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ポリアリレート樹脂

UNIFINER/ユニファイナー®

ユニファイナーは、Uポリマーの構造を基本に、いくつかの二価フェノールモノマーを適切に選択することにより開発された新タイプのポリアリレート樹脂です。透明で耐熱性が高く、溶剤溶解性にも優れる新素材です。

主な特徴

1. 耐熱性

最高Tg 275℃(M-2000H)と従来の透明樹脂を大きく上回る耐熱性を有しています。

2. 溶剤可溶性

シクロヘキサノン、トルエン等の汎用溶剤に溶解する銘柄もあります。

3. 透明性

ポリカーボネート樹脂と同等の透明性を有しており、流延法(キャスト法)で生産されたフォルムは、低レタデーション化も実現できます。

図:透明性

図:透明性

その他の特徴

1. 構造式

ポリアリレート樹脂は、二価フェノールと二塩基酸の重縮合体からなる熱可塑性芳香族ポリエステル樹脂の総称で、一般的に次のような化学構造で示されます。

画像:ポリアリレート樹脂の化学構造

代表的なポリアリレート樹脂としてはユニチカが世界に先駆けて工業化した、透明・高耐熱な、非晶性・熱可塑性スーパーエンジニアリングプラスチック、Uポリマー「 U-100」があります。
「U-100」は次のような化学構造を持ちます。

画像:Uポリマー「U-100」の化学構造

ユニファイナーは、このU-100の構造を基本に、いくつかの二価フェノールモノマーを適切に選択することにより、透明でより耐熱性が高く、容易かつ安定的に溶剤に溶ける、新しいポリアリレート樹脂として開発されました。

2. 機械的特性

従来の透明樹脂には無い、優れた機械的強度(強靭性)を有しています。
表面硬度は、鉛筆硬度でHBクラスと比較的高い表面硬度を有します。

3. 耐候性

ポリアリレート樹脂は紫外線吸収能力が高く、耐候性に優れています。ポリアリレート樹脂がこのような特性を有するのは、紫外線エネルギーを吸収し、下記図のようなフリース転移反応を起こし、樹脂表層部にベンゾフェノン構造を生じるためです。これにより、ポリアリレート樹脂は400nm以下の光線を遮断するという機能を発揮します。また、フリース転移反応に伴い色調が変化(黄色化)しますが、透明性にはほとんど影響はありません。

画像:ポリアリレート樹脂の光フリース転移反応

ポリアリレート樹脂の光フリース転移反応

4. 電気的性質

絶縁破壊強さは、熱可塑性樹脂中トップレベルです。
体積抵抗率は高く、絶縁性を示します。
高温時や熱老化時も絶縁性の低下は少なく、安定しています。
誘電率(ε)や誘電正接(tanδ)は、幅広い温度域・周波数域で安定しています。

5. 耐薬品性

ポリアリレート樹脂は非晶性であり、また主鎖骨格にエステル結合を持つために、アルカリ、芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、ケトン類、熱水(水蒸気)などに対する抵抗性には限界がありますので注意が必要です。また、溶剤可溶性を向上させたタイプは、溶剤への耐性に留意する必要があります。

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