過去の釣行記TOP > エギング釣行記 杉原正浩 2015年4月9日〜13日
2015年4月9日〜13日
沖縄でボートエギング(2)
12日(日)は帰るメンバーが藤田さん、岡村さん、石原さん、糀谷さんの4人で那覇組、重見さん、高橋さんと私の3人が連泊の本部組となった。
那覇組はボートで出たものの荒れて全員不発で引き揚げる事になった。
本部組の我々は午後からの出船のため本部で仲村船長と一緒に昼食、雰囲気のある食堂へ行き、運転しない重見さんと私は凍ったジョッキで生ビール。
重見さんはチャンプルーとグルクンの唐揚げ、私は本ソーキそば、高橋さんは三枚肉そばを頂きました。
雰囲気のある食堂
生ビールは凍ったジョッキで
チャンプルー
本ソーキそば
三枚肉そば
グルクンの唐揚げ
遠くに海が見える
木々に囲まれている家
赤いハイビスカス
薄いピンクのハイビスカス
食後にスーパーで飲物とおやつを買ってからキャプテンズ(Captain's Okinawa)の事務所へ行って中を見せて頂いたが、元は本部釣具が在った場所で基本的にはそのまま仲村さんと新崎さん達で改装して事務所として作り変えたそうだ。
キャプテンズの事務所
中は広くてフローリング
午後から港へ行きタックルのセッティング。
2日間と同じタックルでメインとなるのは、ロッドがスキッドロウ・インペリアル・テクニマスター82、リールはステラ3000HGM、ラインはユニベンチャージギングX4の300mの0.5号、リーダーはキャスラインエギングリーダーⅡの1.75号を2m。エギはエギエスツーβの3.5Nを各色、シンカーは水深と潮流、風に因って15号~30号を使い分け。
2セット目は、ロッドがスキッドロウ・インペリアル・レスポンスマスター80のプロト、リールはBB-XハイパーフォースC3000D Type-G、ラインはユニベンチャージギングX4の300mの0.5号、リーダーはキャスラインエギングリーダーⅡの1.75号を2m。エギエスツーβとシンカーは上記と同様。
3セット目も、ロッドはスキッドロウ・インペリアル・テクニマスター82、リールはイグジスト3012、ラインはキャスラインエギングスーパーPEⅡ210の0.5号、リーダーはキャスラインエギングリーダーⅡの1.75号2m。エギエスツーβとシンカーは上記と同様。
仲村さんのお兄さんが午前中はお客さんを乗せてディープエギングに出ていたが、時折強く雨が降り風も強くうねりも大きい厳しい状況だったため、釣果は余り良いとは言えない様だった。
当日の名護の天気は雨のちくもり、1日の降水量は18.0mm、日照時間0.3時間、最高気温23.4℃、最低気温19.0℃、平均風速2.5m、最大風速は南南東の風6.4m、最大瞬間風速は南東の風11.3m、うねりは2~1m。
今日は乗合で13時に我々3人と金城さん、今井さんを乗せて善海丸桜号は仲村船長の操船で出港。
船内の立ち位置をくじ引きで決め、みよし側から金城さん、重見さん、今井さん、私、操舵室、ともに高橋さんとなった。
午後から出船
善海丸桜号
最初のポイントは水深50m強でタックルは82にステラで、エギエスツーβのピンクホロマーブル、シンカーは20号からスタート、しかし風が少し強く吹いているためすぐに25号に交換。
船中最初のヒットは金城さんで、ボートからのディープエギングは初めてのため、船長からアドバイスを受けていたが、2kgオーバーのアオリイカを浮かせてネットイン
と、思った次の瞬間
ネットのジョイントが折れた?抜けた?
