高機能多孔板
(ユニベックス/UNIVEKS®

多孔板 関連用語解説(加湿・蒸散など)

加湿とは

エアコンで暖房を行う冬の季節は室内の湿度が低下しやすくなる為、加湿器は欠かせないものとなってきています。加湿のニーズは年々高まっており、家庭用の加湿器だけでなく、オフィスなどの業務用空調機にも加湿器が付いているタイプが販売されています。

  • 加熱式・・・・・・ヒーターで水を加熱し蒸発させます。
  • 超音波式・・・・・超音波で水を振動させることで細かな水滴を空気中に放出します。
  • 気化式・・・・・・水を含ませたエレメントに風を当てることで水を気化させます。

高機能多孔板(ユニベックス®は水の吸い上げ性能が高い為、気化式加湿器の吸水エレメントとして使用されています。

ドレン水蒸散処理とは

空調機器の熱交換器などでは、空気が冷やされることによって水分が凝縮して水滴が発生します。原理としては冬場の窓に発生する結露と同じです。
エアコンの室外機のように屋外に排水できる場合には問題はありませんが、コンビニエンスストアなどの屋内の冷蔵・冷凍ショーケースのような排水が出来ない場所ではこの水の処理が必要となります。

冷蔵庫、冷凍庫などのドレン水を溜めるドレンパンに高機能多孔板(ユニベックス®を設置することでドレン水を気化させ、処理することが可能です。このように水を吸水させて気化させるエレメントを蒸散板と呼びます。

毛細管現象とは

細い管状の物体の内側を液体が上昇する物理現象を指します。何十メートルもある木々が根から葉まで水を吸い上げることにも、この毛細管現象が一役買っています。

高機能多孔板(ユニベックス®は細かな繊維同士を絡み合わせて極小の小さな隙間を作り、親水処理を行い水馴染みを良くすることで毛細管現象を起こし、水を吸い上げています。

スケールとは

水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどの硬度成分が析出し発生する白い塊のことを指します。配管内などにも発生しますが、水を蒸発させる加湿器では、硬度成分がエレメントに溜まり続けスケールが多量に発生します。

業務用加湿器などは、硬度成分が析出しないよう全ての水分を蒸発させず、一部の水分を排水することでスケールの発生量を減らしています。高機能多孔板(ユニベックス®は、吸い上げ速度が速く、水回りが良い為、しっかりと水を排水することができ、スケールの発生量を減らすことができます。