リスクマネジメント

リスクマネジメント体制

 ユニチカグループでは「リスクマネジメント規程」に基づき、リスクマネジメント委員会の下、リスクの発生の防止またはリスクが発生した場合の損失の最小化を図り、ユニチカグループの継続性を確保すべくリスクマネジメント体制を確立しています。

 当委員会は原則年1回開催し、ユニチカグループ全体で対応すべきリスク・業務運営への影響が大きいリスクへの対応策の取りまとめ、対応策の進捗状況の点検、リスク発生の原因究明および再発防止に関する事項などについての検討および審議を行います。委員会の結果は取締役会と監査役会に報告しています。

 リスクマネジメント委員会の委員長であるリスク管理統括責任者が代表取締役社長執行役員指揮の下、グループ全体のリスクマネジメントを統括し、事業部門・管理部門、グループ会社のリスク管理責任者が自部門/自社におけるリスクマネジメントを統括しています。

 ユニチカグループは中期経営計画 G-step30 1st において「社内風土・意識改革」を課題として挙げて、その一環としてリスクマネジメント体制の再構築を進めてきました。これまでにリスクマネジメント委員会が中心となって個別リスクと全社共通リスクの洗い出しと評価を行い、リスクマップを作成しました。各リスクの主管部署が半期毎にリスク対策シートを作成し、このシートを元に当委員会事務局がリスク対策の進捗管理を実施しています。さらに、新たなリスクが発現していないか、リスク評価が変わっていないかなど、リスクの見直しやリスクマップの更新を適時実施し、グループ全体の最新のリスクの把握、極小化に努めていきます。

 防災については 安全衛生と防災 を参照ください。

情報セキュリティ管理

 ユニチカグループでは「情報セキュリティ宣言」に基づき、情報セキュリティ基本方針と、運用のための社内規程を策定しています。

 運営組織である情報セキュリティ委員会を中心に管理・運用体制を確立し、情報セキュリティ事故の防止と対策の立案と実施、および教育・啓発を通じて、ユニチカグループの情報資産を保護しています。

 個人情報保護については、保有情報の取扱状況を定期的に点検し、安全管理措置の徹底を図るなど、法令に準拠した対応を行っています。

 また、高まり続けるサイバー攻撃の脅威とリスクに対し、専門機関による脆弱性診断サービスの継続実施、ランサムウェア対策(データの改ざん・消失からの保護)など、国内外の事業所やサプライチェーンを含めグループ全体で対策を行っています。さらに、標的型攻撃などの新たな脅威・リスクに対しても対策を進めています。具体的には、セキュリティツールを増強したほか、国内外のグループ従業員に対してe-ラーニングや訓練を実施し、日々の業務活動で事故が起こらないよう徹底しています。

情報セキュリティ宣言