船長痛恨のバラシ(T_T)
しかし直ぐに次のヒットが重見さんで、2kg弱をキャッチ。
重見さんが2kg弱をキャッチ
次の投入でも重見さんにヒット、このタイミングに合わせて私もレンジを合わせながらアクションを入れてステイを繰り返して、ボトムから20m上げたレンジでステイさせている時にロッドにもたれる様なアタリが出てフッキング。
次の瞬間ドラグを鳴らしてラインを引き出すパワーは3kgオーバーを確信した。
慎重にハンドルを巻いて浮かせようとするが、隣の今井さんにもヒット、更に船首の金城さんにもヒットして4人のロッドが同時に曲がった状態となった。
この私より船首側に居る3人の写真は、デカイ奴がヒットしたロッドを持ったまま私が撮りました(^o^)
重見さんにヒットしたのは胴長55cmで3.9kgあり、自己記録更新サイズとなりました。
私にヒットした奴も3.4kgで僅かながら自己記録更新サイズ。
10分後、1人蚊帳の外だった高橋さんにもヒット。
かなりの走りでドラグからラインを引き出してファイトした奴は、初の3kgオーバーとなる3.2kgで自己記録更新サイズ。
これで今回の沖縄ツアーに参加した8人全員が自己記録更新サイズのアオリイカを釣り上げた事になりました\(^o^)/
重見さんに続いて船首側の3人全員ヒット
私にもデカイ奴がヒットしています
重見さんに3.9kg、私には3.4kg
3.4kgで自己記録更新
高橋さんも3.2kgで自己記録更新
反応が止まってしまったタイミングでポイントを移動。
今度は水深90mとかなり深いため、シンカーは30号に変更、今年の新色であるエギエスツーβの3.5Nピンクスギマーブルを投入。
先に重見さんがヒットさせた。
私もボトムから4~5回ショートピッチで浮かせてからステイ気味にドリフトさせると、ティップを絞り込む様なアタリでフッキング。
続いて今井さんにもヒット、更に金城さんにもヒットして4人ヒット。
ドラグを鳴らすものの然程のパワーでは無く、取り込んだのは2.2kgのアオリイカ。
重見さんにヒットしたのは2.9kgとなかなかのサイズ。
今井さんは2.7kg、金城さんは2.1kgと全員2kgオーバーの4人ヒットとなった。
重見さんの2.9kgと私の2.2kg
ピンクスギマーブルで乗せた
今井さんにも2.7kg
金城さんには2.1kg
チョットアタリが止まった時に目に入ったのは鰭。
ボートから離れた位置に見えていたのだが、徐々に近付いて来る。
明らかにサメの背鰭である。
ここで「悪い顔」をした重見さんが、足元に転がっているアオリイカを見て「投げよか?」
そんな事をしたらアオリイカに喰いついたサメはボートの側から離れなくなり、ヒットしたアオリイカを全て食べられてしまう事になりかねない為思い止まってもらう。
遠くに鰭が見える
明らかにサメの背鰭
サメが離れてからもヒットは続き、私は今年の新色全てでキャッチするべくカラーを交換。
タックルはテクニマスター82にイグジストで、エギエスツーβのオレンジスギマーブルを投入。
ボトムからのショートピッチからステイ気味のドリフトという今日のヒットパターンで狙い通りヒット。
これは2.4kgのアオリイカ。
続いてエギエスツーβのパープルコパーを投入。
同じ今日のヒットパターンで狙い通りヒット。
しかし水面まで20m程まで浮かせたところでバラシ。
続いてダークブルーオイルホロでも同じパターンでヒットに持ち込むが、今度も水面下20mまで浮かせたところでバラシ。
何れもヒットした時点ではドラグを鳴らして走るパワーから想像されるサイズは3kgオーバー、しかし共通するのは途中で走りが無くなってしまう事で、エギのカンナにフッキングしている状態から持ち直して横抱き状態になり、離してしまう事でバラシになったと想像される。
2.4kgを乗せた
オレンジスギマーブルにヒット
ご機嫌なのは重見さんで、都合3日連続でキャプテンズのボートに乗っているため、ヒットパターンを完全に掴んで連発させてしている。
そして本日2杯目の3kgオーバーとなる3.15kgをゲット。
重見さんと高橋さんにダブルヒット
