ニュースリリース 繊維事業

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繊維事業

2021/2/10

常圧カチオン可染糸「A.H.Y.」の開発と販売について

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ユニチカトレーディング株式会社(以下 「当社」)は、新規プロモート素材として常圧カチオン可染タイプのポリエステル長繊維「A.H.Y.」の開発・販売を行います(※)。
常圧カチオン可染糸「A.H.Y.」は、約100℃の常圧での染色が可能で、130〜135℃の高温・高圧下で染色される通常のポリエステル糸と比較し、染色工程におけるエネルギー消費量・CO2 排出量の削減につながる環境に優しいポリエステル繊維です。さらに、ユニチカグループがこれまでに培ってきた重合及び紡糸技術を生かした、ケミカルリサイクル原料による環境配慮型「A.H.Y.」の開発を進めます。
常圧カチオン可染糸「A.H.Y.」の高発色性および上品な風合い、光沢を生かした既存銘柄(33〜200dtex / 長繊維)の販売に加えて、当社独自の紡糸技術や特殊糸加工などと「A.H.Y.」の特性を組み合わせた新規銘柄を開発、また、常圧可染の特長を生かして、当社の紡績技術を活用した天然繊維などの異素材を組み合わせた混紡糸の開発も随時進めていきます。


1.常圧カチオン糸「A.H.Y.」について

常圧カチオン染料による染色が可能なポリエステル長繊維。通常のポリエステルよりも低温(約 100℃)で染色ができるため、ウールとの複合ではウール本来の風合いを損なうことなく仕上げることが可能です。また、通常のポリエステルに使用する分散染料はポリウレタンに汚染しやすく染色堅牢度が悪くなる傾向があるのに対し、「A.H.Y.」はカチオン染料を使用することで染色堅牢度が上昇します。


・常圧でのカチオン染料による染色が可能

・常圧でのカチオン染料による染色が可能

・発色性に優れ、鮮やかなカラー展開が可能

・優れた染色堅牢度

・シルク調の上品な外観としなやかで繊細な風合い



2.常圧カチオン糸「A.H.Y.」の販売予定

2021年2月   販売開始
2021年度見通し 100トン
2025年度見通し 300トン



3.環境配慮型「A.H.Y.」の開発

リサイクル原料を使用した環境配慮型「A.H.Y.」の開発をスタートしています。常圧カチオン可染糸の特長を当社独自技術(紡糸技術、特殊糸加工)で進化させ、さらに地球環境に配慮した「A.H.Y.」を開発し提案します。


※「A.H.Y.」は、三菱ケミカル株式会社より商標権譲受予定です。



以上



<本件に関するお客様からの問い合わせ先>
ユニチカトレーディング株式会社
原糸課 大阪TEL:06-4705-9083


<本件に関する報道関係からの問い合わせ先>
ユニチカ株式会社
広報グループ TEL:06-6281-5695


※掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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