経営理念体系
ユニチカグループの社会に対する根本的な考え方である「経営理念」は「暮らしと技術を結ぶことによって社会に貢献する」です。
ユニチカグループが社会で実現したいことである「ミッション」は「3つの『暮らし』のアプローチでSDGsに貢献する」、ミッションを実現した時のユニチカグループの理想的な状態(目指す姿)である「ビジョン」は「お客様から選ばれ続ける企業」です。
サステナビリティ方針
持続可能な開発
1987年に国連の「環境と開発に関する世界委員会」において「持続可能な開発」という概念が提唱されました。「持続可能な開発」とは「将来の世代の欲求を満たしつつ,現在の世代の欲求も満足させるような開発」のことです。この概念を元に、持続可能な社会を実現するため、2015年の国連において持続可能な開発目標(SDGs)が策定されました。
世界は人口問題、資源枯渇、気候変動、環境問題、水問題、食糧問題、貧困問題、人権問題などの様々な社会課題を抱えています。ユニチカは事業を通じてこれらの課題を解決し、持続可能な社会を実現することを目指しています。
サステナビリティ方針
サステナビリティ方針
ユニチカグループは事業活動を通じて暮らしと技術を結び、サステナブルな社会の実現に貢献していきます。
ユニチカグループは2022年にサステナビリティ委員会においてサステナビリティ方針を策定し、同年4月の取締役会で承認しました。この方針は、経営理念と、長期ビジョン実現に向けたグループのミッションをサステナビリティの観点から捉え、具体化したものです。
具体的な取り組み
ユニチカグループでは2030年に向けてユニチカが優先して取り組むべき経営課題として8つの優先課題(マテリアリティ)を定めています。製品が持つ価値に関する優先課題として、以下の3つの「事業に関する優先課題」を定めました。
事業に関する優先課題
- 安全で安心な暮らしの実現
- 便利で快適な暮らしの実現
- 環境と共生する暮らしの実現
これらは長期ビジョンにおいて定めた当社グループが事業を通じて社会で実現したいグループのミッションそのものです。
- 災害、事故、犯罪、健康被害等から人々を守るための製品を提供することによって「安全で安心な暮らしの実現」を目指します。
- デジタル化や多様化する生活習慣に対応する製品を提供することによって「便利で快適な暮らしの実現」を目指します。
- CO2削減、省資源、環境汚染防止に貢献する製品を提供することによって「環境と共生する暮らしの実現」を目指します。
事業を支える企業活動においても持続可能な活動が必要であると考え、5つの「企業活動に関する優先課題」を設定しました。
企業活動に関する優先課題
- 「環境と共生する企業活動の推進」
- 「人権を尊重」
- 「働きがいのある会社づくり」
- 「ダイバーシティの推進」
- 「サプライチェーンマネジメントの強化」
- 事業所からのCO2排出量を削減するなど環境に配慮した施策を通じて「環境と共生する企業活動の推進」に取り組みます。
- 国際社会の一員として、全てのステークホルダーの「人権を尊重」する取り組みを進めます。
- 従業員の健康的な生活を確保し、多様な人材がやりがいや働きがいを感じて働くことのできる環境を整えるために「働きがいのある会社づくり」と「ダイバーシティの推進」に取り組みます。
- 事業に関わるあらゆる方々とともにリスクの発見と回避に取り組むために「サプライチェーンマネジメントの強化」を進めます。
これらの優先課題を実現するための指標(KPI)と挑戦的な目標を設定しています。
優先課題の策定プロセスは以下をご覧ください。