重見さん3.15kgをゲット
最後のラッシュはテクニマスター82にステラのタックルで、エギエスツーβのオリーブアジクリアーを投入。
同じパターンで気持ち良くアタリが出て、狙い通りにヒット、これまた気持ち良くドラグを鳴らしてラインを引き出すパワーは3kgオーバー確定。
高橋さんもヒット、更に今井さんにもヒットしてトリプルヒット。
無事に取り込んだのは、私のが3.4kg、高橋さんは3.15kg、今井さんは3.1kgと3杯全て3kgオーバーで締め括りました。
高橋さんは3.15kg、私は3.4kg
典型的なアカイカ型アオリイカ
オリーブアジクリアーに乗った
今井さんは3.1kg
右から仲村船長、重見さんと私
本日の午後からの5人での釣果は重見さんがブッチギリのトップで11杯、全員で27杯の約59kgでした。
帰港してタックルを片付けて本部から那覇までドライブ。
と、言っても運転手は高橋さんなのです。
ホテルへ着いて予約した居酒屋へ3人で行き、取り敢えずは生ビール。
島らっきょと島タコ、もずくの天ぷら、せせり、ハンバーグ、アジの唐揚げ、ホルモン炒め、出し巻き玉子、鶏唐揚げ、他を食べて、勿論泡盛も頂きました。
島らっきょと島タコ
もずくの天ぷら
せせり
ハンバーグ
アジの唐揚げ
ホルモン炒め
出し巻き玉子
鶏唐揚げ
13日(月)は重見さん、高橋さんと私の3人でうるま市勝連のボートフィッシング海屋さんの上原船長にお世話になった。
勝連のボートフィッシング海屋
当日の宮城島の天気はくもり時々雨、1日の降水量は9.5mm、日照時間0.3時間、最高気温20.9℃、最低気温16.5℃、平均風速5.5m、最大風速は北北西の風9.9m、最大瞬間風速は北北西の風13.6m、うねりは1.5m位。
タックルは昨日と同じ3セットをボートに積み込んで7時に予定通り出船。
最初のポイントで手にしたタックルは、テクニマスター82にステラのセットでエギエスツーβのオレンジスギマーブル。
ボトムまで落とし込んで5~6回ショートピッチのジャークを入れてからドリフト気味のステイ、次は大きなシャクリからフォール気味のドリフト、更にジャークの回数を変えたり、2セット、3セット繰り返したり、取り混ぜたりと様々なアプローチを試みる。
8時過ぎ、船中最初のヒットは私。
エギエスツーβの新色であるオリーブアジクリアーをボトムからショートピッチで浮かせてからのドリフトで抱いて来たのは1.5kgのアオリイカ。
最初のヒットは私に来た1.5kg
しかし後が続かずポイントへボートを入れ直す。
次は重見さんにヒット。
続いて高橋さんもヒットさせてダブルヒット。
私も乗り遅れる訳に行かないため、連発を狙ってエギエスツーβのダークブルーオイルホロをボトムからショートジャークで浮かせて、水平ドリフトを入れてステイさせるとティップを押さえ込むアタリでヒット。
これでトリプルヒット達成。
最初に掛けた重見さんが浮かせると後ろから追い掛けて来ていたので、すぐに取り込んでエギを投入するとサイトで抱かせて、3人で合計4杯のヒットとなりました。
サイズは最初に重見さんがヒットさせたアオリイカが1.5kg、次に高橋さんがヒットさせたのが1.2kg、その次にヒットさせた私のが1.5kg、最後にも重見さんが乗せたのが1.2kgでした。
3人で4杯のアオリイカ
連発は誰かがヒットさせてスイッチが入った時だけの様で、気温が低く少し肌寒さを感じる天気も影響があるかも知れないが、狙いのデカイカの反応が無い。
そんな時に水面に浮かぶウミガメを発見。
水面に浮かぶウミガメを発見
暫くアオリイカの反応が無かったが、連発から1時間以上が過ぎた頃に重見さんが乗せた。
勿論このタイミングにスイッチが入った別のアオリイカが居ればヒットの可能性が高くなるため気合を入れてシャクリやジャークを入れるが反応は無く、重見さんが取り込んだのは1.5kgのアオリイカだった。
重見さんが乗せた1.5kgのアオリイカ
その後は沈黙が続き、正午を迎えても反応が無いため買っていた昼食と一緒に魔法の水をプシュッと開けて頂く。
