ニュースリリース 繊維事業

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繊維事業

2021/10/18

サステナブル社会の実現へ向けて サステナブル・エコフレンドリーマーク対象素材(環境配慮型ポリエステル繊維)の拡大について

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ユニチカトレーディング株式会社は、生産するセミダルポリエステル繊維に PETボトルリサイクル原料を使用し、環境配慮型ポリエステル繊維への切り替えを推進することで、当社が展開する環境配慮型素材ブランド「サステナブル・エコフレンドリーマーク※1」対象素材を拡大させます。
さまざまな地球環境破壊が私たちの生活へ大きな影響を与え、環境保護への意識の高まりから、サステナブルな商品やライフスタイルへの切り替えが世界的な潮流となっており、サステナブルな社会の実現に向けて環境配慮型素材へのニーズが高まっています。このような状況の中、当社は世の中の動きに応えるべく、独自の差別化ポリエステル繊維のリサイクル原料への切り替えや、バイオマス素材の開発を積極的に行い、当社が開発し生産する繊維素材すべてを環境配慮型素材にすることを目指しています。今回のセミダルポリエステル繊維での原料切り替えで、リサイクル原料の使用量を拡大させることにより、地球環境に配慮したサステナブルな社会実現へ貢献します。



1.対象素材

当社が生産するセミダルポリエステルチップを使用する全ての繊維。※2

※2 すでに生産・販売している環境配慮型素材を除きます。



2.切り替えの概要

すでに生産・販売している環境配慮型素材を除き、現在、バージンポリエステルチップを使用して生産している全てのセミダルポリエステル繊維について、PETボトルリサイクルチップを10%含有させた環境配慮型ポリエステル繊維に順次切り替えます。
なお、切り替えによる繊維特性(物性、染色性等)への影響はありません。



3.実施時期

2021年10月1日生産分から順次切り替え。



4.当社の環境配慮型素材ラインナップ

環境配慮型ポリエステル素材

・「サステナブル・エコフレンドリーマーク」対象素材
使用済み PET ボトルや繊維の生産工程で発生する廃材を回収・利用し、マテリアル/ケミカルリサイクル技術により、新たにつくられたポリエステル繊維。

・「テラマック」
植物由来の糖からつくられるポリ乳酸(PLA)を原料としたバイオマス素材。


環境配慮型ナイロン素材

・「キャストロン」
非可食植物であるヒマ(唐胡麻)の種子から抽出されるヒマシ油を原料としたバイオマス素材。


環境配慮型後加工素材

・「ソリエ」
リサイクルポリエステルチップを原料とする吸水剤を使用したエコ吸水加工素材。



5.今後の予定

今後、当社の素材すべてを環境配慮型素材とすることを目指し、開発を進めてまいります。また、マスバランス方式※3 を導入するため「ISCC PLUS 認証」の取得に向けた準備に着手しました。合理的かつ客観的な方法で環境負荷低減を目指していきます。

※3 原料の投入量に応じて、生産する製品の一部を「その原料(だけ)で生産した」と見なす手法。



※1 Type-B リサイクルポリエステル繊維



以上



<本件に関するお客様からの問い合わせ先>
ユニチカトレーディング株式会社
新事業開発室 TEL: 06-4705-9098
技術開発部 TEL: 06-4705-9096



<本件に関する報道関係のお問い合わせ先>
ユニチカ株式会社
広報グループ TEL: 06-6281-5695



※掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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