「テラマック」とは?

「テラマック」とは、ポリ乳酸(PLA)をユニチカ独自の技術で改質・成形した
樹脂、繊維、不織布などのプラスチック製品群の登録商標です。

原料は植物。だから、地球にやさしい

「テラマック」の原料は、植物由来のポリ乳酸。
つまり原料は毎年大地から収穫され、供給され続けているのです。
これに対して、従来のプラスチック製品の原料は、有限で再生不可能な石油などの化石燃料。今のまま使い続ければ、そう遠くない将来に枯渇するでしょう。地球の資源を大切に使い、サステナブル(持続可能)な生活で未来を守る。そのために、バイオマスプラスチックの「テラマック」が期待されています。

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現代生活の豊かさを継続しながら、サステナブルなくらしへ転換すること。
そのようなくらしを実現することが現代を生きる私たちに求められています。バイオマス素材「テラマック」は、できることから一歩ずつ歩んでいくために、生活のあらゆるシーンをサポートしています。
普段の生活で「テラマック」を選択することで始まる未来。
地球環境の中で循環する「テラマック」は、地球と人に選ばれる理想の素材を目指しています。

使い道いろいろ。そこに、ユニチカの技術

ティーバッグ、浴用タオル、ゴミ袋、土木資材、食品容器…。これら多岐にわたる製品はすべて「テラマック」で作ることができます。
熱湯注入や電子レンジでの加熱にも耐える発泡容器・食品容器は、ポリ乳酸由来の製品として世界ではじめてユニチカが開発したもの。電子機器部品や、3Dプリンター用フィラメントとしても使用され、ますます「テラマック」の今後に期待が高まります。可能性がぎっしり詰まった「テラマック」。ユニチカの技術もぎっしり込められています。

ワード解説

ワード1:バイオマス

バイオマスとは、生物資源(bio)と量(mass)を組み合わせた言葉で、化石資源を除く、再生可能な生物由来の有機性資源を指します。地球に降り注ぐ太陽のエネルギーによって、生物が生成した有機物であり、自然のライフサイクルの中で持続的に再生可能な資源として、エネルギー活用も推進されています

ワード2:ポリ乳酸(PLA=Polylactic acid)

ポリ乳酸は、植物が生成したデンプンや糖を原料とするバイオマスプラスチックであり、条件が整った環境下で微生物によって分解される生分解性プラスチックです。乳酸が連なった構造を持つ脂肪族ポリエステル樹脂であり、結晶性の熱可塑性プラスチックなので、溶融押出しや射出成形、発泡成形によりさまざまな形状に成形することができます。

ワード3:バイオマスプラスチック

バイオマスを原料としたプラスチックのことです。これまでプラスチックは、再生がほぼ不可能な石油などの化石資源より作られていましたが、バイオマスであれば、長くても数十年の期間内に再生が可能です。バイオマスプラスチックは化石資源の消費を抑制し、大気中の二酸化炭素濃度の増加を抑制することに貢献する素材として注目されています。

「テラマック」の品質表示

「テラマック」の品質表示

すべての「テラマック」製品には共通のマークを使用しています。
「テラマック」のマークを見かけたら、ぜひお手に取ってみてください。

「テラマック」―名前の由来

ラテン語で、「地球」「大地」という意味の "TERRA" と「息子」の "MAC" 。<地球の大地から生まれた子供>を表すとともに<地球に優しく、すべての生き物に愛される製品群>をイメージしたものです。