2015年4月28日
この鱒の正体は?
まず、写真を見てほしい。
この鱒は何者か?イワメか?それとも・・・
斑紋の出方が独特だ
一昨年の五月に出かけた吉野川源流域の沢で釣ったのだが、この魚は何奴か?
むろん、渓魚である。鱒の仲間だ。
一説では、これはイワナとアマゴが交配して誕生した「イワメ」と呼ばれる魚だという。
しかし、また、釣り仲間のなかには、「これはイワメではない」という者もいる。イワメはなかなかお目にかかれない珍魚で、たしかに渓魚であり鱒の仲間だが、これとは顔つきも模様もちがうというのである。
では、もしイワメでないなら、いったいこの小さな渓流の住人は何奴か?
私は、それが知りたいと思って、渓流釣り歴の相当長い名人たちに写真を見せ、折りにつけ訊ねてみるも、「こいつなら、俺も釣ったことがある。だが、知らねえ」という程度の回答しか未だ得られていない。
ぶっちゃけた話、ほとんどの釣り師が、「こんな魚、見たことも釣ったこともない」というのだからお手あげだ。
たしかに、派手さはないが、人目を惹く模様は、アマゴともイワナともちがう。
じつは、私はこの得体の知れぬ鱒を過去に五尾ばかり釣っている。
しかも、釣り場は全部ちがう。ただ、どの渓流も源流に近い場所で、イワナとアマゴの混棲域である点では一致を見ている。
釣ったことがあるという人物の多くも私と同じ経験を口にした。
このことが、イワメはイワナとアマゴの交配種だという説を補強する結果となったことはまちがいない。しかし、少数派ではあるが、イワナの棲息しない場所で釣ったという人もいるから、絶対そうだと断言するわけにもいかない。
私は大いに疑いを持って見ているが、誰も真実を知る者はいない。
最大で18cmほど、まあ、ふつうはそれよりやや小さい。
シルバースレッドアイキャッチPEマークス4lb
シーズン本番を迎えた渓流釣り。心が躍る
沢で釣るイワナは格別だ
源流i域にも多いアマゴ(2013.5.11)
沢からべつの沢へと山中を移動する
さて、この鱒は、何者でしょう?
謎と興味が尽きない。
今期も滑り出し好調。いいイワナが釣れている
シャガの花が咲くと渓流が活気づく
若葉がみずみずしい季節となった
【今回の使用タックル、ライン】
ロッド : ウエダ STS-501MN-Si
リール : ダイワ ニューセルテート1500
ライン : ユニチカ シルバースレッドアイキャッチPEマークス4lb
リーダー: ユニチカ シルバースレッドトラウトリーダーFC4lb
ロッド : シマノ カーディフ エクスリードHKS59UL/F
リール : シマノ ツインパワーC2000HGS
ライン : ユニチカ シルバースレッド トラウトクリアー4lb