2014年5月8日
休憩時間内に読める記事
「昼食を食べた後、休み時間内に読める文章も書いてくださいな。長くて読みきれない」
そういう声をちょいちょい聞かされる。
それはそうかもしれないが、簡単には受け合えない。
ごめんなさい。
しかし、何が楽しくて、あんなにたくさん、しかも長々と書くのか、と訊く人もいる。
これなら、休み時間どころか一行で片づく。
答えは簡単だ。
「読んで欲しいから」
もうこれしかない。
だから、これからも、辛抱して読んでね。
あっ、そうだ。5月8日にね。デーブ鎌田に情報をもらって、白鳥町の新川河口付近で、のっ込みのチヌとグレをねらってみたのだけど、一緒に行った尾崎晴之が2尾のチヌをフカセ釣りで見事に仕留め、私はボウズだったよ。
足元から竿2本分くらい沖まで底に根がひろがっていて、そこにはワカメやホンダワラが生えていて、ヒットしてもその根に突っ込まれてさ。取り込むのに技量がいるわけよ。それに、根にくっついている沢山の牡蠣に擦れて切られてしまったりもしてね。2尾は根ズレ、2尾はヒットしてまもなく鈎ハズレ。、で、ボウズだった。ほかに、チヌらしいアタリも何度か見逃してね。
「いくら初めての釣り場だからといっても、2回続けて同じ不手際をしでかすなど、油断しすぎとちがう?」
そう尾崎に鼻で笑われてしまった。
でも、そういう尾崎だって、根ズレでいちどぶち切られているのよ。それに、何度か掛け損ねたりばらしたりもしている。ただ、運よく25cmくらいのと、40cmくらいのを無事に取り込んでいるから、そうやって自慢するわけよ。
腹立つわぁ、ホンマ。
それに、チヌはマキエワークが大事やとか何とかぬかしおって、そのわりに、カサゴ、メバル、オセン((スズメダイ)、クジメ、フグなどもいっぱい釣っていたな。
自慢じゃないけど、私はそのような外道はほとんど釣らずにすませた。そのかわり、チヌも釣らなかったけどね。
チヌとグレとを釣りに行ったと最初に書いたけど、月刊レジャーフィッシング(KG情報)の取材でさ。じつは、毎月記事を書いているのだけれど、今月はチヌのフカセ釣りを計画していたってわけ。それで、夕暮れどきにグレばかり連発させたものだから、「どうだ、グレも釣れるぜ、いいだろ」と自慢したくなったわけ。
「そんな計画なかったでしょうが」と尾崎に卑怯者呼ばわりされたけどさ。
だって、悔しいでしょ。
なんで尾崎に釣れて私にチヌが釣れてくれないのよ。
まあ、いいや。
でも、このくらい短かったら、どう? 休み時間内に読みきれるでしょ。昼飯を食ったあと。
今回のチヌのフカセ釣り(グレのおまけつき)の話だけど、もっと詳しく知りたい人は、レジャーフィッシング7月号を買って読んでくれ。よろしく頼むぜ。
じゃあ、また!
使用した道糸、ハリス
白のマーキングが視認性を向上。見やすい道糸だ
ちょっとしたウキの変化をどう読むかで結果がちがってくる
バッカンを据える場所も重要
藻場に突っ込まれて仕掛けを切られた尾崎
尾崎は潮目を意識して仕掛けを投入していた
尾崎は2尾のチヌをゲット。悔しいぜ!
終了間際にグレがまた来た
瀬戸内でこのサイズなら納得だ
夕暮れにこのサイズが連発!
【今回の使用タックル】
竿 : ダイワ SZトーナメントISO(T-1)1-53
リール : ダイワ カルディア2500
道糸 : ユニチカ ユーテックGAU磯マークス2号
ハリス : ユニチカ スタークU2 1.5号
ウキ : 黒魂3B
釣り鈎 : がまかつ チヌ鈎(黒)3号
マキエ : マルキュー チヌパワーダッシュ1袋×オキアミ3kg
サシエ : オキアミ