ナイロン樹脂

ユニチカナイロン6

環境特性

ナイロン樹脂は一般的に、大気中の湿気や熱、紫外線等、まわりの環境により性質が変化します。
ここでは、さまざまな環境下でのユニチカナイロン6の性能を示します。
また、薬品に対しては、強い抵抗力を持っているユニチカナイロン6。
各種薬品に対する耐久性についても取り上げました。

吸水性

ナイロン樹脂はアミド結合の親水性により吸水性があります。平衡水分率はポリアミドの種類、または環境条件によって異なります。

相対湿度と水分率

ナイロン6樹脂は使用条件により平衡水分率は異なります。図15に相対湿度と平衡水分率を示します。実使用時の性能を評価する際には、その条件下で平衡水分率における各特性を参照する必要があります。

相対湿度と水分率

吸水率と寸法変化率

ナイロン6樹脂は吸水により寸法が変化します。寸法精度を要求される部品は寸法変化を十分考慮する必要があります。図16に吸水率と寸法変化率を示します。

吸水率と寸法変化率

吸水速度

ナイロン6樹脂の吸水速度は成形品の厚みや温度、湿度によって異なります。各厚みに対して吸水速度が水温によってどの様に違うかを示します。図17に50℃水中、図18に100℃水中、図19に23℃、50%RHでの吸水速度を示します。吸水処理の参考データとしてお役立てください。

吸水速度

吸水速度2

吸水速度3