部門別売上高


(単位:百万円、%)
 
部   門 売上高 前期比 構成比
金額(百万円) 比率(%) 比率(%)

 

 

 
エステル 51,315 107.3 21.7
ナイロン 23,189 104.5 9.8
ビニロン・レーヨン 10,159 95.2 4.3

 
  綿   22,183 94.6 9.4
羊 毛 6,264 115.0 2.6
二次製品 14,931 120.9 6.3
128,043 105.0 54.1

 

 
プラスチック 40,045 89.9 16.9
エンジニアリング・建設・不動産 47,060 86.8 19.9
その他の非繊維 21,618 99.6 9.1
108,724 93.4 45.9
合  計 236,768 99.3 100.0



設備投資の状況

当期中に実施した設備投資は8,100百万円(前期比 2,509百万円増)であり、
その主なものは次のとおりであります。

   1.宇治プラスチック工場
         Uポリマー製造設備の増設(継続中)
   2.常盤工場
         紡織設備の集約化工事(完成)
   3.宇治工場
         ナイロン設備の合理化工事(継続中)
   4.岡崎工場
         ユーティリティー設備の新設及び更新(継続中)


資金調達の状況

当期は、増資及び社債の発行による資金の調達は行っておりません。なお、当期 末現在の社債及び借入金の合計残高は 206,076百万円(前期末比10,129百万円 減)であります。


会社が対処すべき課題

今後につきましては、消費税の引き上げ、特別減税の廃止などによる個人消費の 停滞、設備投資の鈍化など、当社を取り巻く経営環境には依然厳しいものと予想 されます。

このような状況の下で、当社は、中期経営計画「SA'99 計画」に基づき、収益 体質の更なる強化に努めます。繊維事業においては、差別化品など収益性の高い 商品分野を一層重点的に強化するとともに、生産、販売両面にわたるコストの徹 底的な見直しを図ります。 非繊維事業においては、フィルム、化成品、スパンボンド、エンジニアリングを 中心に、引き続き経営資源を投入し、競争力の強化、収益の拡大に努めるととも に、メディカル、活生炭繊維、機能性複合素材など、新規時魚分野を強力に育成 します。また、タイでのスパンボンド事業の合弁会社運営、海外生産、海外調達 の拡充などのグローバリゼーションを積極的に推進します。さらに、財務体質の 改善に注力するとともに、関係会社を含めたグループ総合力の強化のための諸施 策を着実に実行します。

これまでの施策の成果を踏まえ、さらなる経営基盤の強化を図り、厳しい事業環 境下でも、安定した収益を確保できる企業体質を確立するため、全社を挙げて変 革に取り組む所存であります。


営業成績及び財産の状況の推移(単位:百万円)
期  別 第184期
 
(平成5年度)
第185期
 
(平成6年度)
第186期
 
(平成7年度)
第187期
 
(平成8年度)
売上高 247,275 243,774 238,321 236,768
経常利益
 
(Δは損失)
Δ1,061 2,795 3,050 5,136
当期利益
 
(Δは損失)
Δ5,431 Δ3,743 37 385
1株当たり
当期利益
 
(Δは損失)
Δ11円41銭 Δ7円86銭 0円08銭 0円81銭
総資産 365,285 355,342 335,235 321,476
(注)1. 第184期の売上高は、繊維事業の不振から減収となり、損益も悪
     化して経常損失となりました。さらに構造改善費用等の特別損失の
     計上により、当期損失となりました。
   2. 第185期の売上高は、若干の減収となりましたが、経常利益は、
     コスト削減と非繊維事業の好調から増益に転じました。しかしなが
     ら、引き続き構造改善費用等の特別損失を計上したことにより、当
     期損失となりました。
   3. 第186期の売上高は、不採算分野の縮小から減収となりましたが、
     経常利益は増益となりました。しかしながら子会社の撤退損失など
     の特別損失を計上したこともあって、当期利益は僅少額に止まりま
     した。
   4. 第187期の状況については、前記「営業の経過及び成果」のとお
     りであります。




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