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釣行記

釣行レポート

2013年9月24日

ゆうべの夢

私は自分が見る夢のなかに、自身が傍観者の立場で登場することがよくある。
たとえば、ゆうべはこんな夢を見た。
見なれた小磯の岩に腰かけている若者がいた。彼はぼんやりしているふうにも見えるし、何か考え事をしているようにも見えた。自分の立ち位置からは表情を捕らえきれないが、若者は相当深刻に悩んでいるのかも知れなかった。
すると、そのとき、岩場の向こうから釣り竿を肩に、魚籠を腰にさげた老人がひょっこり現れて、「お若いの、何を憂いておる。今は秋で、吹く風は心地よく、浜の浅瀬はイカでいっぱいじゃ。ぐずぐずしておるばあいか」と若者に話しかけた。
すると、若者は、ちょっと興味を引かれたようで、不思議そうな表情を老人の方へと向けて、自分はどこから来て、どこへ行くのか?自分は何者なのか?という趣旨のことを訊ねた。ただし、必死さはなく、抑揚のない声だった。
「わしが誰かなどどうでもいいことだ。それなら、おまえが誰だろうとかまうものか。考えるだけ無駄なようにできておるのじゃから、やめとけ。それこそ宿命というものじゃ。そんなことより、ぐずぐずしておると時合を逃すぞ。逃せば、おまえはイカを手にできないかもしれぬ。さあ、急げ」
ずいぶん、乱暴なことを言うと思った。それより、自分の立ち位置から二人の会話がすっかり聞きとれるというのが、また夢のおもしろさだ。しかも、彼らは私の存在など微塵も気にかけない。
「釣りのことしか頭にない、いかれた老人だ!」と私は声をこぼした。
しかし、その若者は老人に促されるかのように黙って立ちあがった。
いや、立ち上がろうと腰を浮かせたところで、こちらの目が覚めた。
まるで、停電でテレビが消えたみたいに、夢が途絶えた。

それが、夜中の何時のことか憶えがない。窓の外は暗かったし、夜の底はしんとしていた。
それで、私はまた寝入ってしまった。

窓の外に気ぜわしい雀の囀りが聞こえて、私は目が覚めた。
そして、寝床から起きぬけに、あっと思って次のごときが脳裏をかすめた。
「あの夢の老人。ひょっとするとゲーテの皮をかぶった太公望恵比寿であったか!」
私はひらめいて、パンとひとつ手を打った。

(いま、とりあえず、こんなふうに書きつけてみたが、書くハナからもう書くことがなくなってしまった。そもそも何か書く気分ではなかったのだ。ただ、夢で一点だけ気になることといったら、中身はゲーテかもしれない太公望恵比寿らしき老人が口にしたイカとはいったい何イカだったのか? 秋の浜の浅瀬ならアオリイカか、コウイカか。夢なら何だってつじつまが合う必要など最初からないのだし、だったら出鱈目なイカだって不都合はあるまい。でも、まあいいや、そんなことどうだって、・・・・・)
昼飯を食べたら、少し休んで、庵治へアオリイカでも釣りに行こう。

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御殿の浜のはずれの岩場は好ポイント

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2投でこんな良型が釣れた

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ラインは見やすいホワイト0.5号、エギはS2の3号各色を使用した

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波打ち際で捕り逃がすこと多く、注意が必要だ

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季節が進むにつれサイズがよくなってきた

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木立のなかの遊歩道を使って別の浅瀬へ移動する筆者

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木立を抜けると浜の浅瀬へ出た

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鎌野へ移動してすぐに釣れたレギュラーサイズ

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庵治は昼夜を問わずエギングが盛ん

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今回の釣果

【今回の使用タックル&ライン】

ロッド : ノリーズ エギングプログラム ハードジャークスクイッド80
リール : ダイワ エメラルダス2500
ライン : ユニチカ キャスラインエギングスーパーPEIIWH 0.5号
リーダー : ユニチカ キャスラインエギングリーダー50 2.5号
エギ : ユニチカ エギエスツー ピンクイエローグラマーブル3号ほか各色

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