過去の釣行記TOP > 釣行レポート > 2015年6月11日

釣行記

釣行レポート

2015年6月11日

リールの右巻き左巻き

 最初に貰ったベイトリールが右巻きだった。だから、ルアーを投げるときは左手で投げていた。左利きかと聞かれることもあるが、そうではない。右巻きで右投げだと、巻くときにロッドを持ち替えなくてはならなくなるから面倒くさい。理由はそれだけである。
 聞くところによると、昔はベイトリールに左巻き用がなかったため、右利きの人は右手で投げて、そのあとロッドを左手に持ち替えて、右手でリールのハンドルを回すというふうにやっていたそうだ。
「いちいちロッドを持ち替えるのって、うんざりしないか?」と試しに訊くと、多くのバス釣り師が、ぜんぜんそんなことはないねと答える。今も俺はその方法で釣りを楽しんでいるが不自由だと感じたことなんて全くない、そう語る者がほとんどだ。
 おそらく、それがバス釣りの伝統的スタイルなのだろう。

釣行レポート

根ズレにすごく強いシルバースレッド・SAR

釣行レポート

タックルは右巻き左巻きを持ち歩く

釣行レポート

やや深い流れのボトム付近でメタルワサビーを捕えた

 しかし、最近になって私は左巻き用のベイトリールを購入した。それで、右巻き用が二台、左巻き用が一台となった。なぜ左巻き用を新たに購入したかというと、年齢のせいか左手でばかり投げていると左の肩や腕ばかりが疲れるので、そういうときに右手で投げて釣れば楽だろうと思ったからだ。
「あのね。道具を複数持ち歩くのはそういう理由からじゃないよ」
 そう言って生粋のバス釣り師からは笑われるが、いちいち説明されても、まあ、私は私の都合で動いているので譲れない。
 だいいち、ルアーの種類や重さに応じて、それに適したロッドを用意するから本数が増えると説かれても、その日に使うルアーは最近では二個までと決めているので、持ち歩くロッドが二本なわけだからセットしたら釣り終わるまで付け替える必要がない。むろん、根掛りなどしてロストすれば新しいルアーを仕掛けの先に結ばざるを得ないが、朝、昼、夕方、いずれの時間帯に出かけるにせよ二時間くらいしかバス釣りに割く時間はないので、切れてルアーを失ってもそのまま新たに仕掛けをやりかえないことすらある。
 それでも、暇さえあれば近くのダムや野池へ足を運ぶことを怠らない。ベイトリールを使ってルアーを投げること自体が楽しいし、そのルアーも変てこなのが目白押しだから、それを次々試すのがおもしろくて出かけているようなところもなくはないから釣果は二の次である。二時間釣って使うルアーが二個なら、そのルアーの性能や使い方のキモが概ね呑み込める。それでバスがイメージどおりに釣れたらちょっとばかし仲間に対しても鼻が高いというものだ。
 まだ、投げたことはないが、ひょっとするとバスのトップウォータープラグというルアーには、投げてどんな動きをするのかを試してみるだけで満足できるみたいなところがあるのではないか。人から貰った水面用のルアーを机の上に並べて眺めているうちに昨夜はそんな気持ちになった。

釣行レポート

トップウォーターの世界には変てこなルアーが多い

 トップウォーターの釣りは、それこそ年がら年中寒かろうが暑かろうがシャローの大物一発狙いだそうだ。そんなのでは、そう滅多にバスは釣れないだろう。
 とあるアパレル関係の中年の男は、大晦日まで仕事をやって、年が明けたらその足でどこかのリザーバーへと出かけて行き、もし幸運にも寒さをものともしない強い大型のバスが自分のあやつるトップウォータープラグに食いついたら、「新年明けましておめでとうございバス!」と言ってあいさつするのだと笑っていた。
 しかも、釣れなくても全然気にしないという語り口であった。
「釣れたら、なお嬉しいぜ」というところだろうか。

釣行レポート

アンブッシュはビギナーの筆者にも扱いやすい

釣行レポート

悪くないサイズだが痩せていて引きもイマイチだった

【今回の使用タックル、ライン】

ロッド  : ノリーズ ロードランナーボイスHB680L
リール  : シマノ メタニュームXG
ライン  : ユニチカ シルバースレッドアンブッシュ 12lb

ロッド  : メガバス トマホークF3-63 GT-3
リール  : シマノ スコーピオンメタニュームXT
ライン  : ユニチカ シルバースレッドS.A.R. 10lb

ページのTOPへ

釣行レポート一覧へ