製造工程

ユニチカでは、スパンボンド法とスパンレース法(水流交絡法)の2つの製法を用いて不織布を生産しています。

スパンボンド法

樹脂チップを溶融して紡糸した長繊維を、紡糸ノズルから直接ネット上に開繊・ランダムに堆積させてウェッブを形成し、熱圧着などを用いてシート状に結合させる。

スパンボンド法

  • 原材料である樹脂チップを融解する
  • 紡糸・延伸して糸を作る。
  • ネット上に開繊・堆積させてウェッブを形成する。
  • 熱圧着によりシート状に結合させ、エンボス加工を施す。
  • カレンダー加工など、オンラインでの特殊加工。
  • 巻き取り。

スパンレース法(水流交絡法)

コットンなどの短繊維にカーディングを行って繊維を整えてウェッブを作る。そのウェッブ上にジェット水流を噴射し、水圧によって繊維同士を絡み合わせてシート状に結合させる。

スパンレース法(水流交絡法)

  • カーディングを行い、繊維を整える。
  • ウェッブを作る。
  • 高圧水流を噴射して、繊維同士を絡み合わせる。
    また、水の圧力によって柄の付与を行う。
  • オンラインでの特殊加工。
  • 乾燥、巻き取り。