大学で繊維や衣服に関することを学び、講義の中で化学繊維を扱っている企業として紹介があったことがきっかけでユニチカを知り、選考に進む中で話を伺った先輩社員の仕事内容がまさに自分のやってみたかったことと同じで、こんな方と働きたい、とワクワクしながら働いている姿をイメージできたのが決め手でした。
元々は、今までになかった便利さや快適さを持った衣服素材を開発する仕事をしてみたい、と思っていたため当初の希望とは異なる仕事内容となりましたが、知的財産部の仕事も新しい技術や素材に触れ、好奇心を感じられるとてもおもしろい仕事であることをぜひ知ってほしいです。

知財部の普段の業務では自分の仕事の貢献度合いが直接見えづらい部分も多いです。
しかし、以前、携わった案件が特許査定となり、技術者から「この技術に関わる製品はお客様からの評判も良く、きちんと特許が取れたから今後安心してどんどん販売できる」と言ってもらえました。会社の事業に貢献できていることを実感でき、また、知財担当者として責任感を持って仕事をしなければならないと改めて感じました。

特許出願では、「より広く強い権利」を取得することが求められます。その中で、将来「狭い権利」しか取得できなくなるような明細書原稿を作成してしまい、後から修正のために技術担当者や上司に多くの時間を割いていただくことになってしまったことが失敗談の一つです。
広く強い権利を取得するためには、技術者の発明のどの部分に本質があるのかを適切に理解することが必要です。この経験から、自分なりの推測を持ちながら技術者の話を聞き、発明の本質部分を理解するように努めています。また、事業の進め方や競合他社の特許との兼ね合いなど、多角的な視点で慎重に検討することの重要性を学びました。

知財と事業の両面を考えて柔軟に対応できる人材、そして、技術者とのコミュニケーションを通して技術の理解や情報共有を積極的に行い、信頼される人材になりたいです。
知財に関する専門性を高めることはもちろん、日々変化していく技術や業界動向、事業方針などを踏まえて戦略的な出願・権利化の計画を立てたり、特許権の新たな活用方法を提案するなど、ユニチカの優れた技術を使った事業を安心して進められるよう、知財の視点から素早くサポートをできるようになりたいと思っています。

• 08:20

  出社・メールやスケジュール確認

• 08:45

  特許庁からの拒絶理由通知への対応方法の検討、上司に相談

• 10:00

  担当部署との定例会議

  出願計画や他社特許の状況を確認

• 12:00

  昼食休憩

• 13:00

  技術担当者と新たな出願に関する打合せ

• 14:00

  明細書の作成

• 16:00

  分科会活動

  自社の特許権を有効活用するための分析や方法の検討など

• 17:45

  予定確認など

  退社

職場でのギャップ（驚いたこと）は何ですか

業務内容がとても幅広いことです。知的財産部＝特許を取得するための書類を作成している、というイメージでしたが、実際には他にも様々な業務があり驚きました。また、案件の内容が毎回異なり、毎回新しい製品や技術に触れられる点が魅力的だと思っています。

職場の雰囲気は

特許を書いたり読んだりと普段は黙々と仕事をしています。また親切な方が多く、困ったときも聞きやすい雰囲気です。一方で、実はおしゃべり好きな方が多く、趣味や休日の過ごし方など意外な一面によく驚きます。

職場に関するエピソード

コロナの流行以降、早々にWeb会議システムを用いた社内フォーラムを開催して、海外とも中継したり、社内教育の一環としてe-ラーニング教材を作成・配信したりとデジタルデバイス活用にとても積極的です。

オフの日はどのように過ごしていますか

和菓子屋巡りをしています。京都は老舗から最新の斬新な和菓子までたくさんお店があり、朝から並んで買うことや、出先で見つけてつい買ってしまうことも…。和菓子好きを公言してから最近では周りの方にたくさんおすすめを教えていただけて嬉しいです。

プライベートでの楽しみは？

上司のおすすめで中国ドラマを見だして以来、中国にハマっています。中国語会話教室に通ったり、店員さんもお客さんもほぼ中国人しかいない本場中華料理屋に行ったりと、早く中国に旅行に行ける日が待ち遠しいです。

日ごろから心がけていることは

どんなことでも、おもしろいな、と思いながらすることを心がけています。初めてすることや、苦手なことも、その中に少しでもおもしろさを発見できたら、その後の取り組み方が変わると思っています。