品質保証・管理体制の再構築
ユニチカグループでは、社長を委員長とする「品質保証委員会」を定期的に開催し、ガバナンスを強化しています。2021年度はグループ内の営業部門の管理職60名を対象とした品質コンプライアンス教育や、品質保証業務関係者180名へのeラーニング教育を実施しました。
管理体制においては、グループ内の品質保証部門の組織強化、品質保証体制の構築、再整備にむけ、品質監査を継続的に実施しています。
今後も、「ユニチカグループ品質方針」に明記している「品質はコストや納期よりも優先する」ことへの理解と、品質保証を含めたコンプライアンスの意識がグループ全体に浸透するよう、社内風土・意識改革を推進していきます。
ユニチカグループ 品質方針
- 『品質はコストや納期より優先する』という価値観を持ち、お客さまが安心して安全にお使いいただける製品を提供します
- 製品・サービスに関わる法令やお客さまとの取り決めを順守します
- 品質要求を達成するために、設計、開発、製造の各工程において検証と検査を重ね、製品の品質を作りこみます
- 品質保証体制を継続的に整備し、品質の改善に努めます
品質保証に関するガイドラインより抜粋
<基本行動>
- 品質保証業務に携わる者は、製品・サービスに関わる法令や規則の遵守と、「不正・改ざんは絶対に起こさない、起こさせない」という強い意志を持って意識の徹底を図る。
- お客様との間で遵守可能な取り決めを行うとともに、その遵守状況を逐次確認する。
- 品質保証に関する情報について、事業部門内およびユニチカグループ各社と管轄部署間で共有を図る。
安全な製品を提供するために
ユニチカは、お客様に安全な製品を提供するために「製品安全管理規程」を制定しています。基本方針から責任の所在、推進体制、マニュアルの運用や適用の細則まで詳細に定めており、この規程に則って安全な製品の製造・販売に努めています。
なお、事故に繋がるおそれがあるクレームについては、品質保証委員会、PL中央委員会で情報を共有し、日々、再発防止の対策など改善活動を行っています。
品質コンプライアンス教育の様子