ニュースリリース 高分子事業

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高分子事業

2023/9/ 7

バイオマス素材「テラマック®︎」がヤマハ株式会社のリコーダーに採用

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ユニチカ株式会社(本社:大阪市中央区 社長:上埜修司)は、ヤマハ株式会社(本社:静岡県浜松市 社長:中田卓也)のバイオマス由来樹脂製リコーダーに、植物由来のポリ乳酸(PLA)を原料としたバイオマス素材「テラマック」樹脂が採用されました。
当社は、植物由来の素材を世界で初めて※1楽器に採用するなど、地球温暖化防止といった持続可能な社会の実現に向けて、取り組みを進めるヤマハ株式会社のニーズに応えるべく開発を行いました。当社の持つ樹脂の改質技術を生かした組成開発を行うとともに、コンパウンド技術により、従来使用されていたABS樹脂とほぼ同等の耐久性、強度、外観を保ちながら、CO2排出量を削減できる素材の提供を行うことで、木製リコーダーに似た"まろやか"で芯のある音色の実現に貢献しました。
今後は、国内外に向けたヤマハ株式会社の積極的な販売体制をサポートするとともに、開発した素材の他用途での展開を図り、バイオマスプラスチックの普及を進めます。
※1 市販楽器として世界初[ヤマハ㈱調べ]


バイオマス由来樹脂製リコーダー



◆リコーダー向け「テラマック」(TDA-8070M)の特徴

・ABS樹脂と同等の性能、成形性を実現。
・食品 添加物等の規格基準(厚生省告示第370号) 溶出試験に合格。
・一般のABS樹脂に比べ、CO2排出量約22%削減。



◆今後の展開について

当社は、ここ数年ますますニーズの高まるバイオマスプラスチックの普及に向け、今回開発したABS樹脂代替「テラマック」をはじめ、「テラマック」全銘柄の販売拡大を推進します。国内のみならず、欧州、北米を中心に海外顧客開拓を進めることで、3年後には売上高3億円を目指します。


以上




<「テラマック」に関するお客様のお問い合わせ先>

ユニチカ株式会社 機能樹脂営業部

TEL:06-6281-5551


<「テラマック」に関する報道関係からのお問い合わせ先>

ユニチカ株式会社 広報グループ

TEL:06-6281-5695


※掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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