成形条件
射出成形条件
基本、耐衝撃グレード:TE-2000、TE-1030、TE-1070
シリンダー温度(℃) | 限界温度(℃) | 金型温度(℃) (表面実温) |
背圧(kgf/cm²) (ゲージ圧) |
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ノズル | 前 | 中 | 後 | |||
180~220 | 180~220 | 180~220 | 130~170 | 240 | 10~30 | 5~15 |
※金型温調には、チラ−のご使用をお願いいたします。金型温度が上がると白化、離形不良など、成形不良が発生する場合があります。
耐熱、耐久グレード:TE-7003、TE-8303、TE-8003G30、TE-8005M、TE-8005MT9、TE-9005MT9
シリンダー温度(℃) | 限界温度(℃) | 金型温度(℃) (表面実温) |
背圧(kgf/cm²) (ゲージ圧) |
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ノズル | 前 | 中 | 後 | |||
190~210 | 190~210 | 180~200 | 150~170 | 240 | 100~110 | 5~15 |
※金型温調には、オイル、加圧水、ヒーターなどをご使用いただき、金型温度を表面実測で、100〜110℃にしてください。これは、樹脂の結晶化度を高め、耐熱性を発揮させるために、非常に重要です。
アロイグレード:TDA-8070M、TAA-8070、TCA-8070MN
シリンダー温度(℃) | 限界温度(℃) | 金型温度(℃) (表面実温) |
背圧(kgf/cm²) (ゲージ圧) |
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ノズル | 前 | 中 | 後 | ||||
TDA-8070M | 200~230 | 200~230 | 200~220 | 190~210 | 250 | 50~70 | 5~15 |
TAA-8070 | 210~230 | 200~220 | 200~220 | 190~210 | 250 | 50~70 | 5~15 |
TCA-8070MN | 210~230 | 210~230 | 200~220 | 200~220 | 250 | 40~70 | 5~15 |
押出成形
押出グレード:TP-4000、TP-4030、TP-5040、CPR-JI
シリンダー温度(℃) | 限界温度(℃) | 冷却水温度(℃) | ダイ・サイザー 間距離(cm) |
引き 落とし率 |
サイジング 方式 |
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ダイス | 計量部 | 圧縮部 | 供給部 | |||||
150~180 | 160~200 | 160~200 | 150~180 | 240 | 8~15 | 2~5 | 0.87~0.92 | ドライ バキュウム |
※上記条件は特定の異型押出成形を参考にしたものであり、押出機、押出品の形状によっては、大きく条件が変わる場合もあります。
発泡シート成形条件
発泡シートグレード:HV-6250H
発泡押出成形条件 | ||||
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シリンダー温度(℃) | 冷却ゾーン温度(℃) | ダイ温度(℃) | ||
前部 | 中部 | 後部 | ||
190~220 | 190~230 | 180~200 | 170~200 | 150~180 |
真空・圧空成形条件 | ||||
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予熱ヒーター温度(℃) | シート温度(℃) | 予熱時間(秒) | プレス時間(秒) | 金型温度(℃) |
150~280 | 80~140 | 4~16 | 4~16 | 20~120 |
※上記条件は炭酸ガス発泡でのシート成形を参考にしたものであり、発泡剤の種類や量とによっては、大きく条件が変わる場合もあります。
金型温度を110℃以上に加熱することによって、成形工程内で結晶化させることが可能です。
結晶化が十分進行した成形品は、100℃以上の耐熱性を有します。この場合、プレス時間を長く取ることで結晶化がより進行します。
その他注意事項
● 成形時の吸湿防止
テラマックは、乾燥済みのペレットをアルミ防湿袋にて供給いたします。しかし、袋の開封後は、吸湿により成形時に分子量低下を起こすことがあります。したがって、成形中は、ホッパーでの吸湿を防ぐため、ホッパードライヤーをご使用ください。成形条件の安定化のためにも、除湿乾燥機のご使用をお薦めいたします。尚、材料は袋の全量を使い切るか、残った材料は防湿缶に移す、又は袋の開口部を折りたたんでテープで封印していただきますようお願いします。
● 乾燥について
開封済みの樹脂は、吸湿している可能性があります。再乾燥をお願いします。
- 除湿乾燥機使用 80℃×5時間~(除湿乾燥機使用が好ましい)
● スプルー、ランナー等のリサイクル使用について
スプルー、ランナーも、インラインでのご使用以外は、乾燥が必要です。下記の乾燥条件で乾燥してください。
- TE-2000. TE-1030. TE-1070:除湿乾燥機使用 70℃×8時間~
※上記銘柄の成形後の製品、スプルー、ランナー等のリサイクル材は耐熱性が60℃程度になります。従って、乾燥時にブロッキング現象が予想されますので、バージンペレットとリサイクル材とを混合されてから乾燥してください。 - TE-7003. TE-8303. TE-8003G30. TE-8005M. TE-8005MT9. TE-9005MT9.
TDA-8070M. TAA-8070. TCA-8070MN:80℃×5時間~(除湿乾燥機使用が好ましい)
※推奨金型温度で成形されたリサイクル材は耐熱性を保持していますので、上記の基本、耐衝撃銘柄の留意点をご配慮される必要はありません。いずれの場合も成形時の自動リターンを推奨いたします。
本資料についてのご注意
- 本資料に記載されているデータは、試験片による当社試験結果の代表値であり、特定用途での性能を保証するものではありません。
- 製品の個々の用途への適用の際には、法規制、工業所有権、各種製品規格、自主規制基準などに配慮の上、製品試験などにより、ご使用目的に添った試験を行い、性能の確認をしていただきますよう、お願い致します。
- この資料に記載されたデータ及び記述は、現時点で入手できる資料、情報、データに基づき作成したもので、新しい知見により、予告無く変更することがあります。
- 本樹脂の取扱いについては、事前に製品安全データシート(MSDS)をよくお読みください。
- 本樹脂を、医療用具、食品容器包装、小児用玩具、などの特殊用途へご使用の際には、事前に当社にご相談ください。
(TERRAMAC テラマックはユニチカ(株)の登録商標です)