-XハイパーフォースC3000D Type-G、ラインはキャスラインエギングスーパーPEⅡ210の0.5号、リーダーはキャスラインエギングリーダー1.75号を2m、エギはエギエスツーβの3.5N、シンカーは3~20号を水深と状況によって使い分け。

ルアーのキャスティング用は、ロッドがプロトのエギングロッド82、リールはイグジスト2508PEH、ラインはキャスラインエギングスーパーPEⅡ210の0.8号、リーダーはアイガーⅢスーパーの4号を2m、ルアーはベイブルの70S、90S、チェリーブラッドLL90Sシーバスバージョン。

予備のエギングのキャスティング用でディープ用としても使える様に、ロッドはスキッドロウ・インペリアル・テクニマスター82、リールはステラ3000HGM、ラインはキャスラインエギングスーパーPEⅡ210の0.5号、リーダーはキャスラインエギングリーダーの1.75号を2m、エギはエギエスツーβの3.5Nを用意した。

今日のメンバーは、宮城さんと仲底さん、横目さんと私の4人で、おきなわ釣王国の取材スタッフも乗船して、豊島船長の操船でアオリイカ8時30分に出船。
先ずは今までに行った事が無いエリアを調査のために北上した。

エギング釣行記

彩花丸の船長と取材メンバー

エギング釣行記

初めて見る景色

エギング釣行記

見た目はベタ凪

最初のポイントはシャローエリアに岩やリーフが点在しているので、先ずはメインのテクニマスター82でエギエスツーβの3.5Nオレンジイエローレッドからスタート。
軽くキャストとして連続ダートから砂地に点在する岩やリーフの近くでフォールを繰り返すが反応が無いため、時々ボトムまでフォールさせてリズムに変化を加えるがベイトが全く見えないため反応も無い。
大きな岩が水面から出ているポイントに来た時に、横目さんが岩のすぐ横へキャストしてフォールからシャクリを入れた次のフォールで本日最初のヒット。
狙い通りのアオリイカは500g

エギング釣行記

ファーストヒットは横目さんの500g

同じポイントでは次の反応は無く、ポイントを探してベイトとリンクさせながら何ヶ所もランガンする。
そして次のヒットも横目さんで、ロッドティップがアオリイカと違う動きをしている。
そのまま抜き上げたのはイシミーバイ

エギング釣行記

次も横目さんにイシミーバイ

この時点で昼近くとなり、順番を決めた訳では無いがひとりずつ昼食用に持参した弁当やおにぎりを食べて一息入れる。

そして午後の部になり仲底さんに待望のヒット。
ロッドが大きく絞り込まれてアオリイカのジェット噴射を楽しんでいると、後から追い掛けて来ているアオリイカを発見。
狙い撃ちにしようと思っていると、私よりほんの一瞬早く横目さんがキャスト。
水面直下でダートさせてからのフォールでアッサリと抱いてダブルヒット
先にヒットさせた仲底さんのアオリイカは1.35kg、後からヒットさせた横目さんのアオリイカは750gだった。
仲底さんの1.35kgは彼にとって自己記録更新サイズとなった嬉しい一杯となった。

エギング釣行記

おきなわ釣王国の取材中

エギング釣行記

仲底さんと横目さんでダブルヒット

エギング釣行記

仲底さんのアオリイカは1.35kg

次に漸く私の番となり、エギエスツーβの3.5Nピンクスギレッドをボトム近くから連続ダートさせて、ドリフト気味にフォールさせている時に小さなアタリを捉えてフッキング。 ロッドは絞り込まれたがドラグを鳴らしてラインを引き出すパワーは無いため、キロ足らずかな?と思いながら寄せて取り込んだのは予想通りの900gのアオリイカだった。

エギング釣行記

私には900gがヒット

次も同じパターンで私にアオリイカがヒットしたが、400gのメスだったのでリリース。
更に続いてエギエスツーβの3.5Nピンクスギレッドの後ろから追い掛けて来るアオリイカが居たが、残念ながらサイトでヒットさせる事が出来ずに失敗。
そして沈黙を破って宮城さんが静かにロッドを曲げた。
エギエスツーβの3.5Nピンクオイルホロでヒットさせたのは300gのアオリイカである。
しかしその後は全く反応が無くなり終了時間を迎える事になってしまった。