この1本がヒットを呼ぶ筈と気合を入れ直して、エギエスツーβの新色であるオレンジスギマーブルを投入。
ボトムからの5回ジャークを入れてドリフトさせている時にアタリが出てヒット。
他のメンバーが連発を狙うが反応する事は無く単体だったのか、取り込んだのは1.5kgのアオリイカだった。
1.5kgのアオリイカがヒット
上原船長はデカイカを探して移動を繰り返して何ヶ所かのポイントを回ってくれたが、残念ながらバラシがあっただけでヒットは無く、早目の帰港となった。
しかしまだ小ネタがある。
帰港の道中のカットであるが、よく見ると・・・
帰港の道中、よく見ると・・・
帰港の前から今夜のために重見さんが釣り上げたアオリイカを船長に捌いて貰って、ぶら下げてひもの作りをしていたのだが、ぶら下げた直後から天気が怪しくなり、雨が降り出したのである。
雨が降るのにひもの作り
更に小ネタがもうひとつ
船首に結び付けて帰港までに乾かそうとしている合羽が風になびく。
風のなびく合羽
港へ戻ってタックルを片付けて車に積み込んで、レンタカーを返却して那覇空港から高橋さんは羽田空港へ、重見さんと私は神戸空港へと別れた。
神戸空港に着いて重見さんと三ノ宮へ行き、焼き鳥屋で軽く夕食代わりに摘まむが、自宅までの運転があるのでビールを飲めるのは重見さんだけ、私はウーロン茶を頂いたが、焼き鳥はビールが欲しい夕食でした。
【今回の使用タックル】
その2 エギング ボート ディープ用
ロッド:エバーグリーン スキッドロウ インペリアル テクニマスター82
リール:シマノ ステラ3000HGM
ライン:ユニチカ ユニベンチャージギングX4 300m 0.5号
リーダー:ユニチカ キャスラインエギングリーダーⅡ 1.75号 2m
エギ:ユニチカ エギエスツーβ 3.5N
※ハンドルはスタジオオーシャンマーク製に交換
※PEラインとリーダーはノーネームノットで直結
※エギはスナップをブリンソンノットで接続
その3 エギング ボート ディープ用
ロッド:エバーグリーン スキッドロウ インペリアル レスポンスマスター80プロト
リール:シマノ BB-XハイパーフォースC3000D Type-G
ライン:ユニチカ ユニベンチャージギングX4 300m 0.5号
リーダー:ユニチカ キャスラインエギングリーダーⅡ 1.75号 2m
エギ:ユニチカ エギエスツーβ 3.5N
シンカー:8~20号を水深と状況によって使い分け
※ハンドルはスタジオオーシャンマーク製に交換
※PEラインとリーダーはノーネームノットで直結
※エギはスナップをブリンソンノットで接続
その4 ルアー ボート ディープ用
ロッド:エバーグリーン スキッドロウ インペリアル テクニマスター82
リール:ダイワ イグジスト3012
ライン:ユニチカ キャスラインエギングスーパーPEⅡ210 0.5号
リーダー:ユニチカ キャスラインエギングリーダーⅡ 1.75号 2m
エギ:ユニチカ エギエスツーβ 3.5N
シンカー:8~20号を水深と状況によって使い分け
※ハンドルとスプールはスタジオオーシャンマーク製に交換
※PEラインとリーダーはノーネームノットで直結
※エギはスナップをブリンソンノットで接続
その5 エギング、ルアー ボート ディープ用
ロッド:テイルウォーク ソルティシェイプ ライトジギングC63/80
リール:テイルウォーク エランPG 81R
ライン:ユニチカ ユニベンチャージギングX4 300m 0.6号
リーダー:ユニチカ キャスラインエギングリーダーⅡ 2.5号 3m
ルアー:ダミキジャパン ビッグマウス80g、100g
エギ:ユニチカ エギエスツーβ 3.5N
シンカー:20~30号を水深と状況によって使い分け
※ハンドルはスタジオオーシャンマーク製に交換
※PEラインとリーダーはノーネームノットで直結
※ルアー、エギはスナップをブリンソンノットで接続
この釣行記の一部はおきなわ釣王国 2015年6月号No.114号に掲載されています。
この釣行記の一部は(株)コスミック出版 アングリングソルト2015年7月号通巻36号に掲載されています。