ニュースリリース 高分子事業

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高分子事業

2020/8/20

それぞれ約40%および30%のCO2排出量削減に貢献する環境配慮型食品包装用フィルム「エンブレムCE」、「エンブレットCE」について

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 ユニチカグループ(本社:大阪市中央区 社長:上埜 修司)では、エコ素材、環境関連製品と活動を「地球生活のために=for the EARTH」というひとつのテーマのもと、最重要課題として取り組みを推進しています。また、"for the EARTH"活動を推進するために2020年7月に技術開発本部内に「サステナブル推進室」を新設しました。
 その活動の一環として、一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)の監修のもと、LCA※1(Life Cycle Assessment)の手法を用いて、当社の環境配慮型食品包装用ナイロンフィルム「エンブレムCE」およびポリエステルフィルム「エンブレットCE」で、二酸化炭素(以下 「CO2」)など温室効果ガスの発生量を算出し、リサイクル品を使用しないケースと比較してそれぞれ約40%および30%の削減効果が期待できることを確認しました。


※1:LCA=製品やサービスに対する、環境影響評価



1.「エンブレムCE」、「エンブレットCE」のCO2削減効果について

 当社は一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)の監修のもと、LCAの手法を用いて「エンブレムCE」、「エンブレットCE」の生産に伴うCO2の発生量を算出した結果、リサイクル品を使用しない場合と比較(当社比)して、製品段階でのCO2排出量が下記の割合で削減されることを確認いたしました。


ナイロンフィルム 「エンブレムCE」 :
38%(CO2換算)※2

ポリエステルフィルム「エンブレットCE」 :
27%(CO2換算)※2


※2:リサイクル品を使用しない場合の計算は、フィルム製造時に発生する工程くずを焼却処理することを前提としています。


2.環境配慮型食品包装用フィルム「エンブレムCE」と「エンブレットCE」とは

 環境配慮型ナイロンフィルム「エンブレムCE」とポリエステルフィルム「エンブレットCE」は、ケミカルリサイクルとマテリアルリサイクル、それぞれの方法にて再生した材料を併用した包装用フィルムであり、石油由来原料100%のプラスチックフィルムと同等の機械物性、印刷適性を有しているのが特徴です。また、使用する再生原料を厳密に管理することで、食品包装用途への使用を可能にしております。




3.今後の展開について

 環境配慮型食品包装用ナイロンフィルム「エンブレムCE」やポリエステルフィルム「エンブレットCE」で用いられたようなケミカルリサイクル技術は、プラスチック資源の有効利用の観点から、今後ますます重要になってくるものと考えられます。当社は、今回ご紹介した環境配慮型の素材開発による事業展開をさらに加速させ、持続可能な社会の実現に向けて積極的に貢献して参ります。
 将来的には社内の技術や資源だけではなく、廃棄プラスチック製品を多様な基礎化学品レベルにまで戻すケミカルリサイクル技術をお持ちの方々と広く連携することによって、より大きな循環を形成し、さらなる温室効果ガス排出量削減を目指した取り組みに発展させることも検討して参ります。



以上



<ユニチカの環境対応に関するお問い合わせ先>
ユニチカ株式会社 サステナブル推進室
TEL:06-6281-5245

<この製品に関するお客様のお問い合わせ先>
ユニチカ株式会社 包装フィルム営業部
東京 TEL:03-3246-7586
大阪 TEL:06-6281-5553


<この製品に関する報道関係からのお問い合わせ先>
ユニチカ株式会社 広報グループ
TEL:06-6281-5695


※掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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