エギング釣行記

宮城さんには300gがヒット

エギング釣行記

今回のタックル

港に戻りタックルを片付けて現場で解散。
その足で向かったのは本部にあるマハイナウェルネスリゾートで、フロントでチェックインして部屋に荷物を置いてすぐにホテルの隣の海の駅へ。
そう、これから前善海丸から屋号をCaptain's Okinawa(キャプテンズ)と変更した、仲村茂樹さんの七海丸の進水式パーティーである。
会場には多くのアングラーやショップの代表が訪れている。
先ずはCaptain's Okinawaの代表船長の仲村茂樹さんの挨拶からスタート。
私は金城さんや徳田さん達と同じテーブルでビールで乾杯。
船長として新崎盛朗さんもスタッフとなり、事務所作りに追われて忙しいとの事だが、今迄もお世話になっているが、これからもデカイカと遊ばせてくれるボートだと思っている。 料理は仲村さんが自ら釣って用意したタチウオの160cmオーバーとカンパチの舟盛りや寿司、様々な料理が並び、くじ引きではテーブルに並べられた多くの景品で盛り上がり会場を沸かせた。

エギング釣行記

Captain's Okinawa(キャプテンズ)七海丸の進水式

エギング釣行記

代表船長の仲村茂樹さん

エギング釣行記

こんなノリの方も・・

エギング釣行記

仲村さんと船長の新崎盛朗さん

エギング釣行記

タチウオの160cmオーバーの面構え

エギング釣行記

仲村船長が釣ったカンパチとタチウオの刺身盛り

エギング釣行記

くじ引き

エギング釣行記

テーブルにはくじ引きの景品

エギング釣行記

仲底さんのアオリイカは1.35kgパーティーの参加者

二次会は新崎さん宅で、海が見える小高い場所に建てられた広い家で、パーティー会場とは違い気楽な感じに、そして三線の新人賞を獲った方と、大会に出ないが賞を獲れる実力の方の2人で何曲か引いてくれて、場を盛り上げてくれた。

エギング釣行記

新崎さん宅で二次会

エギング釣行記

三線の新人賞を獲った方と賞を獲れる実力の方

エギング釣行記

部屋の中と外でも

エギング釣行記

初めて見た三線の楽譜

エギング釣行記

三線の楽譜①

エギング釣行記

三線の楽譜②

エギング釣行記

三線の楽譜③

エギング釣行記

下り口説の楽譜

明けて14日(日)はホテルで朝食を食べて、そのまま空港へ向かい帰阪した。

エギング釣行記

朝食はこんな感じ

エギング釣行記

こんなホテルでした

エギング釣行記

ホテルの敷地内にプールがある

エギング釣行記

ホテルの部屋から海が見える

【今回の使用タックル】

その1 エギング キャスティング用
ロッド : エバーグリーン スキッドロウ インペリアル テクニマスター82
リール :ダイワ イグジスト2508PEH
ライン : ユニチカ キャスラインエギングスーパーPEⅡ210 0.5号
リーダー : ユニチカ キャスラインエギングリーダー 1.75号 2m
エギ : ユニチカ エギエスツーβ 3.5N(ノーマル)と3.5S(シャロー)
※ハンドルとスプールはスタジオオーシャンマーク製に交換
※PEラインとリーダーはノーネームノットで直結
※エギはスナップをブリンソンノットで接続

その2 エギング ディープ用
ロッド : エバーグリーン スキッドロウ インペリアル レスポンスマスター80のプロト
リール : シマノ BB-XハイパーフォースC3000D Type-G
ライン : ユニチカ キャスラインエギングスーパーPEⅡ210 0.5号
リーダー : ユニチカ キャスラインエギングリーダー 1.75号 2m
エギ : ユニチカ エギエスツーβ 3.5N
シンカー : 8~20号を水深と状況によって使い分け
※ハンドルはスタジオオーシャンマーク製に交換
※PEラインとリーダーはノーネームノットで直結
※エギはスナップをブリンソンノットで接続

その3 ルアー キャスティング用用
ロッド : プロト エギングロッド82
リール :ダイワ イグジスト2508PEH
ライン : ユニチカ キャスラインエギングスーパーPEⅡ210 0.8号
リーダー : ユニチカ アイガーⅢスーパー 4号 2m
ルアー : スミス ベイブル70S、90S、チェリーブラッドLL90Sシーバスバージョン
※ハンドルとスプールはスタジオオーシャンマーク製に交換
※PEラインとリーダーはノーネームノットで直結
※ルアーはスナップをブリンソンノットで接続

その4 エギング キャスティング用
ロッド : エバーグリーン スキッドロウ インペリアル テクニマスター82
リール : シマノ ステラ3000HGM
ライン : ユニチカ ユニベンチャー ジギングX4 300m 0.5号
リーダー : ユニチカ キャスラインエギングリーダー 1.75号 2m
エギ : ユニチカ エギエスツーβ 3.5N
※ハンドルはスタジオオーシャンマーク製に交換
※PEラインとリーダーはノーネームノットで直結
※エギはスナップをブリンソンノットで接続

この釣行記の一部はおきなわ釣王国 2015年4月号No.113号に掲載されています。
この釣行記の一部は(株)コスミック出版 アングリングソルト2015年5月号通巻35号に掲載されています。

ページのTOPへ

エギング釣行記一覧へ